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韓国語の「ケンチャナヨ」「ケンチャナヨ精神」の意味と使い方


ケンチャナヨ!(괜찮아요!)

目次

韓国人がよく使う言葉にケンチャナ(괜찮아)があります。

ケンチャナヨ(괜찮아요)と「ヨ(요)」を付けると丁寧形になります。

日本語にすると「ケンチャナ」が「大丈夫」、

「ケンチャナヨ」が「大丈夫です」となります。「ケンチャナヨ」と「大丈夫です」、意味も使い方もよく似ています。
日本でも、何か問題があったり、あるいは、問題が起きた時に、

「大丈夫」「問題ない」と、相手(聞き手)を慰めたり、勇気づけたりする時に使います。

ケンチャナヨも同じです。失敗したけど大丈夫、壊れちゃったけど大丈夫、相手を思いやる時に、よく使います。

「大丈夫」には、自分の失敗に対して使う使い方があります。

何かを間違えたり、あるいは、何かを壊したりした時、「このくらい問題ないよ」という意味で、「大丈夫!」「心配しないでいいよ」と言うことがあります。
周りから見ると「それ、大丈夫じゃないでしょ」という状態なのに、自分ひとりで「大丈夫!」という人、たまにいますよね。これは、人によって「大丈夫」の基準が違うためですが、「ケンチャナ」も同じです。韓国でも、本人は「ケンチャナ!」と言っているけど、傍から見たら、ぜんぜん「ケンチャナ」じゃないということがあります。

「大丈夫」の基準が、韓国人は日本人よりも低いと感じるみたいですね。

日本人から見ると「ぜんぜん大丈夫じゃない」のに、韓国人は「ケンチャナヨ」と言っている。それが重なって、韓国人はいい加減だなあ、なんでもケンチャナヨで済ますんだなあ、ということで「ケンチャナヨ精神」という言葉が生まれたようです。

「ケンチャナヨ精神」という韓国語はありません。

日本人がつけた「あだ名」です。それが日本人が考える韓国人のイメージなんですね。

これは「大丈夫」の基準の違いだと思います。

韓国人から見ると、日本人は杓子定規で「ゆどり(유도리)がない」となります。「ゆどり」は日本語の「ゆとり」から来た言葉で、俗語です。許容の幅が狭い、融通が利かない、という意味です。これは、一般の韓国人が考える、日本人のイメージです。

韓国人も、徹底する時は徹底しています。

KPOPもスマートホンも、徹底したから成功しています。韓国人から見ると、日本人は全然徹底してなくて緩いなあ、と思う場面がたくさんあります。
結局は、何を徹底して、何を臨機応変とするのか、その基準が、日本人と韓国人で、少し違うだけのように思います。

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