最近の韓国の若者はビールに焼酎を少しだけ入れて飲みます。ソメクと言います。
最近の若者たちは、以前のように、強いお酒を飲みません。お酒の飲み方が大きく変わりました。
目次
1 ビールに焼酎を少しだけ入れて飲みます。
ビールに、焼酎(소주・ソジュ)を入れたおちょこを落として、ビールと混ぜて飲むお酒を、韓国では爆弾酒と言います。酔うために飲むようなお酒ですが、韓国の飲み会では、よく読むお酒です。会社員の会食などでも飲みますし、以前は、大学生たちが集まっても、よく飲みましたが、最近の若い人たちは、アルコール度数の低いお酒を好むため、爆弾酒は、今の若い人たちにとっては、おじさんたちの悪い飲み方のイメージになっています。
爆弾酒の作り方は簡単です。ビールのグラスに焼酎用のおちょこを落とすだけです。自分で落としてもいいのですが、並べたビールグラスのふちに焼酎用のおちょこを置いて、いっせいにビールグラスに落とすのが一般的です。
味は、思ったよりも悪くありません。というより、けっこうおいしいです。ただ、焼酎をおちょこ一杯分丸々入れると、アルコールが強すぎるので、最近の若い人たちは、ビールに焼酎を少しだけ入れて飲みます。
爆弾酒と言わないで、ソメクと言います。
ソジュ(焼酎・소주)+メクチュ(ビール・맥주)の最初の文字をつなげてソメク(소맥)です。ソメクを作るときに、どのくらい焼酎を入れると、どのくらいのソメクになるか、一目でわかるソメク用グラスもあって、楽しみながら飲むことができます。
ソメクの作り方は、まず、ソメク用グラスの下の方に、いくつかある線のひとつに合わせて焼酎を入れます。この時、焼酎の量が多いと、それだけアルコールの強いソメクになります。そのあと、ふちに近い上のほうの線に合わせてビールを入れて、できあがりです。
ソメクは、焼酎2対ビール8くらいが一番おいしい黄金比率のようです。
ちなみに、爆弾酒という言い方ですが、元々は、日本軍で使われていた言葉のようです。