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韓国語表現

韓国語で「行ってきます、行ってらっしゃい」「ただいま、お帰り」徹底解説![音声付]

「行ってきます」「いってらっしゃい」「ただいま」「お帰り」という、日常よく使う挨拶表現をご紹介します。
ただ、挨拶言葉を使う文化が日本とは少し違います。そんな文化の違いもご紹介します。
また、発音のコツも伝授しますので、ネイティブっぽく、きれいな発音で話せるように、ぜひコツをつかんで使ってみてください。

お母さん、学校 行って参ります

目次

1「行って来ます」はふたつあります。

ひとつは「タニョオゲッスムニダ(다녀오겠습니다)」

お母さん、学校 行って参ります
「タニョオゲッスムニダ(다녀오겠습니다)」

直訳すると「通って参ります」となります。これが『正式』な挨拶表現です。動詞の「タニダ(다니다)」は「通う」と意味ですが、「タニョオゲッスムニダ」の時には「通う」の意味は薄れます。訳は「行って参ります」となります。「ゲッ(겠)」は『婉曲・丁寧・意志』の意味です。

もうひとつは「カッタオゲッスムニダ(갔다오겠습니다)」

「タニョオゲッスムニダ(다녀오겠습니다)」より、ややくだけた感じです。「カッタオダ(갔다오다)」が「行って来る」なので、「行って参ります」になります。
毎日通う学校や会社へ行く時は「タニョオゲッスムニダ」と言うことが多いですが、必ずしも使い分けているわけではありません。

「スムニダ」の発音は「スムミダ」

「スムニダ」のほうがネイティブ発音に近いです。
「ム」で口をつぐんでください。そして、すぐに「ミダ」と続けてください。口をつぐんで「ニダ」と発音するのは、ちょっと大変です。韓国人も、普通の会話の速度で話す時は、「ニ」の音は、はっきり出ていません。ですので、「スムミダ」で大丈夫です。そのほうがネイティブっぽくなります。

日常のくだけた丁寧形は「タニョオルケヨ(다녀올게요)」「カッタオルケヨ(갔다올게요)」

行って来ますね〔画像出典 : TV조선チャンネル〕

「タニョオルケヨ(다녀올게요)」

「ケヨ(게요)」は意志を表す語尾です。日本語にすると「行って来ますね」くらいの感じです。挨拶表現ではありませんが、一般的に使う表現です。

「カッタオルケヨ(갔다올게요)」

日常よく使う表現です。「行って来ます」には、正式な表現以外に、いろいろな形がありますが、「カッタオルケヨ(갔다올게요)」は、フレーズで覚えてしまうといいでしょう。

韓国語の2種類の丁寧形について

『パンマル(タメ口)』は「タニョオルケ(다녀올게)」「カッタオルケ(갔다올게)」

「タニョオルケ(다녀올게)」

「ヨ」が日本語の「です・ます」に当たります。「ヨ」を取って『パンマル(タメ口)』です。

「カッタオルケ(갔다올게)」

「ちょっと出かけて来ます」「チャンカンナガッタオルケヨ(잠깐 나갔다 올게요)」

ちょっと出かけるような時は、
「ナガッタオルケヨ(나갔다 올게요)」「出かけて来ます」、
「ナガッタオルケ(나갔다 올게)」「出かけて来るね」と言います。
「ナガダ(나가다)」が「出る/出かける」の意味です。
普通は「少し」「チョム(좀)」や「ちょっとの間」「チャンカン(잠깐)」をつけて言うことが多いです。
「チャンカンナガッタオルケヨ(잠깐 나갔다 올게요)」

「オルケヨ」の「ル」は「L(エル)」音です。

舌を上の歯の付け根にしっかりつけてください。つけるだけです。「ル」と発音しません。「オルケ」も同様です。

「オルケヨ」の「ケ」は「ッケ」のように発音します。

濃音化と言います。「ケ(게)」の発音は「ッケ(께)」になります。喉を詰めた感じの発音です。「オルケ」も同様です。

2「行ってらっしゃい」もふたつあります。

ひとつは「タニョオセヨ(다녀오세요)」

直訳すると「行って来てください」
「行って来る」という「タニョオダ(다녀오다)」から語尾の「ダ(다)」を取って、「~てください」という意味の「セヨ(세요)」をつけた形です。

もうひとつは

「カッタオセヨ(갔다오세요)」

「タニョオセヨ(다녀오세요)」のほうが、やや丁寧なニュアンスがありますが、同じような感じで使います。

日常のくだけた丁寧形は「タニョワヨ(다녀와요)」「カッタワヨ(갔다와요)」

「タニョワヨ(다녀와요)」

「カッタワヨ(갔다와요)」

「行って来てください」という意味です。
「セヨ(세요)」を取っても「~てください」の意味で使うことができます。

『パンマル(タメ口)』は「タニョワ(다녀와)」「カッタワ(갔다와)」

「タニョワ(다녀와)」

「カッタワ(갔다와)」

直訳すると「行って来て」です。

3「ただいま」もふたつあります。

ひとつは「タニョワッスムニダ(다녀왔습니다)」

直訳すると「行って来ました」です。

もうひとつは「カッタワッスムニダ(갔다왔습니다)」

語尾の「スムニダ」は、フォーマルな格式ある形です。会社や軍隊、そして初対面の時などに使います。

単語としては「タニョオダ(다녀오다)」「カッタオダ(갔다오다)」です。「オダ(오다)」の部分を活用しています。

日常のくだけた丁寧形は「タニョワッソヨ(다녀왔어요)」「カッタワッソヨ(갔다왔어요)」

「タニョワッソヨ(다녀왔어요)」

「カッタワッソヨ(갔다왔어요)」

「ヨ」は、日常会話の丁寧形です。
「タニョワッソヨ」より「カッタワッソヨ」のほうがややくだけた感じです。

『パンマル(タメ口)』は「タニョワッソ(다녀왔어)」「カッタワッソ(갔다왔어)」

「タニョワッソ(다녀왔어)」

「カッタワッソ(갔다왔어)」

もっと簡単に「ワッソ(왔어)」ということもあります。直訳すると「来た」ですが、「帰ったよ」くらいの感じです。

4 「お帰りなさい」は

挨拶表現としての決まった形がありません。

うちに帰って来た人には「タニョワッソ?(다녀왔어?)」「行って来た?」とか

「タニョワッソ?(다녀왔어?)」「行って来た?」

「カッタワッソ?(갔다왔어?)」「行って来た?」とか

単に「ワッソ?(왔어?)」「来た?/帰った?」とか言います。

などと言うことが多いですが、母なら「手足洗ってご飯食べな」とか、夫婦なら「遅かったね」とか、すぐに会話になります。日本でも、「お帰りなさい」は、実際そんなに使わないで、いろいろと会話をしていませんか。それと同じです。

5 近い関係の人に、決まった挨拶表現はあまり使いません。

日本でも、近い人には、「行って来ます」「行ってらっしゃい」「ただいま」よりも、近い関係の人なら、「行って来るね」とか「気を付けて行っておいで」とか「今帰った」とか、実際にはいろいろな表現を使っていますよね。
韓国でも同様です。一応、決まった表現はありますが、近い関係であれば、正式な「挨拶表現」を、そのままの形で使っているケースは、むしろ少ないです。

6 使えそうな表現はフレーズで覚えてしまいましょう。

音声で聞いて、耳から覚えてしまうのが効果的です。そうすれば、韓国行っても使えますし、ドラマでも聞き取れるようになります。

他にも、挨拶表現、自己紹介の表現、韓国に旅行に行った時使える表現を、ぜひ、見ておいてください。そして、例文を丸々覚えて、韓国へ行った時に使ってみてください。言葉が通じると楽しいですし、ドラマを見て、聞き取れると楽しいですよね。
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