韓国の、公文、ベネッセについて、韓国人の視点で紹介します。

目次
- ○ 日本で人気の公文が、韓国でも少しずつ人気となり、子供やベビーだけでなく成人の会員も大きく伸びています。
- ・公文はテレビでもよく宣伝してます。
- ・最近は有名タレントを使って宣伝しているので、韓国人で公文を知らない人は、お年寄りを除いて恐らくいません。
- ・韓国では「自信満々公文」です。
- ・韓国の公文は、家で一人でたくさん独習して、週に1回先生が来て、直接指導を受ける、というスタイルです。
- ・子供たちだけでなく、忙しい会社員たちが、主に語学の習得を目指して公文の会員になることも多いです。
- ・子供も成人も、とにかく反復練習です。家で反復練習して週一回公文の先生に会う、というのが公文のスタイルでした。
- ・コロナの影響もあり、タブレット方式に一気に移行しました。
- ・公文の会員は2019年に10万人を突破し、急成長を続けています。
- ○ 日本の「しまじろう」も、韓国で頑張っています。
- ・こどもちゃれんじ(아이잴린지)と、名前もそのままで、ベネッセが韓国でも発売し、購読者が増えています。
- ・しまじろうは、韓国ではホビー(호비)と名を変えます。
- ・値段は、日本では、12ヶ月定期購読の場合1か月当たり1697円ですが、韓国では1か月当たり32500ウォンです。
- ・韓国の「こどもちゃれんじ」が高いのは、付録が日本のより断然豪華だからです。
- ○ 子供に読んであげる本のシリーズで、チャイルドアップルが人気です。
- ・チャイルドアップルは、作者の多くが日本人です。
- ・日本のものを翻訳しています。
- ・本の内容は、とっても日本的です。
- ・韓国で、小さい子供を持つお母さんにはチャイルドアップルで通じます。
- ・韓国人作家たちのセットもありますが、子供たちの人気は、欧米の作家と日本の作家のようです。
日本で人気の公文が、韓国でも少しずつ人気となり、子供やベビーだけでなく成人の会員も大きく伸びています。
でも、公文が何の意味なのか、日本から来たものなのか、よく知らない人も多いです。公文は、元々、公文公(くもんとおる)という人がはじめたものなんですね。私も最近まで公文が創設者の名字だとは知りませんでした。あんまり名字ぽくないですし。ちなみに、カシオも、創設者の名字(樫尾さん)なんですよね。これも最近まで知りませんでした。本田とか鈴木とかは名字とすぐ分かるんですが。
公文はテレビでもよく宣伝してます。
最近は有名タレントを使って宣伝しているので、韓国人で公文を知らない人は、お年寄りを除いて恐らくいません。
韓国では「自信満々公文」です。
韓国の公文は、家で一人でたくさん独習して、週に1回先生が来て、直接指導を受ける、というスタイルです。
これを、방문학습지(訪問学習紙)と言います。ですので、はじめは、빨간 펜(赤ペン)という別名で知られていました。子供たちの間では、このスタイルは、すっかり定着していました。
子供たちだけでなく、忙しい会社員たちが、主に語学の習得を目指して公文の会員になることも多いです。
韓国では、成人用のコースもあります。仕事が忙しくて定期的に語学学校に通えない人たちに、公文は、ぴったり合うようです。
子供も成人も、とにかく反復練習です。家で反復練習して週一回公文の先生に会う、というのが公文のスタイルでした。
コロナの影響もあり、タブレット方式に一気に移行しました。
全部やったら先生に見てもらいます。先生が途中の過程もチェックして直接指導してくれます。
日本にも、ベネッセやスマイルゼミなど小学生や中学生向けのタブレット学習がありますが、韓国のは直接先生が指導してくれるところが違います。それは、元々が訪問学習紙だったからです。
公文の会員は2019年に10万人を突破し、急成長を続けています。
日本の「しまじろう」も、韓国で頑張っています。
「しまじろう」は、ベネッセから出ている幼児用定期購読雑誌「子供チャレンジ」のキャラクターです。
日本の幼稚園児で「しまじろう」を知らない子はいません。
こどもちゃれんじ(아이잴린지)と、名前もそのままで、ベネッセが韓国でも発売し、購読者が増えています。
しまじろうは、韓国ではホビー(호비)と名を変えます。
値段は、日本では、12ヶ月定期購読の場合1か月当たり1697円ですが、韓国では1か月当たり32500ウォンです。
韓国では、日本の2倍近い値段です。
韓国の「こどもちゃれんじ」が高いのは、付録が日本のより断然豪華だからです。
韓国では、高くて豪華な方が売れるんですね。
逆に、日本では、ほどほどの値段でないと売れないという、子供にかける親の気持ちというか、日韓のお金のかけ方の差がはっきり出ています。
子供に読んであげる本のシリーズで、チャイルドアップルが人気です。
最近は、一冊ずつ買わないためか、本屋でもあまり並んでなくて、50冊とか60冊とかのセットを、インターネットなどで買う人が多いようです。売るほうも、そのほうが楽だし利益も出ますし。そんなセットの中で、特に人気のあるセットがふたつあるのですが、そのひとつがチャイルドアップルです。
チャイルドアップルは、作者の多くが日本人です。
日本のものを翻訳しています。
本の内容は、とっても日本的です。
チャイルドアップルのセットは、たいてい50冊から60冊くらいのセットで、20万ウォンから30万ウオンくらいの値段で売られています。内容は、全て、日本の出版社のものを翻訳したものです。
韓国で、小さい子供を持つお母さんにはチャイルドアップルで通じます。
チャイルドアップルは、チャイルドブック社のシリーズ本のひとつで、毎月毎月定期的に届けてくれる月刊絵本がチャイルドアップルです。
でも、韓国では、チャイルドアップルがひとつのブランドのようになっています。実は、チャイルドアップルが、元々日本のものだと私も知りませんでした。韓国のママたちも、チャイルドアップルの作家に日本人が多いことは知っていますが、元々日本で発売された月刊本をまとめて、韓国の出版社がセットとして販売しているということは知らない人が多いみたいです。多分、市販されていないシリーズだからかもしれません。
韓国人作家たちのセットもありますが、子供たちの人気は、欧米の作家と日本の作家のようです。
どちらがもっと人気とは言えず、子供たちの好みのようで、絵とか内容とかで、それぞれ好みがあるようです。私の甥っ子は、日本のが好みに合っているようです。