韓国語は独学は難しい?勉強のポイントを解説!
韓国語を初歩から独学で学んでみようという方への「独学指南」です。韓国語はかなりの部分、独学でマスターできます。それは、韓国語は日本語ととても近い言葉だからです。文字が違うので全然違うように見えているだけで、語順も同じ、発声方法も同じ、漢字語も同じです。日本人が誰でも日本人として持っている能力で、韓国語の70%は既にマスターしています。ですので「読む・書く」だけなら独学でのマスターはそれほど難しくはありませんし「聞く」もなんとかなります。「話す」は独学だけでは難しいですが「話す能力の基礎作り」までは可能です。基礎ができたらあとはネイティブとの会話練習です。頑張れば誰でもできます。
ここでは効率よく独学で韓国語を習得する方法を伝授いたします。
目次 ▼
- ○ 1 韓国語の特徴
- ・文字
- ・文法
- ・漢字語
- ・発音
- ○ 2 独学でできること
- ・読み書きができる
- ・聞き取りができる
- ・話せるようになる
- ○ 3 独学のメリット
- ・時間を有効に使える
- ・自分のペースで勉強できる
- ・軽い気持ちではじめられるし辞められる
- ・費用負担が少ない
- ○ 4 独学のデメリット
- ・スケジュールの管理が難しい
- ・モチベーションが維持できず挫折しやすい
- ・わからない時に誰にも聞けない
- ・会話練習ができない
- ○ 5 独学のデメリットをどう補うか
- ・勉強したくなる環境を作る
- ・勉強のリズムを作る
- ・オンラインレッスンを利用する
- ○ 6 目標を定める
- ・大きな目標でなくても大丈夫
- ・ロケットスタートは三日坊主になりやすい
- ○ 7 テキストを決める
- ・カタカナのルビのないものを選ぶ
- ・やや薄めのテキストがおすすめ
- ○ 8 初心者を助ける韓国語学習独学アイテム
- ・AIスピーカー〔スマートスピーカー〕
- ○ 9 独学で韓国語をマスターするための効果的な学習方法〔初歩・初級レベル〕
- ・「文字、発音」の学習
- ・「単語、文法」の学習
- ・ノートを作ってノートにまとめる
- ・わからないところをそのままにしない!
- ・覚えたことを忘れても自分を責めない
- ○ 10 テキスト以外の勉強法〔中級~〕
- ・本を読む
- ・新聞を読む
- ・ニュースや天気予報を見る
- ・K-POPを聴く/歌う
- ・韓国ドラマを見る
- ・好きなドラマをたくさん丸覚えする
- ・丸覚えすることで、字幕なしで韓国ドラマの内容が理解できるようになる
- ・実戦で使う
- ○ 11 つまずいた時は
- ・ネイティブ講師に教えてもらう
- ・独学の限界を感じたら
- ○ 12 韓国語を独学で勉強する際の注意点
- ・注意点①質を追求すること
- ・注意点②教材だけで学習すること
- ・注意点③教材収集に走ること
- ○ 12 まとめ
- ・はじめることが半分だ
- ・まずは「文字・発音」から
- ○ ※ 独学の限界を感じたら「ハングルちゃん」へ
- ・リーズナブルな料金で入会金も無料
- ・グループレッスンは定員6名、月に4回で総額4,200円
- ・プライベートレッスンは、月に4回の場合総額16,000円
- ・会話重視で「話せるようになる」を目標にしたレッスン
- ・講師は全員韓国生まれ韓国育ちのネイティブ講師
- ・防音設備の整った清潔な教室
- ・体験レッスンも無料
1 韓国語の特徴
韓国語がどんな言葉なのかを、まず理解しましょう。
文字
韓国語の文字の名前が「ハングル」です。日本は「ひらがな」「カタカナ」を使い、韓国は「ハングル」を使っています。
ですので「ハングル語」という言語はありません。「ハングル語」というのは日本語のことを「ひらがな語」というのと同じです。
ハングルは、発音記号の組み合わせです。母音と子音、あるいは母音と子音と子音の組み合わせで文字になっています。ローマ字も子音と母音の組み合わせです。例えばKとAでKA、これで「か」と読みますが、ハングルもローマ字と同じ「子音と母音の組み合わせ」です。
ひとつひとつの文字の発音を覚えれば、読むことができるようになります。
文法
語順は日本語と同じです。英語のように語順を入れ替える必要はありません。日本人が日本語を話す順番でひとつひとつ単語を置き換えれば韓国語になります。細かい違いはありますが基本は同じです。
また、助詞の使い方も基本は同じです。
「私は田中です」「私が田中です」
この「は」と「が」の役割の違いを外国人に説明するのはとても困難です。しかし、韓国人には説明不要です。助詞の「は」と「が」の違いを感覚的に理解できるのは、世界の中で日本人と韓国人だけです。
すごくないですか!
関連記事:韓国語の文法で押さえるべきポイントは?初心者が覚えるべき文法一覧
漢字語
日本語は言葉の70%が漢字語と言われていますが韓国語も同じです。ハングルで表記しているだけで元々は漢字の言葉が70%です。韓国では1990年代までは新聞にも漢字がたくさん使われていました。今はすべてハングル表記ですが、語源は漢字語です。
そして、韓国語の漢字は、ひとつの漢字に読み方はひとつです。ですので、読み方を覚えれば単語量が一気に増えます。発音も日本語と似ている物が多いです。漢字は元々中国から来ましたから似ているのは当然ですよね。
例えば「会」が「회(フェ)」、「社」が「사(サ)」です。ですので、会社は회사(フェサ)、社会は사회(サフェ)、漢字を組み合わせて読み方を当てはめるだけです。
意味も日本語とほぼ同じです。日常よく使う漢字語の中に意味や使い方の違うものがいくつかありますが、専門用語は意味も使い方も日本語とまったく同じです。漢字語は『日韓共通語』と言ってもいいくらいです。
発音
英語の発音は日本人がどう頑張ってもネイティブの発音になりません。ネイティブの発音かそうじゃないか、聞いたらすぐわかりますよね。
それは、発声方法、つまり声の出し方が根本的に違うからです。声の質が違うので、ネイティブの発音は聞き取りにくいですし、どんなにまねてもネイティブの発音になりません。しかし、韓国語は発声方法が日本語と同じなので、日本語を話すように話せば韓国語の音になります。
韓国語には日本語にない音がありますが、英語など他の言語に比べるとはるかに習得は容易です。ちょっとコツをつかめば誰でも発音できるようになります。
2 独学でできること
読み書きができる
「読む」だけのマスターなら日本人にとってさほど困難はありません。日本語と語順も同じ、助詞の使い方も同じ、漢字語も同じです。ちょっと頑張れば誰でも読んで理解できるようになると言っても過言ではありません。
「書く」ことも求めると「読む」だけよりもハードルが上がります。きちんと「書く」には、スペルを正確に覚えていないと書けませんし、きちんと文法を理解している必要がありますが、頑張れば独学でも達成可能です。
聞き取りができる
かなりの練習量が必要になります。聞き取るためには、文としてきちんと頭に入っている必要があります。「読む/書く」よりも一気にハードルが上がります。たくさんの練習量が必要ですが独学でも可能です。
話せるようになる
「読んで意味が分かる」と「話せる」には大きな差があります。
うろ覚えでも意味はなんとなくわかりますが、頭の中に文として入っていなければ、言葉は自然に口から出ません。
独学だと「上手に話せる」までは厳しいですが「あと少し練習すれば上手に話せるようになる」ところまでは可能です。
しかしそのためには「読み書き」をマスターするレベルの100倍以上の練習量が必要です。それだけの努力がないと、独学で会話ができるところまでは行きません。
3 独学のメリット
時間を有効に使える
独学は時間を気にせずいつでもできます。思い立ったらはじめられます。教室までの往復も必要ありませんから、時間を有効に使えます。
自分のペースで勉強できる
自分がやりたいだけどんどん勉強することができます。誰かに合わせる必要はありませんから、復習したい時に復習して、進みたい時に進んで、学習ペースにストレスを感じることはありません。
軽い気持ちではじめられるし辞められる
試しにやってみようかなという軽い気持ちではじめることができますし、辞めたくなったらいつでも辞められます。
費用負担が少ない
かかる費用はテキスト代くらいです。無料のアプリやyoutubeを利用すれば費用はまったくかかりません。教室までの往復交通費もかかりません。
4 独学のデメリット
スケジュールの管理が難しい
「毎日8時から勉強!」と決めていても、見ているテレビが面白いと「この番組終わってからにしよう」というように、決めたスケジュールはどこかに行ってしまいがちです。
人はついつい怠けてしまいます。「決めた時間にスタート」というのは、実際にはなかなか難しいものです。
モチベーションが維持できず挫折しやすい
はじめは勉強が楽しくても、少し難しくなってくると、そこでやる気が失せてきます。それでもやる気を出して続けるにはかなりの根気が必要です。韓国語がいくらマスターしやすい外国語だと言っても、越えなければならない壁は存在します。
わからない時に誰にも聞けない
自分の発音や文法が正しいのかどうかわからない時にその確認ができません。わからないまま続けると、そのまま挫折につながります。
会話練習ができない
会話は話し相手が必要です。これは独学ではどうにもなりません。
5 独学のデメリットをどう補うか
それが独学を成功させる鍵です。
勉強したくなる環境を作る
部屋の中や机の周りを韓国にしちゃいましょう。『お部屋留学』です。
好きなタレントの写真を飾ってもいいです。椅子に座って机に向かうとテンションが上がるような環境を作りましょう。部屋中に、好きなタレントの写真でもポスターでも、とにかく韓国に関する好きな物をどんどん飾って、勉強の気分を高められる環境にしましょう。
勉強のリズムを作る
自分で決めた時間に机に向かって勉強をはじめられるタイプの人もいれば、ついつい怠けてしまうタイプの人もいます。できるだけ勉強の時間を決めましょう。勉強にはリズムも大切です。
シフト勤務などで毎日同じ時間にできない場合は、予定や目標を明確にしたスケジュール管理をしましょう。
どうしてもスケジュール管理が苦手な人は、NHK講座のように決まった時間にスタートできるものを利用しましょう。
オンラインレッスンを利用する
わからないところを聞いたり自分の発音や自分が作った文章が正しいのかを確認するために、月に1回くらいはネイティブ講師に教えてもらい、軌道修正しながら学習することをお勧めします。オンラインでも教室でも聞きたいことを聞ける先生を見つけましょう。
レッスンを受けながらの学習は、厳密には『独学』とは言いませんが、独学のデメリットを補いながら効果的に学習するには、ネイティブ講師の助けが有用です。
6 目標を定める
漠然とはじめても独学は可能ですが、はっきりとした目的意識や目標を持つほうがモチベーションは上がり、頑張れます。
独学は一人だけでの学習です。怠けようと思えばいくらでも怠けられます。強い意志、根気が必要です。楽しく学ぶことができなければ三日坊主で終わります。
また、いつまでに達成と、期間も区切ったほうがいいです。一旦期間を区切ったほうが目標意識が持てるため、そこまで頑張ろうという気持ちでゴールを目指すことができます。
まずは3か月、6か月、そのくらいで区切って、それまでにテキスト一冊終わらせるようにしましょう。一冊終わるとモチベーションが上がって、もっと頑張ろうという気になります。
大きな目標でなくても大丈夫
6か月間NHK講座をとりあえずやってみる。そのくらいでも大丈夫です。はじめることが大切です。
ロケットスタートは三日坊主になりやすい
語学の学習はフィットネスと同じです。やる気があふれてると言って一度にまとめてやっても体が痛くなるだけですよね。筋肉はつきません。毎日少しずつを繰り返して1年経ち2年経ち、そこでやっと「筋肉がついたな」「体が変わったな」そんな感じですよね。
語学も同じです。毎日少しずつを繰り返して1年経ち2年経ち、やっと身に付くものです。
7 テキストを決める
本屋で実物を見てみましょう。同じ文法項目の説明、練習を比較して、自分にしっくりくるものを選びましょう。
カタカナのルビのないものを選ぶ
カタカナがあるとハングルをハングルで読む練習をしなくなります。日本語にない音を正しく読めるようになりません。カタカナのルビのないものを選びましょう。
やや薄めのテキストがおすすめ
文法項目が網羅されていれば、テキストは薄くても大丈夫です。NHK講座でもOKです。NHK講座は単語は少ないですが文法は網羅しています。
文法項目は「連体修飾形」と「動詞形容詞の不規則活用」まで入っていれば大丈夫です。「間接話法」まで入っていればなおいいですが、そこまで頑張るとテキストは厚めのものになってしまいます。
まず最低限必要な文法項目をおさえることを目標にしましょう。文法が骨格です。そこに単語という肉付けをします。
薄くても『一冊終えた』という達成感が次へのモチベーションになります。
8 初心者を助ける韓国語学習独学アイテム
AIスピーカー〔スマートスピーカー〕
AIスピーカーは語学学習用のアイテムではありませんが、これが使えます。
設定を韓国語にして、AIスピーカーに向かって韓国語で聞いてみましょう。「明日の天気は?」でもなんでもいいです。「今何してる?」でも答えてくれます。しかしきちんとした発音でないと伝わりませんから、自分の発音が許容範囲に入っているかどうかを確かめられます。
思った以上に難しいです。発音だけでなく話す速度も重要ですから、初歩者の場合、ほぼ伝わりません。AIスピーカーはゆっくりすぎると聞き取ってくれません。韓国人に直接話すよりも難しいので、いい練習になります。
「明日の天気は?」は聞けば天気を教えてくれますので、聞き取りの練習になります。「ゆっくり話して」と言えばゆっくり話してくれます。
AIスピーカーはいろいろなメーカーから出ていますが、グーグルホームミニがおすすめです。6,000円くらいで購入可能です。グーグルホームミニは2言語の設定が可能なので、日本語と韓国語を設定しておけば、本来の使い方もできますし、韓国語の語学学習としても使えます。
9 独学で韓国語をマスターするための効果的な学習方法〔初歩・初級レベル〕
まずは、ハングルが読めて、最低限の単語と文法項目をおさえることです。そこまではテキストでしっかり学ぶ必要があります。
NHKでも大丈夫です。文法事項をまとめられればYouTubeでもかまいません。
まずは基礎です。骨格作りです。
「文字、発音」の学習
発音は難しくありません。コツをつかみましょう。そのためにはテキストだけでは不十分です。
CDでもYouTubeでもいいので、口の形や音声を確認しながら文字を覚えてください。
関連記事:韓国語初歩者のためのハングル【文字・発音】わかりやすく解説
「単語、文法」の学習
例文を丸ごと覚えましょう。丸覚えは有効です。
そして、無理やり使いましょう。動詞を学習したら、自分の一日の行動を独り言で言ってみましょう。
数字も何度も練習する必要があります。数字を学習したら、電話番号を韓国語で読んだり、何時何分かを韓国語で言うクセをつけましょう。覚えるためには繰り返し使うのが一番です。
「おいしそう」という例文を覚えたら、おいしそうな料理が出た時、独り言で言ってみましょう。とにかく覚えた文を独り言でしゃべりましょう。だんだん長い文で言えるようになったら、それが会話の基礎です。
ノートを作ってノートにまとめる
単語ノート、文法学習ノートを作りましょう。
覚えるというのは、繰り返し頭に刷り込む作業です。
「スカッとさわやか」と言えば何でしょうか。皆さんご存じですよね。コカ・コーラです。
どうして知っているのでしょうか。期末試験に出るからと言って覚えたわけではないですよね。テレビのコマーシャルで繰り返し繰り返し何度も頭に刷り込まれたからですよね。
繰り返し何度も刷り込まれて覚えてしまうのが、本当に覚えるということです。
自分のノートをぼろぼろになるまで見返しましょう。そうすることで本当に覚えることができます。
関連記事:韓国語勉強ノートの作り方|おすすめの勉強方法もあわせて紹介
わからないところをそのままにしない!
ネイティブ講師に確認しましょう。語学の学習は対面のほうがいいですが、オンラインなら時間の手間がかかりません。わからないことがあったらすぐに確認できるように手助けしてくれる講師を見つけておきましょう。
覚えたことを忘れても自分を責めない
人は忘れます。忘れて当たり前です。忘れた時に自分を責めないようにしましょう。
「100回忘れて100回覚え直せばいくらなんでも頭に入るだろう」くらいに気楽に考えてください。覚えるというのは繰り返し繰り返し頭に刷り込むことです。大切なのは「忘れたら覚え直す」というマメな作業です。
覚えたことを忘れても、すぐ忘れる自分を責めずに、そこであきらめずに覚え直しましょう。忘れた時にマメに覚え直す作業ができるかどうかがマスターできる人とできない人の差です。
そのためにもノート作りは大切です。いつもノートを手元に置いて、いつでも開けるようにしておきましょう。
10 テキスト以外の勉強法〔中級~〕
中級レベルでも学ぶべき文法があります。文法はテキストで体系的に学ぶのが一番ですが、テキストの文章は学習用に作った文章なので、読んでおもしろいものではありません。
初級の文法をひと通り終えたら、生きた韓国語で楽しく学習しましょう。それも独学の良さです。
本を読む
本を読むのは役に立ちますが辞書を引きながらだと面倒になりますよね。
お勧めは「イソップ童話」など、日本人がよく知っている海外の短編童話です。
理由は、既に知っている内容なので単語がひとつふたつわからなくても文の意味がわかること、表現が単純明快でわかりやすいこと、そしてひとつひとつの話しが短いので簡単に読めることです。繰り返し繰り返し読むことで文単位で頭に入ります。
できれば、すべて覚えてしまいましょう。丸暗記です。本を見ずにすらすら口から出るくらい覚えてしまいましょう。
短編集に慣れてきたら、やや長めの「星の王子様」もおすすめです。ひとつひとつの文が短くて読みやすいですし、いくつかの名言がそのまま頭に残ります。
中級レベルになったら、人気のエッセイを読みましょう。エッセイで単語力、表現力をつけることができます。韓国へ行った時に本屋へ行って何冊か読み比べてみてください。一番文章が読みやすそうなのを選びましょう。
日本語には「話し言葉」と「書き言葉」がありますが、これは韓国語も同じです。「書き言葉」は本を読むことでしか学ぶことができません。中級以上になったらどんどん本を読みましょう。
新聞を読む
新聞はほとんどが漢字語で難しい文法は使っていません。日本の新聞もそうですよね。
専門の漢字語は日本語と意味も使い方もほとんど同じなので、漢字語の発音を覚えていれば、はじめて見る言葉でもどの漢字か推測できます。この推測を楽しめれば新聞は楽しいです。クイズを楽しむ気分で読んでみましょう。
ニュースや天気予報を見る
新聞が読めるようになったらニュースを見てみましょう。ニュースはアナウンサーの発音なので聞きとりやすいです。
天気予報もアナウンサーの発音で聞き取りやすいですし、天気予報は単語や表現が限られます。パターンがあるのですぐに慣れます。
しかし、バラエティー番組は聞き取りが難しいです。発音もはっきりしないことが多いですし、早口になることも多いです。聞き取りは難しいですが、見てはいけないということはありません。テロップが出ることもありますし、自分の好きな番組を見るのが一番です。
K-POPを聴く/歌う
好きな歌の歌詞を覚えて、どんどん聞きましょう。聞き取りの練習になりますし、歌詞を覚えることで単語量も増えます。そしてどんどん歌いましょう。発音をネイティブにしっかりチェックしてもらうことで、発音の練習になります。
しかし、歌の歌詞は詩です。覚えたそのままを会話で使えないので、そこが弱点です。
韓国ドラマを見る
「好きこそものの上手なれ」好きなドラマをどんどん見ましょう。
おすすめの見方は、はじめは日本語字幕で見て内容を理解します。次に韓国語字幕で見て、韓国語を学びましょう。でも、わからない単語をいちいち全部辞書を引いていたら大変なので、まずは気になるところだけで大丈夫です。
次に字幕を消してドラマを見ましょう。字幕があると耳が頑張りません。耳で聞く練習をしましょう。そして最後は画面を見ずに台詞だけを聞きましょう。聞きながら台詞を丸々覚えてしまうのがベストです。
好きなドラマなら何度見ても面白いです。何度も見て、聞いて、好きな俳優になりきって、いっしょに台詞を話しましょう。
好きなドラマをたくさん丸覚えする
好きなドラマを丸覚えしましょう。台詞すべてです。
独学で『ドラマを字幕なしで聞き取れるようになる』一番楽しく確実な方法は『ドラマをたくさん丸覚えすること』です。好きなドラマを通勤通学の時間に聞きましょう。
丸覚えすることで文単位で頭に入ります。話の流れが入ります。
聞き取りというのは、一字一句全てを聞き取ることではありません。日本語なら少々雑音が入って一部分が聞き取れなくても前後の関係から推測できますし、決まり文句なら途中が聞き取れなくても意味がわかりますよね。ドラマを字幕なしで聞き取れるようになるには、そこまでの聞き取り能力が必要です。たくさんのドラマを丸覚えすることで、話の流れから次にどんな台詞が来るのか推測できるようになります。決まった言い方は何度も出てくるので、出だしだけ聞き取れればあとは聞かなくても意味がわかるようになります。それが本当の聞き取り能力です。
そして、丸覚えした台詞は口からそのまま出ます。たくさんの文を覚えたら、あとは覚えた文の単語を入れ替える応用練習をするだけです。ドラマをたくさん丸覚えすることで、会話力の基礎が整います。
独学で韓国語をマスターするためのポイントは『たくさん丸覚えする』ことです。
丸覚えすることで、字幕なしで韓国ドラマの内容が理解できるようになる
英会話教材も同じです。世の中には独習用の英会話教材がたくさん出ていますが、基本はどれも『丸覚え』です。「楽しい内容なので何度聞いても飽きない」ということをどの教材も売りにしています。
「丸覚えした文をそのまま使うことで会話ができるようになる」という基本のメソッドはどの教材も同じです。それは『独学で聞き取り能力を養い会話の基礎力を作る』にはそれしか方法がないからです。
教材ごとの違いは「話の内容」だけです。どれだけおもしろく、何度聞いても飽きないか、それだけです。
でも、実際に聞いてみると話はおもしろくないです。丸覚えする前に飽きます。そこで皆挫折します。
英会話教材の宣伝に出ているゴルフの石川遼選手は飽きずに続けられたようですが、とても珍しいケースだと思います。
『韓国ドラマ丸覚え』は、このメソッドです。
おもしろいから飽きずに続けられる唯一の方法と言ってもいいと思います。ですので、韓国ドラマが好きな人はとてもラッキーです。韓国語を独学でマスターできる条件が既に備わっています。
実戦で使う
会話の基礎が身に付いたら、会話は実践で鍛えていきましょう。韓国へ行って使ってみてもいいですし、教室やオンラインで練習してもいいですし、あとは実践あるのみです。
11 つまずいた時は
ネイティブ講師に教えてもらう
教室でもオンラインでもかまいません。わからないところはすぐにネイティブ講師に教えてもらいましょう。わからないところをそのままにして、またわからないことが出てきて、それが重なって、どんどんわからなくなると挫折します。
また、自分の発音が正しいかどうかは、ネイティブに確認するしかありません。間違ったまま覚えてしまわないよう、定期的に見てもらいましょう。
独学の限界を感じたら
韓国語教室に通いましょう。続けることが大切です。
教室に通って初級レベルがマスターできたら、また独学に戻ってもいいと思います。中級レベルからは独学しやすいです。
教室にそのまま通ってもいいですし、その時点で改めて考えてみましょう。
12 韓国語を独学で勉強する際の注意点
注意点①質を追求すること
大切なのは「質より量」です。質がいいに越したことはありませんが、それよりも、たくさん覚えること、たくさん練習することを重視してください。
注意点②教材だけで学習すること
教材は初級文法のテキスト一冊、中級文法のテキスト一冊、計二冊のテキストで十分です。単語や文法をノートにまとめたらテキストは要りません。
さっさとテキストを終えて、歌でドラマでも興味のあるもので学習しましょう。
注意点③教材収集に走ること
教材は教材です。内容は面白くありません。生教材で楽しく学ぶのが上達への早道です。
12 まとめ
韓国語は独学が可能なことがおわかりいただけたと思います。それほど根気がなくても大丈夫です。好きな気持ちをモチベーションに、自分のテンションを高めて取り組んでいくことが大切です。楽しく丸覚えできればゴールが見えてきます。
もし、独学でやってみようかと迷っているなら、どこまで独学でできるかやれるところまでやってみましょう。とにかくスタートして、やれるだけやって、もうだめだと思ったらその時は自分に合う教室を探しましょう。
気軽にスタートできるのも独学の良さです。
はじめることが半分だ
韓国には『はじめることが半分だ(시작이 반이다)』という諺があります。これは「はじめることで目標の半分は達成だ」、つまり「はじめようかどうか悩んでいる時間がもったいない、今すぐはじめよう」という意味です。
まずは「文字・発音」から
ハングルの「文字・発音」の学習からスタートしましょう。
関連記事:韓国語初歩者のためのハングル【文字・発音】わかりやすく解説
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全員きれいな標準語を話す20代から40代の優しい講師陣です。日本語ももちろん上手で、ほぼ全員が韓国語教員資格証を持っています。
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監修者
<出身大学>
新丘大学家庭教育学部
<略歴>
ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。
内田 昌弘 (うちだ まさひろ)
韓国語教室ハングルちゃん代表
<資格>
通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)
<出身大学>
京都大学農学部卒業
<略歴>
東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。