韓国人がよく食べる肉料理や消費量を、データを基に韓国人視点で紹介します。

目次
- ○ 韓国人と日本人の肉の消費量を比べてみました。
- ・1人当たりの年間消費量は、韓国人が51.5kg、日本人が35.7kgと大きな差がありました。
- ○ 鶏肉消費量では、韓国人が15kg、日本人が11kgです。
- ・韓国で鶏肉と言えば、フライドチキン、そして味付けチキン(양념치킨・ヤンニョムチキン)です。
- ・新大久保にも、韓国のチキン屋が増えていますが、韓国では、街のあちこちにチキン屋があります。
- ・韓国では、街に多いお店の象徴が、コーヒーショップとチキン屋です。
- ・商圏人口で見ると、大都市では2000人、田舎では1000人、全国平均1600人だそうです。
- ・出前好きの韓国人にとって、チキンは出前してくれるのも大きいと思います。
- ○ 牛肉は、韓国人が約9㎏、日本人が約8㎏でほぼ同じでした。
- ・牛肉と言えばカルビですよね。
- ・プルコギも牛肉の料理です。
- ○ 豚肉は、韓国人が約20㎏、日本人が約11㎏で、大きな差がありました。
- ・別に、韓国人が、年がら年中サムギョプサル(삼겹살)を食べているわけではありません。
- ・でも、日本人も、豚カツ食べるし、カレーに豚肉入っているし、豚肉をたくさん食べていると思います。
- ・韓国では、チーズとんかつが大人気です。
- ・以前は、肉が薄くて、全体的にぺったんこのものが多かったのですが、最近は、日本のような、肉厚のものが一般的になりました。
- ・韓国の料理人の第一人者であるペクジョンウォン(백종원)の人気番組『路地の食堂(골목식당)』でも、おいしいチーズとんかつのお店が登場しました。
- ・おいしいと評判の冷凍食品ピーコックでも、人気のある物のひとつが、チーズとんかつです。
- ○ 羊肉は、韓国人が約400g、日本人が約200gです。
- ・韓国では、2016年ころから、羊肉(양고기)の専門店が急に増えました。
- ・韓国の羊肉のお店は、中国人や、中国から来た中国朝鮮人がはじめたところが多いです。
- ・ですので、羊肉というと羊肉の串刺し(양꼬치)の店が多いです。
- ・元々が中国式なので、羊肉には、青島(チンタオ)ビールが似合います。
- ・骨付きのほうが、なんとなく羊肉っぽいんですが、ジンギスカンぽいのもあります。
- ・羊肉が流行った理由は、珍しさもありますが、体にいいという理由もあります。
- ○ 韓国人は、鴨肉を、年間、約2.5kg食べています。
- ・鴨肉は健康にいいため、2010年頃から、웰빙(Well-being)ブームに乗って消費量が一気に増えました。
- ・鴨肉もサンチュ(상추)に包んで食べます。
韓国人と日本人の肉の消費量を比べてみました。
OECDの資料によると、
1人当たりの年間消費量は、韓国人が51.5kg、日本人が35.7kgと大きな差がありました。
韓国人は、日本人の1.5倍、肉をたくさん食べている計算ですが、それでもEUやロシアより少なくて、中国より少し多いです。
鶏肉消費量では、韓国人が15kg、日本人が11kgです。
韓国人は、チキンが大好きです。韓国人の鶏肉消費量は年々増えていて、韓国人の70%以上が、週に一度は鶏肉を食べています。
韓国で鶏肉と言えば、フライドチキン、そして味付けチキン(양념치킨・ヤンニョムチキン)です。
子供たちも大好きですし、大人たちは、ビールといっしょに食べます。チキン(치킨)とビール(맥주)で、最近は(치맥・チメク)と言いますね。
新大久保にも、韓国のチキン屋が増えていますが、韓国では、街のあちこちにチキン屋があります。
私の両親の住む家の近くにも、たくさんあります。それだけ需要があるということなんです。韓国にもKFC(ケンタッキーフライドチキン)がありますが、それほど人気はありません。韓国オリジナルのチェーン店が人気です。とにかく、街中はチキン屋だらけです。
韓国では、街に多いお店の象徴が、コーヒーショップとチキン屋です。
韓国では、今、チキン屋が、全国に3万軒以上あるそうです。ソウルや釜山などの大都市では、半径100メートルちょっとに1軒の割合でチキン屋があります。
商圏人口で見ると、大都市では2000人、田舎では1000人、全国平均1600人だそうです。
そこに1600人の人が住んでいればチキン屋が1軒商売成立です。すごくないですか?
出前好きの韓国人にとって、チキンは出前してくれるのも大きいと思います。
韓国では、出前と言えば中華とチキンです。私の妹もチキンが大好きで、しょっちゅう出前を取って食べています。
最近は、なんでも出前してくれますけど。
牛肉は、韓国人が約9㎏、日本人が約8㎏でほぼ同じでした。
牛肉と言えばカルビですよね。
プルコギも牛肉の料理です。
豚肉は、韓国人が約20㎏、日本人が約11㎏で、大きな差がありました。
別に、韓国人が、年がら年中サムギョプサル(삼겹살)を食べているわけではありません。
テジカルビ(돼지갈비)もありますし、ボッサム(보쌈)もありますし、いろいろあります。
でも、日本人も、豚カツ食べるし、カレーに豚肉入っているし、豚肉をたくさん食べていると思います。
そんなに韓国人が豚肉食べているのか、実感としてあまり感じませんが、う~ん、韓国人は、焼肉で豚肉たくさん食べてるかなぁ。
韓国では、チーズとんかつが大人気です。
韓国で、日本料理の代表的な物と言えば、すし、うどん、とんかつです。とんかつは、韓国語で돈까스(トンカス)と言います。
以前は、肉が薄くて、全体的にぺったんこのものが多かったのですが、最近は、日本のような、肉厚のものが一般的になりました。
日本のものに近づいてきたと言えますね。そして、とんかつの中でも、最近人気なのは、チーズとんかつです。韓国では、以前は、チーズをそんなに食べなかったのですが、最近は、チーズ自体がブームと言ってもいいくらいで、それも、チーズとんかつが流行る理由かもしれません。
韓国の料理人の第一人者であるペクジョンウォン(백종원)の人気番組『路地の食堂(골목식당)』でも、おいしいチーズとんかつのお店が登場しました。
ペクジョンウォン(백종원)が、「日本のとんかつよりおいしい」と発言して、その店は、たちまち行列のできる人気店になりました。
おいしいと評判の冷凍食品ピーコックでも、人気のある物のひとつが、チーズとんかつです。
いつか日本に行ったら、ぜひ、本場のチーズとんかつが食べたい、そんな韓国人も多いのですが、日本では、チーズとんかつ、あんまりないですよね。
羊肉は、韓国人が約400g、日本人が約200gです。
韓国人の羊肉消費量は、この10年で3倍以上に増えています。
韓国では、2016年ころから、羊肉(양고기)の専門店が急に増えました。
それまでは、韓国で羊肉を食べる習慣はありませんでした。日本でも、羊肉は、北海道のジンギスカン以外は、あまり食べませんよね。臭いもきついですし。
韓国の羊肉のお店は、中国人や、中国から来た中国朝鮮人がはじめたところが多いです。
中国では、イスラムの人たちも多くて、屋台でも、たくさん羊肉のお店がありますが、それが韓国に入りました。
ですので、羊肉というと羊肉の串刺し(양꼬치)の店が多いです。
元々が中国式なので、羊肉には、青島(チンタオ)ビールが似合います。
骨付きのほうが、なんとなく羊肉っぽいんですが、ジンギスカンぽいのもあります。
羊肉が流行った理由は、珍しさもありますが、体にいいという理由もあります。
カルシュウムやビタミンが豊富なため、男性にとっては精力強化、女性にとっては皮膚美容に効果的だそうです。また、羊肉には、体を温める効果があり、また、カロリーが低いため、ダイエットにも最適で、更には、ビタミンB1がストレス解消や鉄分やカルシュウムが貧血予防にと、とっても身体にいいそうです。
韓国人は、鴨肉を、年間、約2.5kg食べています。
日本人は、ほとんど食べないようで、データが見つけることができませんでした。
鴨肉は健康にいいため、2010年頃から、웰빙(Well-being)ブームに乗って消費量が一気に増えました。
鴨肉は臭いがきついので、ワイン漬けなどで臭いを消します。