韓国語「イルボン」の意味は？韓国語で「私は日本人です/ではありません」文法発音徹底解説！
「日本」「日本人」「私は日本人です」「韓国人ではありません」を韓国語で言えるようにしましょう。韓国へ行くなら必須の表現です。
「日本人です」「韓国人ではありません」このふたつの表現は「名詞です」「名詞ではありません」の形ですから、ふたつの構文を覚えてしまえば、あとは名詞の部分を入れ替えることで、いろいろなことが言えるようになります。ぜひ、ここでマスターしてください。
目次 ▼
- ○ １ 韓国語「イルボン(일본)」の意味は「日本」
- ○ 2 韓国語「イルボン(일본)」の発音
- ・「イルボン」の「ル」は「Ｌ」
- ・「イルボン」の「ン」は「N」
- ○ 3 「私は日本人です」は韓国語で「チョヌン イルボンサラミエヨ(저는 일본사람이에요)」
- ・フォーマルな丁寧形は「チョヌン イルボンサラミムニダ(저는 일본사람입니다)」」
- ・「日本人」の漢字のハングル読みは「イルボニン(일본인)」
- ○ 4 「韓国人ではありません」は韓国語で「ハングㇰサラミアニエヨ(한국사람이 아니에요)」
- ・フォーマルな丁寧形は「ハングㇰサラミアニムニダ(한국사람이 아닙니다)」
- ・「日本人ではありません」は「イルボンサラミアニムニダ(일본사람이 아닙니다)」
- ・ハングクの「ン」も「N」
- ・ハングㇰの最後の「ㇰ」は子音だけの音「K」
- ○ 5 音声で聞きながらフレーズで覚えてしまいましょう
- ○ ６ まとめ
- ○ ※ 韓国語を楽しく学んでみませんか？
１ 韓国語「イルボン(일본)」の意味は「日本」
韓国語で「日本」は「일본（イルボン）」です。
旅行や自己紹介でよく使う言葉です。
例えば「일본에서 왔어요（イルボネソ ワッソヨ）＝日本から来ました」や「일본인 이에요（イルボニン イエヨ）＝日本人です」のように活用できます。
ハングルを覚えると旅行やイベントで役立つので、クイズなどを通じて楽しく学んでみましょう！
2 韓国語「イルボン(일본)」の発音
韓国語で「日本」を表す「イルボン(일본)」は、旅行や会話で役立つ基本表現です。
カタカナの「ル」をはっきり発音せずに、少し弱めに「ル」と出すとちょうど良い感じの発音になります。
発音を正しく覚えて、韓国での交流をもっと楽しみましょう！
「イルボン」の「ル」は「Ｌ」
「イルボン（일본）」の「ル」は、日本語の「L」に近い音です。
発音のポイントは、舌先を軽く上あごに触れさせながら短く発音することです。
つけるだけで「ル」と発音しなくていいです。
強く巻き舌にならないよう注意しましょう。
「イルボン」の「ン」は「N」
「Ｌ」と同じで、舌を上の歯の付け根につけてください。
ただし、韓国語では「본（ボン）」の「ン」がやや鼻にかかる音になります。
発音のコツは、口を閉じず、軽く鼻に響かせるように「ン」を発音することです。
「일（イル）」から「본（ボン）」へ滑らかにつなげるよう意識しましょう
3 「私は日本人です」は韓国語で「チョヌン イルボンサラミエヨ(저는 일본사람이에요)」
韓国語で「私は日本人です」は「저는 일본사람이에요（チョヌン イルボンサラミエヨ）です。
このフレーズは、韓国で自己紹介をする際に役立つことでしょう。
韓国語と日本語は語順が同じです。単語をひとつひとつ置き換えるだけです。
単語の意味は、
「わたくし」⇒「チョ」
「は〔助詞〕」⇒「ヌン」
「日本人」⇒「イルボンサラム」
「です」⇒「イエヨ」
「チョヌン」は「わたくしは」です。謙譲表現です。
初対面の人には通常敬語を使います。
「イルボンサラム」の「ム」と「イエヨ」の「イ」が合わさって「ミ」となります。
「日本人です」⇒「イルボンサラミエヨ」です。
フレーズで覚えてしまいましょう。
フォーマルな丁寧形は「チョヌン イルボンサラミムニダ(저는 일본사람입니다)」」
韓国語で「저는 일본사람입니다（チョヌン イルボンサライムニダ）」はフォーマルな丁寧形です。
韓国では通常、初対面では「イムニダ」を使います。
「日本人です」
⇒「イルボンサライムニダ(일본사람입니다)」
「わたくしは日本人です」
⇒「チョヌン イルボンサラミムニダ(저는 일본사람입니다)」
韓国語の丁寧形には「～ニダ」で終わるフォーマルな丁寧形と、「～ヨ」で終わる日常会話の丁寧形があります。
それぞれ「ニダ体」「ヨ体」と言います。日本では「ハムニダ体」「へヨ体」と言うこともあります。
韓国語の丁寧形の詳細についてはこちらを参照してください。
関連記事 : 韓国語の２つのタイプの丁寧形について
「日本人」の漢字のハングル読みは「イルボニン(일본인)」
「イルボニン(일본인)」は、「日本人」という漢字のハングル読みですが、よりフォーマルな場や文章の言葉です。
会話では「人(ひと)」という意味の韓国語「サラム」を使います。
よりやわらかい響きになります。
音声を聞きながら練習して自然な発音を目指しましょう！
4 「韓国人ではありません」は韓国語で「ハングㇰサラミアニエヨ(한국사람이 아니에요)」
名詞の否定文は「イ/ガ アニムニダ」「イ/ガ アニエヨ」となります。
名詞の最後が子音の時(パッチムがある時)、助詞は「イ」になり、
名詞の最後に子音がない時(パッチムがない時)、助詞は「ガ」になります。
ここで「ハングㇰサラム(한국사람)」は、名詞の最後が子音ですので「イ」。
そして「サラム」の「ム」と助詞の「イ」がくっついて「ミ」になるのです。
フォーマルな丁寧形は「ハングㇰサラミアニムニダ(한국사람이 아닙니다)」
フォーマルな「韓国人ではありません」はハングㇰサラミアニムニダ(한국사람이 아닙니다)です。
発音のコツは、「한국（ハングㇰ）」の「ㇰ」を喉で軽く止め、「사람（サラム）」を明瞭に発音することです。
「이（イ）」から「아닙니다（アニムニダ）」は滑らかに続け、「니다（ニダ）」の語尾を丁寧に下げるようにします。
フォーマルな場では特に発音を意識して練習しましょう！
「日本人ではありません」は「イルボンサラミアニムニダ(일본사람이 아닙니다)」
あるいは「イルボンサラミアニエヨ(일본사람이 아니에요)」でも大丈夫です。
丁寧度はやや落ちますが、発音は簡単になります。
発音のコツは、「일본（イルボン）」の「ル」をLに近い音で、「본（ボン）」の「ン」を軽く鼻にかけて発音することです。
「사람（サラム）」は「サ」と「ラム」を区切りつつ自然につなげて、「아니에요（アニエヨ）」を柔らかく滑らかに発音しましょう。
リズムよく練習すると、自然な発音に近づけます！
ハングクの「ン」も「N」
「ハングク（한국）」の「ン」は、日本語の「N」に近い音ですが、韓国語特有の鼻に響く音が含まれます。
発音のコツは、舌先を口の上部に軽く触れさせず、自然に鼻に通る音を出すことです。
「한（ハン）」の「ン」をしっかりと響かせ、「국（グク）」へ滑らかにつなげると韓国語らしい発音になります。
ハングㇰの最後の「ㇰ」は子音だけの音「K」
「ハングㇰ（한국）」の最後の「ㇰ」は、子音だけの音「K」に近い発音です。
発音のコツは、「그（グ）」の母音部分を省略し、喉で息を止めるように「K」と短く切ることです。
「グック」と言おうとして「グッ」で止めてください。
「한（ハン）」から「국（グㇰ）」へ音をつなぐ際に、強く発音しすぎず、軽く止める感覚を意識しましょう。
5 音声で聞きながらフレーズで覚えてしまいましょう
韓国語を学ぶなら、音声で聞いて耳から覚える方法がおすすめです。
そうすれば韓国行っても使えますし、ドラマでも聞き取れるはずです。
他にも、挨拶表現や使えそうな表現がたくさんあります。一緒に見ておいてください。そして、韓国へ行った時に使ってみてください。通じると楽しいですし、ドラマを見て聞き取れるとうれしいですよね。
関連記事：こんな時韓国語でなんて言うの？ よく聞く韓国語の正しい意味は？
６ まとめ
「日本」や「日本人」という意味の韓国語、
「日本」⇒「イルボン(일본)」
「日本人」⇒「イルボンサラム(일본사람)」
「私は日本人です」⇒「チョヌン イルボンサラミエヨ(저는 일본사람이에요）」
韓国へ行くなら、この３つはぜひ覚えておきたいですよね。
きっと使う機会がたくさんあるはずです。
きれいな発音で言えるようにしておきましょう。
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監修者
＜出身大学＞
新丘大学家庭教育学部
＜略歴＞
ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。
内田 昌弘 (うちだ まさひろ)
韓国語教室ハングルちゃん代表
＜資格＞
通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)
＜出身大学＞
京都大学農学部卒業
＜略歴＞
東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。