発音のまとめ 【発音変化の規則のまとめ】
ここでは、『発音の変化の規則』を学習します。
ここまで、ハングルの読み方を学習しましたが、文字を、その文字の音通りに読まない、発音が少し変わるものがあります。
日本語でも、発音しやすく音が変わることはたくさんあります。
例えば、楽器。「がくき」が、発音しやすく「がっき」に変わっています。
日本語では、発音通りに、文字のほうも「く」を「っ」に変えていますが、韓国語では、「がくき」と書いたままで、「がっき」と読む。そんな感じになります。
ハングルでは、発音しやすいように、読み方が変わっても、文字はそのままです。
ですので、どう読み方が変わるのか、きちんと知っておく必要があります。
と言っても、規則を覚えるのではなく、たくさん発音しながら、確かにこのほうが発音しやすいな、そんな感じで、文字と発音を丸ごと覚えて、感覚を身につけていくようにしてください。結局、それが早道です。
Ⅰ 発音変化の規則
1 語中の[ㅎ]は、音が弱くなるか、音がなくなる。
例) 안녕히 ⇒ [안녕이]
영화〔映画〕⇒[영와]
2 慣用的に読み方の変わる物がある。
例) 연하장〔年賀状〕⇒[여나짱]
십육〔十六〕⇒[심뉵]
Ⅱ パッチムの音の変化
1 パッチムに続く子音が[ㅇ](無音の子音)
①パッチムは、子音の位置に入り込む。【連音化】
ただし、パッチム[ㅇ(NG)]はそのまま。[ㅎ]は無音となって消える。
例) 일본은(日本は)⇒[일보는]
빵은(パンは)⇒[빵은]
좋아요(いいですよ)⇒[조아요]
② 連音化の際、[ㅎ]以外のT型パッチム[ㄷㅌㅅㅈㅊ] は、同じ、[ㅎ]以外のT型パッチム[ㄷㅌㅅㅈㅊ]の別の音に変わることがある。
[ㄷㅌㅅㅈㅊ] ⇒ [ㄷㅌㅅㅈㅊ]
例) 맛없다(おいしくない)⇒[마덥따] [ㅅ]⇒[ㄷ]に変化
같이(一緒に)⇒[가치] [ㅌ]⇒[ㅊ]に変化
2 パッチムに続く子音が[ㅎ]
① パッチムが激音のある子音[ㄱㄷㅂㅈ]の時、音が合わさって、ひとつの激音になる。
ㄱ+ㅎ⇒ㅋ ㄷ+ㅎ⇒ㅌ ㅂ+ㅎ⇒ㅍ ㅈ+ㅎ⇒ㅊ
例) 축하〔祝賀〕⇒[추카]
② [ㄱㄷㅂㅈ]以外のパッチムの時、[ㅎ]は無音となって、[ㅇ](無音の子音)の時と同様、パッチムは、子音の位置に入り込む。【連音化】
例) 시원하다(涼しい) ⇒ 시워나다
3 パッチムに続く子音が、[ㄱㄷㅂㅅㅈ] (濃音を持つ音)
① パッチムにも、濃音を持つ音[ㄱㄷㅂㅅㅈ]が来た時、パッチムに続く子音は、濃音で発音する。
例) 학교〔学校〕⇒[학꾜]
있다(いる・ある)⇒[읻따]
입시〔入試〕⇒[입씨]
② パッチムが[ㄴㄹㅁ]の時、子音の[ㄱㄷㅅㅈ]が濃音になることがある。
例) 한자〔漢字〕⇒[한짜]
일등〔一等〕⇒[일뜽]
③ パッチムに[ㅎ]が来た時、[ㄱㄷㅂㅈ](激音のある子音)と合わさって、ひとつの激音になる。2①と同じ。
ㄱ+ㅎ⇒ㅋ ㄷ+ㅎ⇒ㅌ ㅂ+ㅎ⇒ㅍ ㅈ+ㅎ⇒ㅊ
例) 좋다(いい)⇒[조타]
4 パッチムに続く子音が[ㄴㄹㅁ]
① パッチムが[ㄴ]、パッチムに続く子音が[ㄹ]の時、パッチムの[ㄴ]が[ㄹ]に変わる。
パッチムが[ㄹ]、パッチムに続く子音が[ㄴ]の時、子音の[ㄴ]が[ㄹ]に変わる。
つまり、[ㄴ]+[ㄹ]、[ㄹ]+[ㄴ]、どちらも[ㄹ]+[ㄹ]になる。
例) 펀리〔便利〕⇒[펼리]
일년〔一年〕⇒[일련]
② パッチムが[ㅁ][ㅇ]の時、子音の[ㄹ]は[ㄴ]になる。
例) 감량〔減量〕⇒[감냥]
경력〔経歴〕⇒[경녁]
③ パッチムが[ㄱㅂㄷ]の時、「ㄱ]は[ㅇ]( NG)に、[ㅂ]は[ㅁ]に、[ㄷ]は[ㄴ]に変わる
『同じ口の形のパッチムの中で、発音しやすいものに変わる』
のどをつめるタイプのパッチム ㄱ型、ㅇ型
口をつぐむタイプのパッチム ㅂ型、ㅁ型
舌をつけるタイプのパッチム ㄷ型、ㄴ型、ㄹ型
例) 학년〔学年〕⇒[항년]
합니다(します)⇒[함니다]
있네요(いますね)⇒[인네요]
更に、子音の[ㄹ]は、[ㄴ]に変わる。②の法則が適用される。
例) 박람회〔博覧会〕⇒[방남회]
합리〔合理〕⇒[함니]
ここまで、ハングルの読み方を学習しましたが、文字を、その文字の音通りに読まない、発音が少し変わるものがあります。
日本語でも、発音しやすく音が変わることはたくさんあります。
例えば、楽器。「がくき」が、発音しやすく「がっき」に変わっています。
日本語では、発音通りに、文字のほうも「く」を「っ」に変えていますが、韓国語では、「がくき」と書いたままで、「がっき」と読む。そんな感じになります。
ハングルでは、発音しやすいように、読み方が変わっても、文字はそのままです。
ですので、どう読み方が変わるのか、きちんと知っておく必要があります。
と言っても、規則を覚えるのではなく、たくさん発音しながら、確かにこのほうが発音しやすいな、そんな感じで、文字と発音を丸ごと覚えて、感覚を身につけていくようにしてください。結局、それが早道です。
Ⅰ 発音変化の規則
1 語中の[ㅎ]は、音が弱くなるか、音がなくなる。
例) 안녕히 ⇒ [안녕이]
영화〔映画〕⇒[영와]
2 慣用的に読み方の変わる物がある。
例) 연하장〔年賀状〕⇒[여나짱]
십육〔十六〕⇒[심뉵]
Ⅱ パッチムの音の変化
1 パッチムに続く子音が[ㅇ](無音の子音)
①パッチムは、子音の位置に入り込む。【連音化】
ただし、パッチム[ㅇ(NG)]はそのまま。[ㅎ]は無音となって消える。
例) 일본은(日本は)⇒[일보는]
빵은(パンは)⇒[빵은]
좋아요(いいですよ)⇒[조아요]
② 連音化の際、[ㅎ]以外のT型パッチム[ㄷㅌㅅㅈㅊ] は、同じ、[ㅎ]以外のT型パッチム[ㄷㅌㅅㅈㅊ]の別の音に変わることがある。
[ㄷㅌㅅㅈㅊ] ⇒ [ㄷㅌㅅㅈㅊ]
例) 맛없다(おいしくない)⇒[마덥따] [ㅅ]⇒[ㄷ]に変化
같이(一緒に)⇒[가치] [ㅌ]⇒[ㅊ]に変化
2 パッチムに続く子音が[ㅎ]
① パッチムが激音のある子音[ㄱㄷㅂㅈ]の時、音が合わさって、ひとつの激音になる。
ㄱ+ㅎ⇒ㅋ ㄷ+ㅎ⇒ㅌ ㅂ+ㅎ⇒ㅍ ㅈ+ㅎ⇒ㅊ
例) 축하〔祝賀〕⇒[추카]
② [ㄱㄷㅂㅈ]以外のパッチムの時、[ㅎ]は無音となって、[ㅇ](無音の子音)の時と同様、パッチムは、子音の位置に入り込む。【連音化】
例) 시원하다(涼しい) ⇒ 시워나다
3 パッチムに続く子音が、[ㄱㄷㅂㅅㅈ] (濃音を持つ音)
① パッチムにも、濃音を持つ音[ㄱㄷㅂㅅㅈ]が来た時、パッチムに続く子音は、濃音で発音する。
例) 학교〔学校〕⇒[학꾜]
있다(いる・ある)⇒[읻따]
입시〔入試〕⇒[입씨]
② パッチムが[ㄴㄹㅁ]の時、子音の[ㄱㄷㅅㅈ]が濃音になることがある。
例) 한자〔漢字〕⇒[한짜]
일등〔一等〕⇒[일뜽]
③ パッチムに[ㅎ]が来た時、[ㄱㄷㅂㅈ](激音のある子音)と合わさって、ひとつの激音になる。2①と同じ。
ㄱ+ㅎ⇒ㅋ ㄷ+ㅎ⇒ㅌ ㅂ+ㅎ⇒ㅍ ㅈ+ㅎ⇒ㅊ
例) 좋다(いい)⇒[조타]
4 パッチムに続く子音が[ㄴㄹㅁ]
① パッチムが[ㄴ]、パッチムに続く子音が[ㄹ]の時、パッチムの[ㄴ]が[ㄹ]に変わる。
パッチムが[ㄹ]、パッチムに続く子音が[ㄴ]の時、子音の[ㄴ]が[ㄹ]に変わる。
つまり、[ㄴ]+[ㄹ]、[ㄹ]+[ㄴ]、どちらも[ㄹ]+[ㄹ]になる。
例) 펀리〔便利〕⇒[펼리]
일년〔一年〕⇒[일련]
② パッチムが[ㅁ][ㅇ]の時、子音の[ㄹ]は[ㄴ]になる。
例) 감량〔減量〕⇒[감냥]
경력〔経歴〕⇒[경녁]
③ パッチムが[ㄱㅂㄷ]の時、「ㄱ]は[ㅇ]( NG)に、[ㅂ]は[ㅁ]に、[ㄷ]は[ㄴ]に変わる
『同じ口の形のパッチムの中で、発音しやすいものに変わる』
のどをつめるタイプのパッチム ㄱ型、ㅇ型
口をつぐむタイプのパッチム ㅂ型、ㅁ型
舌をつけるタイプのパッチム ㄷ型、ㄴ型、ㄹ型
例) 학년〔学年〕⇒[항년]
합니다(します)⇒[함니다]
있네요(いますね)⇒[인네요]
更に、子音の[ㄹ]は、[ㄴ]に変わる。②の法則が適用される。
例) 박람회〔博覧会〕⇒[방남회]
합리〔合理〕⇒[함니]