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韓国の暮らし 7【生活習慣・一般常識・軍隊】

韓国は世界一のキャッシュレス社会

投稿日:2022年12月3日 | 最終更新日:2024年3月4日

韓国は現在世界一のキャッシュレス社会で、現金の使用率は5%以下です。これは1997年の金融危機、いわゆるIMF以降に、政府が政策としてカード払いを奨励したことにはじまっています。
ここでは、キャッシュレス社会になった、その理由などについて詳しくご紹介します。

目次 ▼

1 韓国では現金を使わない

カードを持たない高校生、大学生たちもモバイル決済

現金を持ち歩きません。

現金払いだとおつりを数えて渡す手間がかかる

コンビニやカフェなどでレジがアルバイト生の時は、おつりを渡すのが面倒なので、現金で払うと露骨に嫌な顔をされたり、カードはないかと聞いて来たりします。
そんな現金払いをする、それも小銭で払う、自分たちに面倒なことをさせる客を、アルバイト生たちは「小銭 villan」と呼んでいます。villan(ヴィラン)は、映画、アベンジャーズに出てくる悪党たちのことです。小銭で払う人は、若いアルバイト生からは悪党扱いです。

以前は、個人経営の商店主は、売上をごまかすため現金でもらうことを好んだ

最近は高額でなければカードが喜ばれます。

2 1990年代までの韓国では、税金をごまかして払わないのは当たり前だった

しかし1997年に外貨不足となりました。いわゆるIMFです。韓国政府はなんとか税収を増やさなければなりませんでした。

脱税を防ぐ目的でお金の流れを透明化するため国民にカード払いを奨励した

カードで払った分は年末調整で税の控除が受けられるようにしました。

カード会社も特典つきでどんどんカードを発行してくれた

韓国は一気にカード払い社会になりました。

どんな小さな店でもカードで払えてバスも電車もカードで乗れるようにした

カード一枚あればそれで支払いが全部できるようになりました。政府が政策として進めました。

その結果、韓国での現金決済率は5%以下になった

世界一のキャッシュレス社会になりました。
今の小さい子供たちに「お金」というと、親が現金を扱う姿を見ていないので、機械にカードを通す仕草をするそうです。

3 日本はキャッシュレスの比率が30%ちょっと

日本も最近税金を使ってモバイル決済を奨励している

でも、日本では現金で払う人が多いので、レジで並んでいて、前の人がお財布から1円玉とかを数えながら、ゆっくりゆっくり出していると、後ろに並んでいていらいらすることがあります。そういう人はお年寄りに多いですけど。

キャッシュレスにするとレジでの計算時間が短縮するため人件費の節約にもなる

客も列に並ぶ時間の短縮でいらいらすることはなくなります。

世界はキャッシュレスに進んでいる

そこについていかないと、日本はどんどん遅れてしまうと思います。キャッシュレスも様々なシステムが関わります。そんなシステム開発でも日本は遅れてしまいます。世界に先駆けるのが先進国だと思いますが。

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監修者

監修者の写真

<出身大学>

新丘大学家庭教育学部

<略歴>

ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

監修者の写真

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)

韓国語教室ハングルちゃん代表

<資格>

通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)

<出身大学>

京都大学農学部卒業

<略歴>

東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。