韓国語初歩まずは「基本母音10個」文字と発音のコツ徹底解説

目次
- ○ 1 基本母音は10個あります。
- ・ㅏ ㅑ ㅓ ㅕ ㅗ ㅛ ㅜ ㅠ ㅡ ㅣ の10個です。
- ・아 야 어 여 오 요 우 유 으 이
- ・文字の形は、発音する時の口の形です。
- ○ 2 基本母音の発音
- ・日本語の発音でだいたいなんとかなりますが
- ・単語で読む練習をしましょう。
- ・発音のポイント
- ○ 3 YouTubeで詳しく解説しています。
- ○ 4 基本母音の次は「子音」の学習です。
1 基本母音は10個あります。
基本の母音だけで10個なんて、そんなにたくさんあるの! そう思うかもしれませんね。日本語は「あいうえお」と、母音が5つしかありませんから、とても多く感じますよね。
でも、基本母音10個の中には「や」とか「ゆ」とか「よ」のような、日本語なら「子音+母音」と考えるものも入っています。そのため、ちょっと多く感じてしまいます。もちろん、日本語にはない「母音」もありますから、それは、しっかり身に着ける必要があります。
ㅏ ㅑ ㅓ ㅕ ㅗ ㅛ ㅜ ㅠ ㅡ ㅣ の10個です。
ただ、これだけでは記号で、文字になっていないので、「ㅇ」をつけて文字にします。「ㅇ」は、子音としては「無音」となります。
아 야 어 여 오 요 우 유 으 이
これで文字になりましたが、ここで「ㅇ」の位置が違いますね。縦長文字では左に書き、横長文字と口すぼめ文字では、上に書きます。また、順番も重要です。日本語の「あいうえお」と同じで、辞書を引く時もこの順番です。最近は電子辞書ですけど、順番が重要なことには変わりません。
文字の形は、発音する時の口の形です。
ひとつひとつの記号は、口の形を元にして作られています。母音では、
① 縦長のものは、口を大きく開け、「あ」の口で発音します。
② 横長のものは、口を横に広げて、「い」の口で発音します。
③ 丸い形のものは、口をすぼめて丸くして、ちょっと突き出すように、チューの形で発音します。
このみっつの形を、覚えてください。
2 基本母音の発音
① 아 は、日本語の「ア」とほぼ同じと考えていいです。
② 야 は、日本語の「ヤ」とほぼ同じと考えていいです。
③ 어 は、「あ」の口で「オ」と発音します。「ア」と「オ」の中間のような音になります。
④ 여 は、「あ」の口で「ヨ」と発音します。「ヤ」と「ヨ」の中間のような音になります。
⑤ 오 は、日本語の「オ」に近いですが、日本語よりももっと口をすぼめて発音します。日本語の「オ」より、ちょっとくぐもった音になります。
⑥ 요 は、日本語の「ヨ」に近いですが、日本語よりももっと口をすぼめて発音します。日本語の「ヨ」より、ちょっとくぐもった音になります。
⑦ 우 は、日本語の「ウ」に近いですが、日本語よりももっと口をすぼめて発音します。
⑧ 유 は、日本語の「ユ」に近いですが、日本語よりももっと口をすぼめて発音します。
⑨ 으 は、口を横に広げて、「い」の口で「ウ」と発音します。
➉ 이 は、日本語の「イ」とほぼ同じと考えていいです。
最後の 이 は、文字の形は縦長ですが、例外で、日本語と同じ「イ」の口です。
日本語の発音でだいたいなんとかなりますが
基本母音は、口の形をしっかり作って発音すれば、日本人にとって難しいものはありません。しかし、「 어 と 오(どちらもオ)」 、「 여 と 요(どちらもヨ) 」、「 우 と 으(どちらもウ) 」の聞き取りは、はじめは大変かもしれません。何度も発音しながら、自分の耳に刷り込んでください。
単語で読む練習をしましょう。
1 아이 子供
2 우유 牛乳
3 오이 きゅうり
4 여우 きつね
5 이유 理由
6 여유 余裕
※ 単語を覚えてくださいということではありません。
意味のないものを読んでも意味がないので、意味のある言葉で読む練習をしましょう。
発音のポイント
口の形が大切です。
① 口を縦に開ける
② 口を横に広げる
③ 口をすぼめる
このみっつを、しっかりと意識して、練習してください。
3 YouTubeで詳しく解説しています。
「オ」「ヨ」「ウ」、日本語ではひとつですが、韓国語ではふたつずつあります。違いを耳で聞いて、そして、きちんと発音できるように、練習していきましょう。