韓国人のよく食べる果物や摂取量を、韓国人の視点でご紹介します。

目次
- ○ 果物の消費量と、ついでに野菜の消費量を比べてみました。
- ・果物も野菜も、韓国人は日本人の倍くらい食べています。
- ○ よく食べる果物は、だいたい同じです。
- ・日本の1位から3位は、バナナ、りんご、みかんです。
- ・韓国の1位から4位は、りんご、みかん、梨、バナナです。
- ○ 日本人は「まくわうり」を食べないんですね。
- ・韓国はまくわうり(참외・チャメ)をよく食べます。
- ○ 日本ではグレープフルーツをたくさん食べますね。
- ・韓国でグレープフルーツやレモンは健康のために飲むか、ダイエットのためです。
- ・韓国では、マンゴジュースをよく飲みます。
- ○ 柿は、韓国でも、あまり甘くなかったり、硬いものがあります。
- ・柿は、熟すと柔らかくなって渋みがなくなり、とても甘くなります。
- ・そんな、熟した柿を、熟柿(ホンシ)と言います。
- ・日本にもあるみたいですが、あまりポピュラーじゃないみたいですね。
- ○ 「すいか」には砂糖をかけます。
- ・いちごもトマトも砂糖をつけて食べます。
- ○ 風邪を引いたら、蜂蜜入りの梨汁を飲みます。
- ・梨の上部分を切り取って、中をくりだします。
- ・くり出した梨3分の1くらいと蜂蜜を入れ、なつめやトラジを入れます。
- ・切り取った梨でふたをして大きな器に入れます。そして、器ごと更になべなどに入れ、15分から30分温めると汁が出ます。
- ○ 日本には、フルーツケーキがないですね。
- ・いろいろな果物の載った「生果物ケーキ」のほうが一般的です。
- ○ 日本にはバナナ牛乳がないんですね。
- ・バナナ牛乳は、バナナの濃縮果汁と牛乳85%でできています。
果物の消費量と、ついでに野菜の消費量を比べてみました。
上が果物、下が野菜 成人1人当たりの平均摂取量
果物は、世界平均が213g、WHO推奨が200g、韓国161g、日本90g、
野菜は、世界平均が384g、WHO推奨が250g、韓国540g、日本249g、
果物も野菜も、韓国人は日本人の倍くらい食べています。
日本は果物がおいしいですけど、高すぎて、気軽に食べられないですよね。
韓国は日本ほどおいしくないですけど、気軽に食べている印象です。
よく食べる果物は、だいたい同じです。
日本の1位から3位は、バナナ、りんご、みかんです。
バナナが断トツの1位です。
バナナをたくさん食べる理由は、安いからだそうです。
果物を日常的に食べたくても、食べられない現実があるみたいですね。
韓国の1位から4位は、りんご、みかん、梨、バナナです。
韓国人は、日本人より、梨をよく食べるようです。
日本人は「まくわうり」を食べないんですね。
韓国はまくわうり(참외・チャメ)をよく食べます。
日本も昔は「まくわうり」を食べていたそうですね。でも、どんどん高級化して、みんなメロンを食べるようになったそうですね。
韓国も最近は高級メロンが増えていますから、いつか日本のようになるかもしれませんけど。
日本ではグレープフルーツをたくさん食べますね。
食べるだけじゃなくて、グレープフルーツジュースもよく見ます。日本はグレープフルーツジュースやレモンジュースが多くて、韓国人には、どうしてこんな酸っぱいものを飲むのか不思議です。
韓国でグレープフルーツやレモンは健康のために飲むか、ダイエットのためです。
以前、デンマークダイエットというダイエットが流行して、グレープフルーツがたくさん売れたことがありますが、そんな時以外食べません。
韓国では、マンゴジュースをよく飲みます。
日本ではマンゴジュースはあまり見かけませんね。
見かけないというより、探しても、ほとんど売っていません。以前、家の近くのホームセンターで安売りしていましたが、韓国のものでした。
柿は、韓国でも、あまり甘くなかったり、硬いものがあります。
柿は、熟すと柔らかくなって渋みがなくなり、とても甘くなります。
とろんとろんになります。
そんな、熟した柿を、熟柿(ホンシ)と言います。
柿をただほっておいても、おいしい熟柿(홍시・ホンシ)にはならなくて、密閉容器にりんごなどといっしょに入れておくと、一週間くらいで、おいしい熟柿(ホンシ)になるそうです。
日本にもあるみたいですが、あまりポピュラーじゃないみたいですね。
韓国では、普通の柿より人気があります。やっぱり、果物は甘いのがいいですから。
「すいか」には砂糖をかけます。
韓国ではすいかには砂糖をかけます。韓国で、すいかに塩をかけると言ったら、びっくりされます。日本で「すいかには塩」と聞いて信じられませんでした。韓国では、甘くするならすいかだけでなく、
いちごもトマトも砂糖をつけて食べます。
風邪を引いたら、蜂蜜入りの梨汁を飲みます。
韓国では、風邪をひいたら病院へ行きます。病院で注射を打って薬を飲みます。これで普通は治りますが、それでも治らなかったり、せきとかが残っているようだったら、蜂蜜入りの梨汁を作って飲みます。
医学的な根拠はわかりませんが、昔から行われている民間療法です。
作り方は簡単です。
梨の上部分を切り取って、中をくりだします。
くり出した梨3分の1くらいと蜂蜜を入れ、なつめやトラジを入れます。
切り取った梨でふたをして大きな器に入れます。そして、器ごと更になべなどに入れ、15分から30分温めると汁が出ます。
この汁が梨汁です。梨の中にも汁が出るので、それも飲みます。
ドラマなどでも時々出てきますから、見たことある方も多いと思います。
だいたい、お母さんが作ってくれます。
日本には、フルーツケーキがないですね。
韓国にも、イチゴだけのケーキがありますが、
いろいろな果物の載った「生果物ケーキ」のほうが一般的です。
緑色のキウイ、黄色のパイナップル、橙色のオレンジ、赤色のいちご、さくらんぼ、トマト、
4色くらい並んでいるのが多いです。中には、お菓子を使って、更に色を増やしたものもあります。
日本にはバナナ牛乳がないんですね。
バナナ牛乳は1974年にはじめて出ました。当時はバナナが高級品でした。
バナナ牛乳は、バナナの濃縮果汁と牛乳85%でできています。
黄色い色で、子供が好きな甘い味で、おいしいです。ピングレ(빙그레)という会社が出しました。
日本に来る前は、バナナ牛乳は日本にもあると思っていたのですが、日本で見たことがありません。韓国人同士でも、日本にありそうでない物の一番です。
⇒韓国人の好きな海産物と消費量
⇒韓国人のよく食べる肉料理や消費量
⇒韓国は、お米の消費量が減っています。