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韓国語で「むかつく/怒る」様々な程度のフレーズを徹底解説!


エリス むかついた‼

目次

1「怒る」は「ファガナダ(화가 나다)」「ファナダ(화나다)」

ファガナンダ (怒りが出る)

韓国では「怒り」は「火」で表します。「ファ(화)」が「火」で、「ガ(가)」が助詞の『が』、「ナダ(나다)」が「出る」、「火が出る」で「怒る」となります。助詞は省略可能です。「ナダ(나다)」は会話の言い切りの形では「ナンダ(난다)」になります。

他動詞を使って「ファルルネダ(화를 내다)」「ファネダ(화내다)」とも言います。

ファネジマ‼ (怒りを出さないで/怒らないで)「

ルル(를)」が助詞の『を』、「ネダ(내다)」が「出す」、直訳すると「火を出す」です。「火」が「怒り」ですから、「怒りを出す」、「怒る」となります。

2 強い「腹立ち」は「ヨルパッタ(열받다)」

「ヨル(열)」は漢字語で「熱」、「パッタ(받다)」が「受ける」なので、直訳すると「熱受ける」となります。
他人、あるいは、ある事から「熱」、つまり「腹の立つようなこと」を「受ける」ということで、「腹立つ」「むかつく」の意味となります。外部からの刺激で腹が立った時に使います。
「受ける」は、本来他動詞ですが、「熱受ける」で慣用表現となり、自動詞のように使います。

「ヨルパンネ」

「急に熱がぱっと受けるね」⇒「急にむかつくね」
「怒り」は「火」なので、テロップにはたいてい炎がつきます。
「ネ」は、日本語の「ね」とほぼ同じです。

過去形は「ヨルパダッソ(열받았어)」「ヨルパダッタ(열받았다)」

エリス むかついた‼

会話で話す時は「ヨルパダッソ(열받았어)」を使います。

「ル」の発音は「L(エル)」音です。

舌を上の歯の付け根につけるだけです。「ル」の音は出さなくていいです。韓国語の発音に慣れていないと、「ヨ・パッタ」「ヨ・パンネ」のように、「ル」の部分は、よく聞き取れないと思います。

3 「強いいらいらが出る」「チャジュンイナダ(짜증이 나다)」

「チャジュン(짜증)」が「いらつき」「むかつき」、「イ(이)」が助詞の『が』、「ナダ(나다)」が「出る」、心の中から「いらつき」や「むかつき」が「出る」で、「いらつく」「むかつく」という意味になります。
日本語と同じで、会話では、助詞は省略されることが多く、「チャジュンナダ(짜증 나다)」となります。
女性がよく使う表現です。

会話では「チャジュンナ(짜증나)」と言います。

「アイゴ~チャジュンナ チンチャ」「ア゛~ いらつくホントに」
※ 아이고(アイゴ)の「고」を「C」で表記しています。「고」とならずに「ク」のような発音になっているからで、バラエティー番組ならではの表記です。

「チンチャ チャジュンナ」はひとつのフレーズで覚えてしまってもいいと思います。

丁寧形は「チャジュンナヨ(짜증나요)」

本当にいらつきます。

「ヨ(요)」が日本語の『です・ます』に当たります。

「チャ(짜)」は、喉を詰めた感じの音です。「ッチャ」のような感じです。

韓国語には、「チャ」は、みっつの音があります。普通の「チャ」、息を強く吐きながら発音する「チャ」、そして、喉を詰めた音「ッチャ」です。
「チャジュンナ(짜증나)」の「チャ」は、喉を詰めた音「ッチャ」です。

4 「いらいらが出る」「シンギョンジリナダ(신경질이 나다)」

「シンギョンジル(신경질)」は、漢字の言葉で「神経質」ですが、日本語とは意味が違って「気に障ることでいらいら」というような意味です。「イ(이)」が助詞の『が』、「ナダ(나다)」は「出る」で、「いらつく」「むかつく」という意味になります。
日本語と同じで、会話では、助詞は省略されることが多いです。「シンギョンジルナダ(신경질 나다)」、「ル」は「L(エル)」音です。
女性がよく使う、というより、男性はほとんど使わない表現です。

会話では「シンギョンジリナ(신경질이나)」と言います。

あまりにたくさんの人が好きで、いらつきます〔ここでは嫉妬のニュアンスです〕。

「チャジュンイナダ(짜증이 나다)」よりも「いらつき」の度合いは低いです。特に、ここでは嫉妬のニュアンスのため、テロップにも炎はつきません。

5 「とても腹が立つ」「ソンジルナダ(성질나다)」「ソンジルネダ(성질내다)」

1の「ファナダ」「ファネダ」と同じで、「出る」と「出す」があります。「ファナダ」「ファネダ」より強い怒りです。

「ソンジル(성질)」を「怒り」の意味で使うこともよくあります。

なんで私にソンジルだ?

「なんで俺に怒るんだ」「怒りの矛先が違うだろう」という意味です。

6 「いらいらさせられる」「ヤゴルダ(약오르다)」

侮辱されたり、腹立たしいことをされて、いらつくことを「ヤゴルダ(약오르다)」と言います。

「いらつかせる」は「ヤゴルリダ(약올리다)」

これも「ヤゴルリダ(약올리다)」」です。

ひどい侮辱から冗談まで「ヤゴルリダ(약올리다)」の程度は様々です。

「ヤゴルダ(약오르다)」も程度は様々です。

上の「ノイドゥル(君たち)‼」と言いながら指でいらつかせる態度に「ヤゴルジロン(いらつくじゃないよん)」と言っています。
相手が先輩で、バラエティー番組なので、半分冗談での半泣きになっています。実際には、たいしていらついていません。「ヤゴルジロン(いらつくじゃないよん)」と冗談っぽい表現をしていることからもわかります。

7 「頭がおかしくなりそうだ」「ミッチゲッタ(미치겠다)」

「ミッチダ(미치다)」が「頭が狂う/頭がおかしくなる」、「ゲッ(겠)」が『推量』の意味なので「頭が狂いそうだ/頭がおかしくなりそうだ」という意味になります。
「ね」をつけて「ミッチゲンネ(미치겠네)」「頭が狂いそうだよ」もよく使います。

「怒り」の場面以外でも使います。

ポゴシッポ ミッチゲッタ (会いたくておかしくなりそう)

おもしろすぎても使いますし、使われる場面が広いです。

8 若者たちは「ッパクチダ(빡치다)」「ッチャンナ(짱나)」と言います。

「強い苛立ちが出る」という意味の若者言葉です。

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