韓国語で「春夏秋冬(はる、なつ、あき、ふゆ)」は「ポム、ヨルム、カウル、キョウル」

韓国語で「春夏秋冬(はる、なつ、あき、ふゆ)」は「(ポム、ヨルム、カウル、キョウル)」「(しゅんかしゅうとう)」「춘하추동(チュナチュドン)」使い分けは日本語とほぼ同じです。
では、詳しく見ていきましょう。
目次 ▼
- ○ 1 韓国語で「春夏秋冬」
- ○ 2 韓国の季節
- ・韓国の夏
- ・韓国の秋
- ・韓国の春
- ・韓国の冬
- ○ ※ 楽しく韓国語を学んでみませんか?
1 韓国語で「春夏秋冬」
春(はる)
⇒봄(ポム)
夏(なつ)
⇒여름(ヨルム)
秋(あき)
⇒가을(カウル)
冬(ふゆ)
⇒겨울(キョウル)
春夏秋冬(しゅんかしゅうとう)
⇒춘하추동(チュナチュドン)
「初~」は「초(チョ)~」
「晩~」は「늦(ヌッ)~」
初春
⇒초봄(チョボム)
初夏
⇒초여름(チョヨルム)
初秋
⇒초가을(チョカウル)
初冬
⇒초겨울(チョキョウル)
晩春
⇒늦봄(ヌッポム)
晩夏
⇒늦여름(ヌンヨルム)
晩秋
⇒늦가을(ヌッカウル)
晩冬
⇒늦겨울(ヌッキョウル)
季節
⇒계절(ケジョル)
四季
⇒사계절(サゲジョル)「四季節」の韓国語読み
2 韓国の季節
韓国の気候は、基本的には日本とだいたい同じです。
春夏秋冬の四季があり、梅雨もあって台風も来ます。
韓国の夏
日本と同じで、ものすごく暑い日が増えています。

韓国の夏は観光するには適していません。
猛暑のことは「폭염(ポギョム/暴炎)」と言います。
韓国でも夏の暑さは年々厳しくなっていて、暑い時にはソウルでも35度を超え、一番熱いときには39度になります。
ソウルでは梅雨は7月です。ソウルは東京より北にあります。緯度で見ると日本の山形くらいです。ですので、東京より梅雨の時期が遅いです。遅く始まって遅く終わります。
8月は台風が来ます。
夏は太平洋高気圧の勢力が強いので、台風は沖縄からまっすぐ北上します。夏の台風は九州に被害が大きいですよね。
韓国に来るまでには、台風の勢力はだいぶ弱まっていますが、それでも雨はたくさん降ります。
秋になると、台風は沖縄から右にカーブして大阪や東京へ行きます。東京では、台風と言えば秋のイメージですよね。でも韓国では台風と言えば夏です。
そのためソウルの平均降水量は7月と8月に集中しています。

青の棒グラフが平均降水量です。
ソウルの夏はやたら暑いか雨が降るかどちらかです。夕立も多いです。
韓国の秋
秋は一年で一番いい季節です。韓国に旅行に行くならお勧めは秋です。
日本でも「天高く馬肥ゆる秋」と言いますが、韓国も「가을 하늘이 높다(秋の空は高い)」と言います。
9月の下旬くらいから11月が、一年で一番降水量の少ない季節でいい天気が続きます。
韓国では『秋は男の季節』と言います。
一年で一番いい季節だからそう言われるようになりました。二番目にいい季節は春なので『春は女の季節』と言います。
地域のフェスティバル(祭り)は秋に開催されることが多いです。
冬のわかさぎ釣り祭り等<季節性のある物以外、祭りは秋です。
花火大会も秋に開催されます。
ソウルの花火大会は今年は2025年は9月27日(土)に開催され、釜山では11月15日(土)に開催されました。

韓国の春
春もおすすめの季節です。
韓国では2月の下旬くらいから徐々に気温が上がります。東京では3月に雪が降ることもありますが、ソウルでは3月は完全に春です。雪は降りません。韓国の春は、秋よりも雨の降る確率が少し高いですが、とてもいい季節です。
春にはあちこちで桜祭りが開催されます。

개화が開花、만개が満開です。
ソウル市内ではヨイド(여의도)や南山(ナムサン・남산)が有名です。

桜の季節にソウルを訪れると、こんなにたくさん桜の木があったかなあ、と思うくらい、あちこちに桜の木があって、桜の花が咲いています。
韓国の冬
ソウルの冬は東京よりずっと寒いです。
韓国では12月からぐんぐん寒くなります。ソウルでは最低気温がマイナス10度以下になることもあります。一番寒い時でマイナス15度くらいですが、それ以下に下がることはほとんどありません。雪が降ることもありますが、少し積もるくらいです。マイナス15度くらいまで下がるのは、ひと冬に3回くらいです。
札幌とソウルの冬の平均気温は同じくらいですが、札幌は雪があるからかソウルほど寒く感じないと札幌の人が言っていました。ソウルの寒さは「底冷え」だそうです。
ソウルで「今日はマイナス20度」と言っていたら、それは体感温度です。

ロングペディングは生存アイテム ソウル体感温度-19.3度
体感温度は実際の温度ではなく体で感じる温度のことです。
日本でも体感温度という言葉を使いますよね。
一般的には「風速1メートルの風が吹くと体感温度が1度下がる」と言われていて、風があると寒く感じますよね。でも「風速1メートルの風で体感温度が1度下がる」という数字に科学的根拠はありません。韓国の天気予報で発表される体感温度はもう少し複雑な公式があります。
13.12+0.6215T-11.37V0.16+0.3965V0.16T
Tが気温、Vが風速です。
韓国の気象庁が使っている体感温度の公式はカナダが作ったものです。
韓国では天気予報で体感温度を伝えます。ですので、みなさんが韓国へ行った時に、ガイドやホテルの人などから「明日は寒くなりますよ。マイナス20度ですよ」と言われたら、それは恐らく体感温度です。
※ 楽しく韓国語を学んでみませんか?
監修者

<出身大学>
新丘大学家庭教育学部
<略歴>
ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)
韓国語教室ハングルちゃん代表
<資格>
通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)
<出身大学>
京都大学農学部卒業
<略歴>
東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。
