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ハングル初歩(文字・発音)

ハングルは「子音+母音」発音記号の組合せ〔音節表/反切表〕

投稿日:2023年5月21日 | 最終更新日:2024年7月12日

韓国語の文字であるハングルは発音記号です。子音と母音の記号が組み合わさって文字になっています。文字には子音ひとつと母音ひとつが必ず入ります。そのような「子音+母音」だけの文字と、そこにもうひとつ子音(パッチムと言います)を入れた「子音+母音+子音」という形の文字があります。
ハングルの母音の数は「基本の母音」と「合成母音」を合わせると21個、子音の数は「平音」「激音」「濃音」合わせて19個です。そこにパッチムが入るので、文字としての組み合わせは論理上膨大な数になりますが、すべての形が使われているわけではありません。

目次 ▼

1 韓国語の文字を「ハングル」と言う

日本語の文字が「ひらがな」「カタカナ」であるように、韓国語の文字が「ハングル」です。

ハングルは発音記号の組み合わせ

記号みたいに見えるのは元々記号だからです。

子音と母音を組み合わせて文字にする

ハングルには子音と母音があります。たとえば、日本語の「か」は、アルファベットで書くと、子音の「K」と母音の「A」を合わせて「KA」です。ハングルでは、Kが「ㄱ」、Aが「ㅏ」、組み合わせてひとつの文字「가」になっています。

「子音+母音」の文字にもうひとつ子音を入れることができる

例えば「KAK」とか「KAN」です。「KAK」は「각」、「KAN」は「 간」となります。「子音+母音」でできた文字の下に子音をもうひとつ入れます。下に入れるので「下敷き」という意味の「バッチム」と言います。

「バッチム」は「子音だけの音」

パッチムのない『子音+母音』、あるいはパッチムの入った『子音+母音+子音』の文字がハングルです。

2 ハングルには母音の組み合わせが21個と子音が19個ある

その母音と子音を組み合わせて文字にします。

母音は、基本の母音10個、合成母音が11個で計21個

子音は、平音9個、激音5個、濃音5個の合計19個

3 日本語の「あいうえお表(五十音)」に当たるものは「音節表」または「反切表」と言う

母音は「基本の母音」、子音は「平音と激音」のみの組み合わせ表です。
横が母音(あいうえお)、縦が子音(あかさたなはまやらわ)です。
横が10個、縦が14個なので、全部で140個の組み合わせです。
しかし、実際にはほとんど使われていない組み合わせ(文字)もあって、ここに載っている文字のすべてを使っているわけではありません。

横の母音には「合成母音」、縦の子音には「濃音」もある

ですので、理論上は母音21個✕子音19個=399個の組み合わせ(文字)が可能となり、更に、各文字には、もうひとつ子音(パッチム)を入れることができるので、その組み合わせは限りがないくらいです。

関連記事 : ハングル「基本母音」

※ 韓国語(ハングル)の【文字・発音】総整理

韓国語の『文字』『発音』について、わかりやすく解説しています。
これから学習する方、あるいは今まで学習した中で、よくわからないところ、不安のある方は、こちらの徹底解説で、しっかりと頭の整理をしておいてください。

関連記事:ハングル「文字・発音」総まとめ

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監修者

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<出身大学>

新丘大学家庭教育学部

<略歴>

ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

監修者の写真

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)

韓国語教室ハングルちゃん代表

<資格>

通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)

<出身大学>

京都大学農学部卒業

<略歴>

東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。