Column コラム

Column

HOME//コラム//韓国語の過去形はこれで完璧!プロのコツを解説![音声付き]

韓国語初級文法総整理

韓国語の過去形はこれで完璧!プロのコツを解説![音声付き]

投稿日:2023年11月14日 | 最終更新日:2024年4月19日

韓国語の過去形の作り方と使い方です。
まず「名詞」「動詞・形容詞」の〔ニダ体/ハムニダ体〕〔ヨ体/へヨ体〕それぞれの作り方を解説します。
「動詞・形容詞」の過去肯定形は、〔ニダ体〕〔ヨ体〕とも〔ヨ体〕の基本形(現在肯定形)から簡単に作ることができます。
〔ヨ体〕の過去肯定形なら「行きました」は、カヨからカッソヨ。「食べました」は、モゴヨからモゴッソヨ基本形に「ッソ」を挿入するだけです。
はじめに〔ヨ体〕の基本形の作り方をおさらいします。〔ヨ体〕の過去形は、基本形に「ッソ」を挿入するだけです。簡単です。
〔ヨ体〕がすらすら作れるになれば、〔ニダ体〕もすぐできるようになります。
そして、最後に使い方で注意が必要なところを解説します。過去形の基本の使い方は日本語と同じですが、日本語と違う使い方をするところがあります。日本語から直訳できないところをしっかりおさえておきましょう。

目次 ▼

1 韓国語の丁寧形の種類

日本語には「いらっしゃる/行かれる」というレベルの「敬語」、「行きます」など「です・ます」レベルの「丁寧語」、そして友達と話すレベルで「行く」とか「行かない」という「タメ口」の3レベルがありますが、韓国語も同じで3レベルあります。韓国語もレベルは3つですが、韓国語には「丁寧語」が2タイプあります。ニダ体(ハムニダ体)とヨ体(へヨ体)です。
ここでは「丁寧語」の2タイプ、ニダ体(ハムニダ体)とヨ体(へヨ体)、そして「タメ口/普通形」の過去形の作り方と使い方について解説致します。
韓国語では「タメ口」のことを『パンマル』と言います。「パン」は「半」、「マル」は「言葉」なので直訳すると「半分言葉」、意訳すると「礼儀半分の言葉」で「タメ口」です。

※「丁寧形」の名称ですが、韓国ではニダ体、ヨ体と言います。日本の一部でハムニダ体、へヨ体という名称を使っていますが、ハムニダ体、へヨ体という名称は、韓国では使わない名称なので、ここではニダ体、ヨ体で統一します。

2 ヨ体の基本形〔現在肯定形〕の作り方

ニダ体の過去肯定形、ヨ体の過去肯定形、『パンマル(タメ口)』の過去肯定形、いずれもヨ体の基本形(現在肯定形)が作れれば、そこから簡単に作れます。まずここで、ヨ体の基本形(現在肯定形)の作り方をおさらいしましょう。
ヨ体の基本形(現在肯定形)がきちんと作れる場合は、ここは通過して次へ進んでください。

1 語幹の最後の母音が陽母音[ㅏ ㅗ]の時 아요 をつける

語尾の다を取って아요をつけます。
① 語幹の最後の文字にパッチムがある時

살다 (住む・生きる)
⇒ 살아요 (住みます・生きます) 

좋다 (いい)
⇒ 좋아요 (いいです)

※ 좋아요の発音は조아요
 パッチムㅎの次の子音が無音ㅇの時ㅎは消えます。

② 語幹の最後の文字にパッチムがない時は更に縮約

가다 (行く)
⇒ 가아요 ⇒ 가요 (行きます)
※ 가아요の가(カ)と아(ア)を足します。どちらも아(ア)なので重なってひとつになります。

오다 (来る)
⇒ 오아요 ⇒ 와요 (来ます)
※ 오아요の오(オ)と아(ア)は重ねて와(ワ)です。合成母音の規則ですね。

日本語でも「置いておく」は「置いとく」になります。「て+お=と」になっています。
発音しやすいように縮約されるのは日本語も韓国語も同じです。
오아요より와요のほうが確かに発音しやすいな、そう感覚的に理解できるように何度も発音して実感してください。

2 語幹の最後の母音が陰母音[ㅓ ㅜ]の時어요をつける

① 語幹の最後の文字にパッチムがある時

먹다 (食べる)
⇒ 먹어요 (食べます)

웃다 (笑う)
⇒ 웃어요 (笑います)


② 語幹の最後の文字にパッチムがない時は更に縮約

서다 (立つ)
⇒ 서어요 ⇒ 서요 (立ちます)
※ 서어요の서(ソ)と어(オ)を足します。どちらも어(オ)なので重なってひとつになります。

배우다 (習う)
⇒ 배우어요 ⇒ 배워요 (習います)
※ 배우어요の우(ウ)と어(オ)で워(ウォ)になるのは合成母音の規則でしたよね。

3 語幹の最後の母音が中性母音[ㅣ]の時어요をつける

① 語幹の最後の文字にパッチムがある時

있다 (ある・いる)
⇒ 있어요 (あります・います)

  
② 語幹の最後の文字にパッチムがない時は更に縮約

기다리다 (待つ)
⇒ 기다리어요 ⇒ 기다려요 (待ちます)
※ 리어が縮約されて려になります。리어 ⇒ 려、何度も繰り返して発音してみてください。確かにこのほうが発音しやすいな。感覚で理解できましたか。

4 語幹の最後の母音が合成母音[ㅐ ㅔ ㅚ ㅟ]の時어요をつける

① 語幹の最後の文字にパッチムがある時

모르겠다 (わからない)
⇒ 모르겠어요 (わかりません)

※ 「わからない」の辞書の形は모르다です。겠は『婉曲』です。日本でも「わかりません」と言う時、断定的に「わかりません」と言わずに「ちょっとわからないんですが」と表現を和らげて言いますが、それと同じです。表現を和らげるのが『婉曲』です。
  
② 語幹の最後の文字にパッチムがない時は更に縮約

내다 (出す)
⇒ 내어요 ⇒ 내요 (出します)
※ 내어요の내と어、母音のㅐ(エ)とㅓ(オ)を重ねるとㅐ(エ)です。ㅓが吸収され、あたかも어(オ)が省略されたようになります。

되다 (なる)
⇒ 되어요 ⇒ 돼요 (なります)
※ 되어요の되と어の母音ㅚとㅓを重ねるとㅙになります。きれいに重なります。しかし、되と돼の発音はどちらも同じ「トゥェ」なので、音としては어(オ)が省略された形になります。

쉬다 (休む)
⇒ 쉬어요 (休みます)

※ 쉬어요は文法的にはこれ以上縮約できませんが、会話では쉬어요が시어요となり、시(シ)と어(オ)が合わさって셔요(ショヨ)と言っています。 기다리다が기다려요となった法則です。

5 不規則

하다 (する)
⇒ 해요 (します)
※ 例外的な活用なのでこのまま覚えましょう。

まとめると

語幹の最後の母音が
[ㅏ ㅗ]の時아요をつける
[ㅏ ㅗ]以外の時어요をつける
となりますが、文法を覚えるより、何度も練習して口からすらすら出るようにしてしまいましょう。

韓国語教室無料体験レッスン

3【韓国語の過去形】ヨ体の作り方

まずヨ体を作れるようにしましょう。はじめはヨ体だけで大丈夫です。

名詞の「過去肯定形」

パッチムがない時
⇒ 였어요 をつける
パッチムがある時
⇒ 이었어요 をつける


간호사 (看護師)
⇒ 간호사였어요 (看護師でした)

공무원(公務員)
⇒ 공무원이었어요 (公務員でした)

※ 平叙文では語尾を下げ、疑問文では語尾を上げる。
공무원이었어요? (公務員でしたか)


例文
할아버지는 의사였어요.
→ おじいさんは医者でした。

어제 생일이었어요.
→ 昨日誕生日でした。

전공은 뭐였어요?
→ 専攻は何でしたか。

名詞の「過去否定形」

パッチムがない時
⇒ 가 아니었어요 をつける
パッチムがある時
⇒ 이 아니었어요 をつける


숙제 (宿題)
⇒ 숙제가 아니었어요 (宿題ではありませんでした)

술 (お酒)
⇒ 술이 아니었어요 (お酒ではありませんでした)


※ 平叙文では語尾を下げ、疑問文では語尾を上げる。
술이 아니었어요? (お酒ではありませんでしたか)


例文
그 얘기는 진짜가 아니었어요.
→ その話は本当じゃありませんでした。

선생님은 한국사람이 아니었어요.
→ 先生は韓国人じゃありませんでした。

動詞・形容詞の「過去肯定形」

ヨ体の現在肯定形から요をとってㅆ어요をつけます。
ㅆは語幹の最後の文字の下に入り込みます。

例1) 가다 (行く)
가요-요 ⇒ 가
가+ㅆ어요 ⇒ 갔어요 (行きました)
※ 가요 から 요 をとって 가
そこに ㅆ어요 をつけて 갔어요
ㅆが語幹の最後の文字の下にパッチムとして入り込みます。
発音は[가써요]です。
 가요 ⇒ 갔어요 [カヨ⇒カッソヨ]

現在形「カヨ」から過去形「カッソヨ」を作ります。
「ヨ」が「ッソヨ」に変わります。
「ヨ」の前に「ッソ」を挿入したと考えても同じです。
まずは「ッソ」を入れることに慣れてください。
「ッソ」に慣れたらハングルで書く練習です。
ㅆを語幹の最後の文字の下に入れることに慣れましょう。
ㅆはパッチムになります。

例2) 보다 (見る)
봐요-요 ⇒ 봐
봐+ㅆ어요 ⇒ 봤어요 (見ました)
 봐요 ⇒ 봤어요 [パヨ⇒パッソヨ]


例3) 먹다 (食べる)
먹어요-요 ⇒ 먹어
먹어+ㅆ어요 ⇒ 먹었어요 (食べました)
 먹어요 ⇒ 먹었어요 [モゴヨ⇒モゴッソヨ]


例4) 배우다 (習う)
배워요-요 ⇒ 배워
배워+ㅆ어요 ⇒ 배웠어요 (習いました)
 배워요 ⇒ 배웠어요 [ペウォヨ⇒ペウォッソヨ]


例5) 되다 (なる)
돼요-요 ⇒ 돼
돼+ㅆ어요 ⇒ 됐어요 (なりました)
 돼요 ⇒ 됐어요 [トゥェヨ⇒トゥェッソヨ]


例6) 하다 (する)
해요-요 ⇒ 해
해+ㅆ어요 ⇒ 했어요 (しました)
 해요 ⇒ 했어요[ヘヨ⇒へッソヨ]


例7) 읽다 (読む)
읽어요-요 ⇒ 읽어
읽어+ㅆ어요 ⇒ 읽었어요 (読みました)
 읽어요 ⇒ 읽었어요[イLゴヨ⇒イLゴッソヨ]
※ルではなく「L」音です。


※ 平叙文では語尾を下げ、疑問文では語尾を上げます。

例文
어제 술을 마셨어요.
→ 昨日お酒を飲みました。

지난주에 영화를 봤어요.
→ 先週映画を見ました。

오늘 몇시에 일어났어요?
→ 今日何時に起きましたか。

주말에도 일했어요?
→ 週末にも仕事をしましたか。

動詞・形容詞の「過去否定形」

① 語幹に 지 않았어요 をつける

먹다
⇒ 먹지 않았어요 (食べませんでした)

② 動詞・形容詞の前に 안 をつける

먹다
⇒ 안 먹었어요 (食べませんでした)
※ 안をつけるほうが簡単なので、会話では안をつける否定形をよく使います。

例文
어제는 날씨가 좋지 않았어요.
→ 昨日は天気が良くなかったです。

어제는 날씨가 안 좋았어요.
→ 昨日は天気が良くなかったです。

주말에는 아무데도 가지 않았어요.
→ 週末にはどこへも行きませんでした。

주말에는 아무데도 안 갔어요.
→ 週末にはどこへも行きませんでした。

疑問形

ヨ体では、平叙文では語尾を下げ、疑問文では語尾を上げます。

4【韓国語の過去形】ニダ体の作り方

ヨ体の過去形に慣れてきたらニダ体にもチャレンジしましょう。

名詞の「過去肯定形」

パッチムがない時
⇒ 였습니다 をつける
パッチムがある時
⇒ 이었습니다 をつける


천재 (天才)
⇒ 천재였습니다 (天才でした)

물(水)
⇒ 물이었습니다 (水でした)


※ 疑問文にする時は、語尾の「다」を「까」にして語尾を上げる。

물이었습니다 (水でした)
⇒ 물이었습니까 (水でしたか)


例文
옛날에 여기는 바다였습니다.
→ 昔ここは海でした。

왕복이 백만원이었습니다.
→ 往復百万ウォンでした。

점수는 몇점이었습니까.
→ 点数は何点でしたか。

名詞の「過去否定形」

パッチムがない時
⇒ 가 아니었습니다 をつける
パッチムがある時
⇒ 이 아니었습니다 をつける


천재(天才)
⇒ 천재가 아니었습니다(天才ではありませんでした)

물(水)
⇒ 물이 아니었습니다(水ではありませんでした)


※ 疑問文にする時は、語尾の「다」を「까」にして語尾を上げる。

물이 아니었습니다(水ではありませんでした)
⇒ 물이 아니었습니까 (水ではありませんでしたか)


例文
연습문제는 숙제가 아니었습니다.
→ 練習問題は宿題じゃありませんでした。

그 사람 얘기는 거짓말이 아니었습니다.
→ その人の話は嘘じゃありませんでした。

動詞・形容詞の「過去肯定形」

ヨ体の過去肯定形が作れれば、ニダ体の過去肯定形はその応用です。

作り方は、ヨ体の現在肯定形から 요 をとって ㅆ습니다 をつけます。
ㅆは語幹の最後の文字の下に入り込みます。

例1) 가다 (行く)
가요-요 ⇒ 가
가+ㅆ습니다 ⇒ 갔습니다 (行きました)

가요 から 요 をとって 가
そこに ㅆ습니다 をつけて 갔습니다
ㅆが語幹の最後の文字の下にパッチムとして入り込みます。
発音は[가씀니다]です。
ヨ体の「カヨ」が「カッスムニダ」、
「ヨ」が「ッスムニダ」に変わりました。
ヨ体の時は「ッソヨ」でしたがニダ体では「ッスムニダ」になります。

例2) 보다 (見る)
봐요-요 ⇒ 봐
봐+ㅆ습니다 ⇒ 봤습니다 (見ました)


例3) 먹다 (食べる)
먹어요-요 ⇒ 먹어
먹어+ㅆ습니다 ⇒ 먹었습니다 (食べました)


例4) 배우다 (習う)
배워요-요 ⇒ 배워
배워+ㅆ습니다 ⇒ 배웠습니다 (習いました)


例5) 되다 (なる)
돼요-요 ⇒ 돼
돼+ㅆ습니다 ⇒ 됐습니다 (なりました)


例6) 하다 (する)
해요-요 ⇒ 해
해+ㅆ습니다 ⇒ 했습니다 (しました)


例7) 읽다 (読む)
읽어요-요 ⇒ 읽어
읽어+ㅆ습니다 ⇒ 읽었습니다 (読みました)


※ 疑問文にする時は、語尾の「다」を「까」にして語尾を上げます。

例文
작년에 결혼했습니다.
→ 去年結婚しました。

주말에 친구를 만났습니다.
→ 週末に友達に会いました。

오늘은 회사를 쉬었습니다.
→ 今日は会社を休みました。

요리는 맛있었습니다.
→ 料理はおいしかったです。

언제 일본에 왔습니까?
→ いつ日本に来ましたか。

날씨는 좋았습니까?
→ 天気は良かったですか。

動詞・形容詞の「過去否定形」

否定形は2タイプあります。
① 語幹に 지 않았습니다 をつける

먹다
⇒ 먹지 않았습니다 (食べませんでした)

② 動詞・形容詞の前に 안 をつける

먹다
⇒ 안 먹었습니다 (食べませんでした)
※ 안をつけるほうが簡単なので、会話では안をつける否定形をよく使いますが、格式を保つような場面では、語幹に지 않았습니다をつける形を使います。

例文
백화점에서 아무것도 사지 않았습니다.
→ デパートで何も買いませんでした。

백화점에서 아무것도 안 샀습니다.
→ デパートで何も買いませんでした。

일요일에는 공부를 하지 않았습니다.
→ 日曜日には勉強をしませんでした。

일요일에는 공부를 안 했습니다.
→ 日曜日には勉強をしませんでした。

5 「ニダ体」「ヨ体」の活用をまとめると

現在形も含めて一覧にしました。

名詞

動詞・形容詞

6『パンマル(タメ口)』の過去形

ヨ体から요を取った形です。ヨ体でできれば簡単です。

名詞の場合


간호사 (看護師)
⇒ 간호사였어요 (看護師でした)
⇒ 간호사였어 (看護師だった)
공무원(公務員)
⇒ 공무원이었어요 (公務員でした)
⇒ 공무원이었어 (公務員だった)

숙제(宿題)
⇒ 숙제가 아니었어요 (宿題じゃありませんでした)
⇒ 숙제가 아니었어 (宿題じゃなかった)
술(お酒)
⇒ 술이 아니었어요 (お酒じゃありませんでした)
⇒ 술이 아니었어 (お酒じゃなかった)

※ 平叙文では語尾を下げ、疑問文では語尾を上げる。

例文
내가 바보였어.
→ 私がバカだった。

그게 농담이었어!
→ それ冗談だったって!

시험은 어제가 아니었어.
→ 試験は昨日じゃなかった。

거기는 화장실이 아니었어.
→ そこはトイレじゃなかった。

가격이 얼마였어?
→ 価格はいくらだった?

動詞・形容詞

過去肯定形
例1
가다 ⇒ 가요
⇒ 갔어요 (行きました)
⇒ 갔어 (行った)

例2
보다 ⇒ 봐요
⇒ 봤어요 (見ました)
⇒ 봤어 (見た)

例3
먹다 ⇒ 먹어요
⇒ 먹었어요 (食べました)
⇒ 먹었어 (食べた)

例4
배우다 ⇒ 배워요
⇒ 배웠어요 (習いました)
⇒ 배웠어 (習った)

例5
되다 ⇒ 돼요
⇒ 됐어요 (なりました)
⇒ 됐어 (なった)

例6
하다 ⇒ 해요
⇒ 했어요 (しました)
⇒ 했어 (した)

例7
읽다 ⇒ 읽어요
⇒ 읽었어요 (読みました)
⇒ 읽었어 (読んだ)

過去否定形
① 語幹に 지 않았어 をつける

먹다
⇒ 먹지 않았어요 (食べませんでした)
⇒ 먹지 않았어 (食べなかった)

② 動詞・形容詞の前に 안 をつける

먹다
⇒ 안 먹었어요 (食べませんでした)
⇒ 안 먹었어 (食べなかった)
※『パンマル(タメ口)』では안をつける形を使うことが多いです。

例文
친구랑 많이 놀았어.
→ 友達とたくさん遊んだ。

어제 뭐 했어?
→ 昨日何した?

영화는 재미없었어.
→ 映画はおもしろくなかった。

물가가 싸지 않았어.
→ 物価が安くなかった。

물가가 안 쌌어.
→ 物価が安くなかった。

7 使い方の注意点!

「まだ~ていません」は「아직 안 ~ㅆ어요(過去否定形)」

「もう昼ごはんを食べましたか?」に対して、否定で答える時、日本語では「まだ食べていません」と「~ていません」を使いますが、韓国語では、
아직 안 먹었어요.
→ まだ食べませんでした。 ※아직(まだ)
過去形を使います。

「結婚しています」は「결혼했어요」

日本語の「結婚しています」は韓国語では「결혼했어요」です。直訳すると「結婚しました」と過去形です。日本語で「約束しました」は現在も約束状態が続いていますよね。わざわざ「約束しています」と言いません。それと同じです。結婚は契約(約束)です。「결혼했어요」で現在も結婚状態が続いています。

8 まとめ

過去形は決して難しくありません。
作り方のポイントはヨ体の現在肯定形です。
ヨ体の現在肯定形は基礎中の基礎です。ヨ体に不安がある人は、まずヨ体をしっかり復習しましょう。
そして、過去形はヨ体をしっかり身に付けましょう。普段の会話ではヨ体しか使いません。ニダ体は後回しでも大丈夫です。動詞・形容詞の過去形、ヨ体は「カヨ」が「カッソヨ」、「モゴヨ」が「モゴッソヨ」、「ッソ」をさしはさむところをマスターしてください。
使い方のポイントは、日本語から直訳できないところをおさえましょう。初級レベルではふたつです。
「結婚しています」と「まだ~ていません」、日本語では「~ています/~ていません」を使いますが、韓国語では過去形を使います。何度も練習して慣れてください。

韓国語教室無料体験レッスン

過去形には「過去完了形」がある

中級レベルの学習項目です。あとで学習しましょう。
今は「過去形」にはもうひとつある、ということを頭に入れておいてください。
関連記事:『過去完了形』

注意点がもうひとつ!

中級レベルでもうひとつ学習します。日本語では「~ていた」を使う場面で、韓国語では過去形を使う場合があります。これもあとで勉強しましょう。
関連記事:『韓国語の「~ていた」使い方の注意点』

☆ 楽しく韓国語を学ぶなら『ハングルちゃん』がおすすめ!

楽しく韓国語を学ぶなら新大久保の韓国語教室ハングルちゃんにお任せください。
ハングルちゃんは
① リーズナブルな料金システム
② 講師は全員韓国生まれ韓国育ちの優しい韓国人
③「話せるように」を目標とした会話中心のレッスン
④ 防音設備の整った清潔な教室
体験レッスン無料です。

コラム一覧

監修者

監修者の写真

<出身大学>

新丘大学家庭教育学部

<略歴>

ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

監修者の写真

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)

韓国語教室ハングルちゃん代表

<資格>

通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)

<出身大学>

京都大学農学部卒業

<略歴>

東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。