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韓国の暮らし(08)【行事・イベント】

韓国では5月15日は「先生の日」です。

目次

韓国では、5月15日は先生の日(스승의 날)です。

韓国語のススン(스승)は、先生というより師匠の意味に近いですが、先生も師匠です。

先生の日は、普通、授業はなく、講堂でイベントを行ったり、教室でお菓子を食べたりします。

クラスによっては、みんなで先生の似顔絵を書いたおそろいのTシャツを着てサプライズをすることもあります。

先生の日にもカーネーションを贈ります。

韓国では、家では父母が教え、学校では先生が教えると言います。そのため先生にもカーネーションです。

先生の日の歌もあります。

みんなで、先生に感謝の歌を歌います。

生徒の父母は、先生に贈り物を贈ります。

この贈り物には、賄賂の意味もあります。贈り物と言っても、現金が一番多いのですが。贈り物の現金を寸志と言います。この寸志を贈る父母が多いため、一時期、先生の日は、学校を休みにしていました。でも、それでは先生に失礼だということで、その日、学校は行きますが、寸志は禁止という通達が出ます。それでも、父母としては、何もあげないわけにはいかず、小さな贈り物とかを、相変わらず、こっそり贈っているらしいです。

この日は、生徒たちが先生に感謝の気持ちを伝える日なのですが、以前のように、贈り物を贈りにくくなっていて、簡単な物も、贈ることができません

2016年に不正な贈り物を禁止する法律ができました。
主な対象は、公務員や政治家ですが、学校の教員も公務員なので含まれます。
法案の内容は、簡単に言うと、食事の接待は3万ウォン以内、贈り物は5万ウォン以内、それを超えると処罰の対象になります。

個人で花を贈るくらいいいと思うのですが、それさえ禁止とされてしまいました。

学生個人が花、贈り物贈呈禁止 
学生代表だけが公開席上で贈呈可能

一方、先生のほうの意識も変わりました。

以前は、先生と言えば、給料は安いけど生徒たちのために頑張る、という存在でしたが、最近は就職難のため、給料の高い安定した公務員として就職の人気となっています。

そのせいか、最近は、以前と違い、生徒との交流自体をめんどくさがる、そんな、先生たちも増えているようです。

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