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韓国の暮らし 1【食事・お酒・コーヒー】

韓国人のアルコール消費量はこの15年ほどの間に大きく減少

投稿日:2021年1月23日 | 最終更新日:2024年7月13日

韓国人のお酒の飲み方はこの15年くらいの間に大きく変わりました。以前は焼酎をガンガン一気飲みしていましたが、今の若い人たちはアルコール度数の低いお酒を楽しむようになりました。そのため1人当たりのアルコール消費量も大きく減少しました。
ここでは韓国人のアルコール消費量の推移をデータを基にご紹介します。

目次 ▼

1 以前の韓国人は度数の強い焼酎を一気でどんどん飲んでいた

男性はもちろん、若い女性でも、自分からどんどん飲む人がたくさんいました。飲み会は「乾杯!」で一気、また「乾杯!」で一気、みんなで楽しく「乾杯」「乾杯」でした。
そのため、日本のお酒好きの女性は「韓国来ると飲める女性がたくさんいてうれしい」ということをよく言っていました。

日本のように『まずビールで乾杯』という順序はない

男の人はだいたい最初は焼酎です。二次会くらいまで焼酎を飲んで、ちょっとアルコールに疲れたら、三次会でビールを飲みます。
女性は、いろいろです。でも、日本人よりはお酒に強い人が多いと思います。そんな人ははじめから焼酎を飲みます。

2 1人当たりのアルコール消費量14.80リットルで世界13位だった

2011年のニュースで、データは2007年ころのものです。
左が「成人1人当たり年間アルコール消費量」
右が「成人1人当たり年間蒸留酒消費量」

蒸留酒というのは焼酎や洋酒などアルコール度数の高いお酒ですが、その1人当たり消費量が世界1位でした。

消費する全ての酒のうちアルコール度数の強い酒の比率が8割だった

OECD主要国家15歳以上人口1人当たり酒消費量
上から、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、日本、メキシコ、
青い部分がアルコール20度以上の高度数の酒

韓国はアルコール消費量の8割くらいが青です。他の国が2割程度なのに比べて突出していました。
韓国人のお酒の飲み方は、焼酎をガンガン一気飲みでしたが、それが統計にも出ていました。
だいたい今の40代以上の世代です。

3 最近の若い人はアルコールの弱いお酒を楽しむ感じに変わってきた

ワインの売り上げも少しずつですが伸びていると言いますし、マッコリの売り上げも以前より増えています。マッコリもアルコール度数は低いです。韓国の代表的なお酒である焼酎(소주・ソジュ)もアルコールの弱いものが売れています。
今ではアルコールの弱い焼酎(ソジュ)の売り上げが全体の半数以上だそうです。

焼酎(ソジュ)は毎年のようにアルコール度数が弱くなっている

国内焼酎製品の度数変化〔グラフの緑線はロッテの酒類の焼酎、青線はファイト眞露の焼酎〕

焼酎(ソジュ)のアルコール度数は元々35度でした。その後、度数が下がりましたが90年代でも25度が一般的でした。しかしその後更に減って2020年には16.5度まで下がりました。

広告で競って女性タレントを使い焼酎(ソジュ)のイメージチェンジを図った

お酒の瓶のラベルにまで女性タレントの写真が貼ってあるのは世界でも韓国だけでした。
WHO(世界保健機構)は喫煙だけでなく飲酒に対しても厳しい態度を取っていますが、そのWHOから「お酒の瓶にタレントの顔社員を貼り付けることは若者に飲酒を促すことになるのでやめるように」警告が来ました。そのため政府はタレントを使った広告を2021年に禁止しました。
今では見られません。

ビールに焼酎を入れた『爆弾酒』は焼酎の量を減らし名前も『ソメク』に変わった

4 2016年には大人1人が1年間に焼酎を64.7本飲んでいる計算だった

韓国人は、だいたい焼酎1本(360ml)飲んで、ビール1本(500ml)飲む計算です。割合にすると、ビール52.9%、焼酎30.5%、マッコリ12%です。
日本は、ビール72%、焼酎10%、日本酒7%ですからだいぶ違いますね。

2021年には、焼酎が52.9本、ビールが82.8本に

焼酎が減って、ビールが増えました。1人当たりのアルコール消費量は更に減っています。

5 アルコール消費量は半分近くにまで減った

データによってばらつきがありますが、今では韓国人の「1人当たりのアルコール消費量」は年間で8.5リットルから9リットルくらいです。10年ちょっとの間に半分近くに減りました。世界13位だったのですが、今ではOECD加盟国平均を下回っています。
また、日本人のアルコール消費量も少しずつ減っていて7リットルから8リットルくらいになっています。
ですので、今の韓国人のアルコール消費量は、日本人より少し多いくらいです。

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監修者

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<出身大学>

新丘大学家庭教育学部

<略歴>

ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

監修者の写真

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)

韓国語教室ハングルちゃん代表

<資格>

通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)

<出身大学>

京都大学農学部卒業

<略歴>

東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。