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韓国の暮らし【習慣・社会環境・社会問題】

昔のほうが情があったように思います

昔に比べると、韓国は本当に豊かになったと思います。

でも、人々の心は、逆に貧しくなったかもしれません。

 

私は、小学生の時、短い期間ですが、田舎に住んだことがあります。

小学校までバスで行きましたが、

バス停まで歩いて1時間かかりました。



ある朝、いつもと同じように、バス停までの道を歩いていると、

軍隊のトラックが止まって、

「どこまで行くの?」と聞かれました。

 

「バス停まで」と答えると、

「トラックに乗って行きな」と言われました。

 

でも、知らない人に付いて行ったり、

知らない人の車に乗ってはいけないと、

いつも両親に言われていたので、

トラックに乗らないでいると、

軍のお兄さんが、「軍人さんだよ、軍人さん、大丈夫だよ」と

何度も言いいました。

 

それでも乗らないでいると、

「じゃあ、気をつけて行きな」と言って、乾パンをくれました。

 

今だったら、軍の規律違反で、罰を受けるかもしれませんが、

昔は、気持ちに余裕があったように思います。

 

また、昔は、バスが今みたいにたくさん来なくて、

しかも、たまに来るバスは、みんな超満員でした。

 

あまりに人がいっぱいで、小学生の低学年だと、

降りたくても降りられなくなる時がありました。

 

そんな時「降ります」と言うと、

周りの大人たちがバケツリレーのようにして

バスの出口から降ろしてくれたり、

時には窓から、通りがかりの人に、更にリレーをして降ろしてくれました。

 

バスに中から、

「この子をちょっと降ろしてあげてくれ」と、

誰かが言うと、

近くにいる人たちは、当然のように、手を貸してくれました。

 

昔の人たちは、今の人たちより、情があったように思います。

 

今の人たちは、自分のことしか考えない、

そんな人が増えたように思います。

 

また、今と違って、90年代くらいまでは、

ソウル市内でも、乗客の多い路線では、

バスが満員で乗り切れないことがありました。

 

そんな路線の終バスは、超満員で、

それでも、なんとか終バスに乗ろうとする人が、

バスの入り口にぶら下がるようになって

バスが発車していました。

 

入り口の扉も閉まらないので、

運転手がアクセル踏んだり急ブレーキ踏んだりして車内を整えて、

入り口に立っている人が少しずつ車内に入って、

入り口の扉がやっと閉まるようなことも、普通にありました。

 

また、朝の通勤時間帯の電車も超満員で、

人が押されて、窓ガラスが割れたりすることも、

珍しくありませんでした。

 

でも、今はもうなくなりました。

 

昔に比べたら、ずっと楽に電車に乗れるし、

ずっと楽にバスに乗れます。

 

社会は豊かになって、本当は余裕ができたはずなのに、

人々の心は、逆に余裕がなくなりました。

 

それは、日本も同じかもしれませんね。

不思議ですね。

 

でも、そう感じるのは、もしかしたら、

私が歳を取ったからなのかもしれませんけど。

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