韓国語で「いただきます」「ごちそうさまでした」使い方徹底解説![音声付き]
ご飯を食べる時の挨拶言葉と、ご飯を食べた時の挨拶言葉をご紹介します。
挨拶の習慣が少し違うので、言葉も違ってきます。そんな文化の違いもご紹介します。
挨拶の言葉ですが、せっかくなら韓国人に通じる発音で話したいですよね。カタカナ棒読みでは通じません。
発音のコツも伝授します。
「ごちそうさまでした」
目次
- ○ 1「いただきます」は「チャル モッケッスムニダ(잘 먹겠습니다)」
- ・日常のくだけた丁寧形は「チャルモグルケヨ(잘 먹을게요)」
- ・『パンマル(タメ口)』は「チャルモグルケ(잘 먹을게)」
- ・ご飯を提供する側は
- ○ 2「ごちそうさまでした」は「チャルモゴッスムニダ(잘 먹었습니다)」
- ・日常のくだけた丁寧形は「チャルモゴツソヨ(잘 먹었어요)」
- ・親近感を出すために「マシッケ~(맛있게 ~)」「おいしく~」もよく使います。
- ○ 3 発音の注意点
- ・「チャル」の「ル」は、「Ru」ではなく「L」です。
- ・「スムニダ」の実際の発音は「スムミダ」
- ・「モッケッスムニダ」「モゴッスムニダ」は「ッス」
- ○ 4 実際には、挨拶表現をあまり使っていません。
- ・礼儀が必要な場面では使います。
- ・家族の間や友人同士で改まった挨拶はしません。
- ○ 5 食べる時のマナーが結構違います。
- ○ 6 使えそうな表現はフレーズで覚えてしまいましょう。
- ○ 7 本格的に韓国語を勉強してみよう!
1「いただきます」は「チャル モッケッスムニダ(잘 먹겠습니다)」
直訳すると「よくいただきます」、これが基本の挨拶表現です。
「チャル(잘)」が「よく」、そして「食べる」という意味の単語「モクタ(먹다)」が活用します。語尾の「タ(다)」を取って、「ケッ(겠)」が目上の人に対する意志・謙譲、「スムニダ(습니다)」が丁寧の意味、日本語の「です・ます」に当たります。
正式な挨拶表現です。
日常のくだけた丁寧形は「チャルモグルケヨ(잘 먹을게요)」
近い関係の人に使います。そこまで改まったあいさつではなく「いただきますね」「いただくね」くらいの表現です。
「チャル」が「よく」、「ルケヨ(을게요)」で意志を表します。「よく食べますね」くらいの感じです。
『パンマル(タメ口)』は「チャルモグルケ(잘 먹을게)」
丁寧の「ヨ(요)」を取った形です。友達や目下に使います。直訳すると「よく食べるね」となります。
ご飯を提供する側は
「マシッケトゥセヨ(맛있게 드세요)」、直訳すると「おいしく召し上がってください」
「マーニトゥセヨ(많이 드세요)」、「おいしく召し上がってください」
「マーニモゴ(많이 먹어)」、「たくさん食べて」です。
「マーニ」が「たくさん」の意味です。発音は「マニ」と「マーニ」の間くらいですが、「たーくさん」と、伸ばして強調するように「マーニ」ということが多いです。
「たくさん」出すのがおもてなしです。これは食べられない時代が長かったこともあります。また、「食べる物」には「思いやり」の気持ちが入っています。もてなされた物をたくさんいただくのは、「思いやりの気持ち」をいただくことです。
韓国人はそんな「気持ちのやり取り」を大事にします。
マシッケトゥセヨ(おいしく召し上がってください)は、命令ではありません。
2「ごちそうさまでした」は「チャルモゴッスムニダ(잘 먹었습니다)」
「オッ(었)」が過去、「スムニダ(습니다)」が「です・ます」です。
「ごちそうさまでした」の正式な挨拶表現です。
「いただきます」の「チャルモッケッスムニダ」と似ているので間違いやすいです。文法的には「ケッ(겠)」が目上の人に対する意志・謙譲、「オッ(었)」が過去、そこで区別をしますが、韓国語がよくわからない人は、頑張って丸覚えするしかありません。
日常のくだけた丁寧形は「チャルモゴツソヨ(잘 먹었어요)」
「よく食べました」という意味です。
「ヨ」は「スムニダ」ほどかたくない、日常会話で使う丁寧形です。
親近感を出すために「マシッケ~(맛있게 ~)」「おいしく~」もよく使います。
「マシッケモゴッスムニダ(맛있게 먹었습니다)」
「マシッケモゴツソヨ(맛있게 먹었어요)」
直訳すると「おいしく食べました」です。近い関係の人にはこちらをよく使います。
「マシッケ」が「おいしく」、「モゴッスムニダ」「モゴツソヨ」が「食べました」です。
こちらの表現のほうが親しみがこもっていて、実際にはよく使います。覚えるなら、こちらのフレーズで覚えたほうがいいかもしれません。
3 発音の注意点
カタカナを日本語式に読んでも、韓国人には通じません。発音のコツがあります。
「チャル」の「ル」は、「Ru」ではなく「L」です。
舌を上の歯の付け根につけます。その状態が「L」です。無理に「ル」と言わなくて大丈夫です。舌先を上歯の付け根につけて「ヴ―」というのが「L」の音です。この音ができると、かなりきれいな発音になります。
「スムニダ」の実際の発音は「スムミダ」
「ム」で口をつぐんでください。そして、すぐに「ミダ」と続けてください。口をつぐんで、すぐに「ニ」の音は、発音しにくいです。韓国人も、普通の会話の速度で話す時は、「ニ」の音はほとんど出ていません。「ミダ」で大丈夫です。
「モッケッスムニダ」「モゴッスムニダ」は「ッス」
濃音化と言いますが、「ス」が、喉を詰めた感じの発音で「ッス」のようになります。
4 実際には、挨拶表現をあまり使っていません。
韓国人は、日本人のように、食べる前や食べた後に、あいさつする習慣がありません。
また、日本人は「食べ物」自体に感謝の気持ちを表すため、一人で食べる時も両手を合わせて感謝の気持ちを表してから食べますが、韓国では、作ってくれた人に感謝の気持ちを表します。ですので、「チャルモッケスムニダ」というのは、作ってくれた人に対してです。
礼儀が必要な場面では使います。
よその家へ行って食事をごちそうになる時などには使います。
正式な「挨拶言葉」は、元々、フォーマルな場面、言い換えると、人間関係に距離のある場合に使うものでした。
家族の間や友人同士で改まった挨拶はしません。
自宅では、特にあいさつなしに食べ始めますし、食べ終わって片づけます。
母に「早く食べな」と言われて「うん」と言って食べ始めたり、「もうお腹いっぱい」と言って食べ終わったりします。
5 食べる時のマナーが結構違います。
6 使えそうな表現はフレーズで覚えてしまいましょう。
音声で聞いて、耳から覚えてしまいましょう。そうすれば、韓国行っても使えますし、ドラマでも聞き取れるようになります。
他にも、挨拶表現、自己紹介の表現、韓国に旅行に行った時使える表現、ぜひ見ておいてください。そして、韓国へ行った時に使ってみてください。言葉が通じると楽しいですし、ドラマを見て、聞き取れると楽しいですよね。
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