自殺率が世界一です
有名芸能人が自殺をするたびに、日本でもニュースになるので、
韓国人の自殺については、ご存じの方も多いと思いますが、
韓国で自殺するのは、有名タレントだけではありません。
韓国の人口当たりの自殺率は世界一です。
日本は、2011年をピークに、自殺者がどんどん減っているそうですが、
韓国も同じで、自殺者数は、2010年頃がピークでした。
ピークの時の自殺者数が、日本は3万人を越えていましたが、
昨年、2018年には、2万人ちょっとだったので、30%以上も減りました。
自殺を減らす取り組みを、熱心に行った結果ですよね。
韓国はピーク時に年間で約1万5千人でしたが、
2017年には1万2千人ほどに下がりました。
自殺者数は日本の半分ほどですが、人口が日本の40%くらいですから、
人口10万人当たりで比較すると、
ピーク時の自殺率が、韓国が31.7人、日本が25.8人となります。
その後、だいぶ改善されて、韓国24.3人、日本16.3人になっています。
韓国の自殺率は、先進国の集まりであるOECD加盟国でずっと1番でした。
現在は、リトアニアより下がって2番になりましたが、
自殺率が高いことには変わりません。
韓国では、1990年頃には年間の自殺者は3千人ちょっとでした。
しかし、その後の20年の間に自殺する人が5倍になりました。
昔は親にもらった命を自分から捨てるなんて、考えられなかったのですが、
有名タレントの自殺もあって、
なんか簡単に自殺する国になってしまった感じがします。
ここでも、1980年代までは、はるか上にいた日本を追い抜いてしまいました。
自殺の理由としては、
10代は、学業や交友関係
20代~30代は、長期の失業
40代~50代は、子供の教育費の負担
などが主な原因と言われています。
日本では、
10代は、学校問題、健康問題
20代~50代は、健康問題、経済・生活問題
60代は、健康問題
となっていて、日本は健康問題で自殺する人が多く、
韓国はお金の問題で自殺する人が多いようですね。
統計資料としては、OECD加盟国のものしかありませんが、
OECD国以外で、自殺の多い国は聞いたことがないので、
ほぼ間違いなく世界一です。

↑
OECD主要国 自殺率 推移
自殺率は、人口10万人当たりの自殺者数で、
赤線が韓国、オレンジが日本、青がフィンランド、水色がアメリカ、緑が平均、
灰色がイギリスです。
韓国では、90年代前半までは、自殺者はそれほど多くなかったのですが、
高度成長期を過ぎて以降、どんどん自殺率が上がってきました。
90年代でも、97年が飛び出て高いのは、その年に、経済危機があったからです。
外貨危機、IMF時代です。

↑
人口10万人当たりの自殺率、
上から、韓国、ハンガリー、日本、ポーランド、フィンランド、アメリカ、スイス、
平均、スウェーデン、ドイツ、オランダ、イタリア、トルコです。
韓国では、経済状況と比例して、自殺率が上がります。
韓国では、貧富の差が大きいです。
一部大企業勤務の社員か、企業経営者以外は、みな、経済的に家計は大変です。
少し話が変わりますが、
例えば、韓国の幼稚園は、ソウル市内では園庭のないところも多く、
日本だったら、幼稚園と認定されないようなところもあります。
それでも、学費は日本以上です。
日本の1.5倍から2倍くらいです。
でも、幼稚園の先生の給料は安いです。
つまり、儲けているのは、経営者だけです。
経営者が大儲けして、あとは、先生たちも、園児の父兄も、み~んな大変です。
あまりに親の負担が大きいので、国から親に補助が出るのですが、
国は、幼稚園の経営状況を調べて、改善させるようなことはしません。
国の政策は、結局、お金持ちに税金を回す政策です。
韓国は、お金持ちには、とても暮らしやすい国ですが、
庶民には、とても暮らしにくい国です。
韓国の自殺者の、およそ4人に1人が、経済的問題から自殺しています。
また、韓国で多いのが、老人の自殺です。
経済的に生活できないと、自殺します。
これも韓国特有の状況です。
そして、タレントの自殺にもありますが、
うつ病など、精神的問題からの自殺もとても多くて、3人に1人以上になります。
精神病というと、頭のおかしい人、気の狂った人、そんな悪いイメージがあり、
うつ病になっても、周囲の理解が得られず、病院にも行けず、
どんどん病状が悪化して、自殺に至ってしまいます。
うつ病も、病気のひとつで、風邪や、生活習慣病と同じで、
病院に行って、お医者さんの言うこと聞いて、薬を飲んで治せば、治るものだ、
そういう社会的認識が、まだまだ足りません。
韓国では、自殺を減らすために、
うつ病は、ただの病気であることを、知ってもらう、
そんな取り組みを行っています。
そして、積立年金のない老人たちに、
基礎年金として、政府が、毎月、生活費を渡しています。
その成果があったのか、この10年で、老人の自殺率が下がりました。
韓国の自殺者が減ったのは、老人の自殺が減ったことが大きいです。
しかし、一番の問題は、恐らく、韓国人が、
必要以上に、周囲の目を気にすることでしょう。
他人と必要以上に比較し、少しでも違うと、
あれこれ、ケチをつけたり、妬んだりします。
ファッションにしても、流行に乗ってないと、あれこれ言う人が多くて、
それが面倒でうるさいから、
自分は流行に乗りたくないけど、あれこれ言われないために、
とりあえず流行に乗る人も少なくありません。
歳相応に、いい家に住んで、いい車に乗っていないと、
周りがうるさくて面倒だから、それで、無理していい車に乗る人もいますし、
中には、大企業に勤めていたのに、周りを気にしながらの生活が嫌で、
周りに合わせるのが嫌になって、海外に移民しちゃう人もいます。
自分は自分、他人は他人では生きられない、
そんな、社会的風潮が、社会的弱者を、自殺に追いやっている、
そんな批判も、このところ、聞かれるようになりました。
自殺率世界一、この社会的問題を、どう解決すればいいのか。
2011年をピークに、自殺率は、徐々に減っています。
ピークから20%近く減りました。
それでも、ほぼ世界一なんですけど。
政府の目標は、2022年に、今の日本のレベルである、
10万人あたり、17人ですが、おそらく達成できないでしょう。
韓国人の自殺については、ご存じの方も多いと思いますが、
韓国で自殺するのは、有名タレントだけではありません。
韓国の人口当たりの自殺率は世界一です。
日本は、2011年をピークに、自殺者がどんどん減っているそうですが、
韓国も同じで、自殺者数は、2010年頃がピークでした。
ピークの時の自殺者数が、日本は3万人を越えていましたが、
昨年、2018年には、2万人ちょっとだったので、30%以上も減りました。
自殺を減らす取り組みを、熱心に行った結果ですよね。
韓国はピーク時に年間で約1万5千人でしたが、
2017年には1万2千人ほどに下がりました。
自殺者数は日本の半分ほどですが、人口が日本の40%くらいですから、
人口10万人当たりで比較すると、
ピーク時の自殺率が、韓国が31.7人、日本が25.8人となります。
その後、だいぶ改善されて、韓国24.3人、日本16.3人になっています。
韓国の自殺率は、先進国の集まりであるOECD加盟国でずっと1番でした。
現在は、リトアニアより下がって2番になりましたが、
自殺率が高いことには変わりません。
韓国では、1990年頃には年間の自殺者は3千人ちょっとでした。
しかし、その後の20年の間に自殺する人が5倍になりました。
昔は親にもらった命を自分から捨てるなんて、考えられなかったのですが、
有名タレントの自殺もあって、
なんか簡単に自殺する国になってしまった感じがします。
ここでも、1980年代までは、はるか上にいた日本を追い抜いてしまいました。
自殺の理由としては、
10代は、学業や交友関係
20代~30代は、長期の失業
40代~50代は、子供の教育費の負担
などが主な原因と言われています。
日本では、
10代は、学校問題、健康問題
20代~50代は、健康問題、経済・生活問題
60代は、健康問題
となっていて、日本は健康問題で自殺する人が多く、
韓国はお金の問題で自殺する人が多いようですね。
統計資料としては、OECD加盟国のものしかありませんが、
OECD国以外で、自殺の多い国は聞いたことがないので、
ほぼ間違いなく世界一です。

↑
OECD主要国 自殺率 推移
自殺率は、人口10万人当たりの自殺者数で、
赤線が韓国、オレンジが日本、青がフィンランド、水色がアメリカ、緑が平均、
灰色がイギリスです。
韓国では、90年代前半までは、自殺者はそれほど多くなかったのですが、
高度成長期を過ぎて以降、どんどん自殺率が上がってきました。
90年代でも、97年が飛び出て高いのは、その年に、経済危機があったからです。
外貨危機、IMF時代です。

↑
人口10万人当たりの自殺率、
上から、韓国、ハンガリー、日本、ポーランド、フィンランド、アメリカ、スイス、
平均、スウェーデン、ドイツ、オランダ、イタリア、トルコです。
韓国では、経済状況と比例して、自殺率が上がります。
韓国では、貧富の差が大きいです。
一部大企業勤務の社員か、企業経営者以外は、みな、経済的に家計は大変です。
少し話が変わりますが、
例えば、韓国の幼稚園は、ソウル市内では園庭のないところも多く、
日本だったら、幼稚園と認定されないようなところもあります。
それでも、学費は日本以上です。
日本の1.5倍から2倍くらいです。
でも、幼稚園の先生の給料は安いです。
つまり、儲けているのは、経営者だけです。
経営者が大儲けして、あとは、先生たちも、園児の父兄も、み~んな大変です。
あまりに親の負担が大きいので、国から親に補助が出るのですが、
国は、幼稚園の経営状況を調べて、改善させるようなことはしません。
国の政策は、結局、お金持ちに税金を回す政策です。
韓国は、お金持ちには、とても暮らしやすい国ですが、
庶民には、とても暮らしにくい国です。
韓国の自殺者の、およそ4人に1人が、経済的問題から自殺しています。
また、韓国で多いのが、老人の自殺です。
経済的に生活できないと、自殺します。
これも韓国特有の状況です。
そして、タレントの自殺にもありますが、
うつ病など、精神的問題からの自殺もとても多くて、3人に1人以上になります。
精神病というと、頭のおかしい人、気の狂った人、そんな悪いイメージがあり、
うつ病になっても、周囲の理解が得られず、病院にも行けず、
どんどん病状が悪化して、自殺に至ってしまいます。
うつ病も、病気のひとつで、風邪や、生活習慣病と同じで、
病院に行って、お医者さんの言うこと聞いて、薬を飲んで治せば、治るものだ、
そういう社会的認識が、まだまだ足りません。
韓国では、自殺を減らすために、
うつ病は、ただの病気であることを、知ってもらう、
そんな取り組みを行っています。
そして、積立年金のない老人たちに、
基礎年金として、政府が、毎月、生活費を渡しています。
その成果があったのか、この10年で、老人の自殺率が下がりました。
韓国の自殺者が減ったのは、老人の自殺が減ったことが大きいです。
しかし、一番の問題は、恐らく、韓国人が、
必要以上に、周囲の目を気にすることでしょう。
他人と必要以上に比較し、少しでも違うと、
あれこれ、ケチをつけたり、妬んだりします。
ファッションにしても、流行に乗ってないと、あれこれ言う人が多くて、
それが面倒でうるさいから、
自分は流行に乗りたくないけど、あれこれ言われないために、
とりあえず流行に乗る人も少なくありません。
歳相応に、いい家に住んで、いい車に乗っていないと、
周りがうるさくて面倒だから、それで、無理していい車に乗る人もいますし、
中には、大企業に勤めていたのに、周りを気にしながらの生活が嫌で、
周りに合わせるのが嫌になって、海外に移民しちゃう人もいます。
自分は自分、他人は他人では生きられない、
そんな、社会的風潮が、社会的弱者を、自殺に追いやっている、
そんな批判も、このところ、聞かれるようになりました。
自殺率世界一、この社会的問題を、どう解決すればいいのか。
2011年をピークに、自殺率は、徐々に減っています。
ピークから20%近く減りました。
それでも、ほぼ世界一なんですけど。
政府の目標は、2022年に、今の日本のレベルである、
10万人あたり、17人ですが、おそらく達成できないでしょう。
目次
韓国の自殺率は世界一です。
不名誉な記録ですが、今の韓国は、自殺大国です。タレントの自殺も多いことは、日本でも、よく知られていますよね。韓国では、人は人、自分は自分、では生きられません。そして、経済的に苦しくて自殺する、お年寄りが多いのも特徴です。