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韓国の暮らし 4【赤ちゃん・子育て・教育・学校・受験】

韓国は帝王切開率世界一

投稿日:2023年9月27日 | 最終更新日:2024年7月17日

韓国は帝王切開率が世界一です。意外でしたでしょうか? 韓国でも問題になっていて、ドラマのテーマになったこともありますが、様々な事情からなかなか下がりませんでした。しかし、韓国でも無痛分娩が普及しはじめたので、今後は下がっていくと予想されています。
ここでは、韓国の帝王切開率やその事情についてご紹介します。

目次 ▼

1 帝王切開率が世界一

日本では、出産の時、なるべく自然分娩するようにしているようですね。それでも年々徐々に上がっていて、帝王切開率が20%くらいのようです。
韓国では帝王切開のほうが病院は儲かるので、すぐ帝王切開を勧めます。

年々帝王切開率が上がっている

赤線は「初産帝王切開分娩率」、黄線は「帝王切開分娩率」

OECDの2019年の統計では、メキシコ、トルコに次いで世界3位

1000人当たりの数字なので、%にすると47.5%です。

韓国統計庁の資料では2017年が48.8%、2020年は59%

恐らく世界一です。

2 帝王切開率が高い理由

病院が儲かるというのが大きいですが

韓国人はとても痛がるから医者もすぐ帝王切開を勧める

韓国人の女性は、お産で苦しくなると、自ら帝王切開を申し出る人も多いと言います。

韓国では四柱がとても大切で、生まれた日や時間がその人の運命を決めると考える

帝王切開なら四柱のいい時間に子供を産むことができて、子供はとてもいい運命になるという考え方があるためです。

帝王切開で子供を産んだ人の中に、痛くなくてよかったと言っている人が多い

そのため、韓国はどんどん帝王切開が増えています。

3 最近、無痛分娩をする人が増えている

無痛分娩は、赤ちゃんを生むときに、麻酔でその痛みを和らげるものです。名前は「無痛分娩」ですが、実際は無痛とはならなくて「5分の1痛」分娩くらいです。でも、産みの苦しみをあまり感じない、すごいものです。欧米ではお産の50%が「無痛分娩」ですが、日本では10%くらいだそうです。「無痛分娩」は麻酔の技術も必要なので「無痛分娩」のできない病院もありますが、それ以上に麻酔事故に対する心配もあります。
また、日本では、赤ちゃんを生む時には赤ちゃんも大変なのに、お母さんが楽をするのはけしからん、というような考えがあって、それでなかなか普及しないそうです。

韓国では少し前まで「無痛分娩」はほとんど0%だった

まったく知られていませんでした。最近になって行われるようになり、どんどん増えています。
無痛分娩が普及することで、帝王切開率も大幅に減少するのではないかと予想されています。

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監修者

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<出身大学>

新丘大学家庭教育学部

<略歴>

ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

監修者の写真

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)

韓国語教室ハングルちゃん代表

<資格>

通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)

<出身大学>

京都大学農学部卒業

<略歴>

東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。