韓国語の「アイゴ」様々な意味と使い方をわかりやすく徹底解説![音声付き]
「アイゴ」という言葉、お聞きになったことがあると思います。ここでは「アイゴ」の意味、そして使い方を、わかりやすく徹底解説致します。
「アイゴ」を辞書を見ても、それだけではなかなかピンと来ないと思います。たくさんの例文を見て、そして聞くことで、理解を深めていただければと思います。
アイゴ〔画像出典 : MBCチャンネル〕
目次
- ○ 1 「アイゴ」は感嘆詞です。ハングルでは「아이고」と書きます。
- ・びっくりした時、思わず口から出ます。
- ・「アイゴアイゴ」となったり「エゴ(애고)」となったりもします。
- ・うれしい時にも使います。
- ・悲しい時にも使います。
- ・疲れた時、困った時も「アイゴ~」です。
- ・悔しい時、いらつく時も「アイゴー」と言います。
- ・呆れた時も「アイゴ~」です。
- ・話し相手の話に「アイゴアイゴ」と相槌のように言うこともあります。
- ○ 2 感嘆詞は国によって様々で、お国柄で出ます。
- ・アメリカでは、場面によっていろいろな感嘆詞があります。
- ・日本も場面によって様々です。
- ・韓国では、どんな場面でもすべて「アイゴ」です。
- ○ 3 感嘆詞は他にもありますが。
- ・韓国人のよく使う、一番典型的な感嘆詞が「アイゴ」です。
- ・似た意味の感嘆詞に「オモ」「オモナ」があります。
- ○ 4 韓国語に興味のある方は、こちらもご覧ください。
- ○ 5 本格的に韓国語を勉強してみよう!
1 「アイゴ」は感嘆詞です。ハングルでは「아이고」と書きます。
「アイゴ(아이고)」
感嘆詞は、思わず心を揺さぶられた時、とっさに出る言葉です。
韓国では「アイゴ」をいろいろな場面で使います。嬉しくても悲しくても使います。日本語に訳すと「ありゃ」「オット」「あらあら」「あー」「ヴー」等々、場面によって様々になります。
びっくりした時、思わず口から出ます。
例えば、誰かに「ワッ」と驚かされて「うわっびっくりした」と言う時、
韓国人は「アイゴカムチャギヤ(아이고 깜짝이야)」と言います。
「アイゴ」がない時もありますが、ほぼ決まった言い方です。「カムチャッ(깜짝)」が「急にびっくり」という意味の名詞です。韓国語を身に着けたい方は、ひとつのフレーズで覚えてしまうといいと思います。早口で「アイゴ!」だけの人もいます。
「アイゴアイゴ」となったり「エゴ(애고)」となったりもします。
「アイゴアイゴ」と「アイゴ」を重ねて使うこともありますし、
短く「エゴ(애고)」となったりもします。
「アイゴ」は感嘆詞なので、感情が入って微妙に形が変わることも多いです。
うれしい時にも使います。
祖父母は孫の笑顔を見ると「なんてかわいいの!」
「アイゴイェッポラ!(아이고 예뻐라)」
「アイゴクィヨウォ(아이고 귀여워)」と言います。
これも決まった表現と言っていいくらいよく使います。「かわいい/きれい」という意味の形容詞(単語)は「イェップダ(예쁘다)」「クィヨプタ(귀엽다)」です。
「かわいい」についてはこちらを参照ください。
⇒韓国語で「可愛い」は
あるいは、会いたかった人に久しぶりに会えた時は、大きな声で「アイゴー!」と語尾を伸ばして感動を表します。日本語だと「うわ~」という感じです。
悲しい時にも使います。
〔画像出典 : KBSニュースチャンネル〕
泣きながら叫ぶ時も「アイゴー」です。たいていは語尾が伸びます。
人の死を悼みながら「アイゴー」と慟哭する場面、韓国ドラマなどで見たことのある方、多いと思います。
疲れた時、困った時も「アイゴ~」です。
例えば、くたくたで家に帰りついて「は~」と言う場面、困り果てててため息「は~」という場面では、弱弱しい声で「アイゴ~」です。
「は~疲れた」「アイゴピゴナダ(아이고 피곤하다)」
「アイゴピゴネ(아이고 피곤해)」
「は~大変」「アイゴヒムドゥルダ(아이고 힘들다)」
「アイゴヒムドゥロ(아이고 힘들어)」
「は~どうしよう」「アイゴオットッカジ(아이고 어떻카지)」
など、「アイゴ」+「疲れた/大変/どうしよう」のように言うことが多いです。
※「オットッカジ(어떻카지)」は「オットケハジ(어떻게 하지)」を縮約した形です。文法的には正しい表記ではありませんが、一般的によく使われている表現です。
悔しい時、いらつく時も「アイゴー」と言います。
アイク~いらつく本当に 〔画像出典 : SBSチャンネル〕
バラエティー番組なので、英語の「C」を使っておもしろおかしく表記しています。
悔しい時やいらいらの時は、歯を食いしばって言うので、
発音が「アイグ~(아이구)」となったり
「ウイグ~(으이구)」となったり、
発音が変わることが多いですが、「アイゴ(아이고)」です。
呆れた時も「アイゴ~」です。
「まったく、呆れて開いた口が塞がらない」時は
「アイゴオイオンネ(아이고 어이없네)」、
あるいは、「まったく何やってるの」「アイゴモハゴイッソ(아이고 뭐하고 있어)」などと嘆きます。
「呆れる/開いた口が塞がらない」が「オイオプタ(어이없다)」です。
話し相手の話に「アイゴアイゴ」と相槌のように言うこともあります。
例えば、話し相手が「慌てて飛び出したら転んじゃって」と言った時、日本語なら「アリャマ」とか「そりゃ大変」とか言いますが、韓国語では早口で「アイゴアイゴ」と言います。この場合は、驚きのニュアンスもありますし、同情のニュアンスもあります。
悲しみにも「アイゴアイゴ」と同情しますし、喜びにも「アイゴアイゴ」と喜びを共有します。
2 感嘆詞は国によって様々で、お国柄で出ます。
アメリカでは、場面によっていろいろな感嘆詞があります。
喜びなら「ワオ(Wow)」「イェイ(Yay)」、驚きなら「オーマイガー(Oh my God)」「オー(Oh)」、悲しい時なら「アウ(Aww)」、手が滑って持っていた物を落とした時なら「ウプス(Oops)」、場面場面で違います。「オーマイガー(Oh my God)」は意味のある文になっていますが、それ以外は、感嘆詞自体に意味はありません。
日本も場面によって様々です。
驚いた時に「うわー」「えー」、手が滑った時に「オットット」「ありゃりゃ」等、場面によって使う感嘆詞はだいたい決まっています。そして、感嘆詞の言葉自体に意味はありません。
韓国では、どんな場面でもすべて「アイゴ」です。
どんなシーンでも「アイゴ」が使えます。アメリカや日本では場面ごとに使う感嘆詞が違いますが、韓国では全て同じです。これが「アイゴ」の大きな特徴です。ですので、使用頻度がとても高くなります。
また、感嘆詞自体に意味がないのは、アメリカや日本と同じです。
3 感嘆詞は他にもありますが。
人によっては、例えば、驚いた時に「オモナ(어머나)」と言ったり、「アイゴモニ(아이고머니)」と言ったり、違う言い方をする人もいます。それは、日本人の中でも、驚いた時に、「アリャマ」とか「オー」とか、いろいろな声を出す人がいるのと同じで、韓国人の中にも、いろいろな声を出す人がいます。
しかし、その中で、
韓国人のよく使う、一番典型的な感嘆詞が「アイゴ」です。
統計があるわけではありませんが、感覚的には韓国で使われる感嘆詞の90%以上が「アイゴ」です。
似た意味の感嘆詞に「オモ」「オモナ」があります。
「オモ」「オモナ」は、驚いた時に女性が使う感嘆詞です。
⇒「オモ」「オモナ」の使い方、意味
4 韓国語に興味のある方は、こちらもご覧ください。
挨拶の表現、自己紹介の表現、旅行で使える表現など、ぜひ、見ておいてください。そして、韓国へ行って、使ってみてください。言葉が通じると楽しいですし、韓国ドラマを見て、聞き取れると楽しいですよね。
⇒韓国語でなんて言うの?「目次」へ
5 本格的に韓国語を勉強してみよう!
という方は、ぜひ『韓国語教室ハングルちゃん』にお問い合わせください。
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