韓国人の食事代やお茶代の払い方〔割り勘/各自払い/ダッチペイ〕
何人かで一緒に食事をした時には「誘った人が払う」「年長者が払う」「男性が払う」というのが以前は常識でしたが、最近は少しずつ変わって来ています。
ここでは、韓国で一緒に食事をした時や、一緒にお酒を飲んだ時の、お勘定の払い方をご紹介します。
目次 ▼
- ○ 1 誘ったのだから全額払って当然だ、と韓国人は考える
- ・会社などでは上司や先輩が誘うのが普通なので上司や先輩が全額払う
- ・デートはだいたい男性が誘うので男性が払うのが普通
- ○ 2 若い人たちの間ではダッチペイが増えている
- ・「お酒は先輩のおごり」は過去の話になりつつある
- ・たいていの韓国人は日本語の「割り勘」という言葉を知っている
- ○ 3 日本と違う韓国のマナー、礼儀、考え方の違い、常識
- ○ ※ 韓国語を楽しく学んでみませんか?
1 誘ったのだから全額払って当然だ、と韓国人は考える
でも、たいていは、誘われたほうが食事のあとのコーヒー代を持ちます。韓国はコーヒー代がけっこう高いので、それでだいたいプラスマイナスゼロになる仕組みですが「誘ったほうが全額払う」というのは韓国では常識です。
会社などでは上司や先輩が誘うのが普通なので上司や先輩が全額払う
韓国では、みんなでいっしょにお酒を飲んだら、年長者が全部出すのが普通です。習い事をしていたり、どこかの教室に通っていて先生を食事やお茶に誘った時も先生には絶対払わせません。
デートはだいたい男性が誘うので男性が払うのが普通
しかし、最近は食事代もお酒代も上がっているので、学生同士の時には男性がいつも全額払うのは負担が大きいので、3回に1回くらいは女性が払うことが多いようです。
2 若い人たちの間ではダッチペイが増えている
「各自払い」を韓国ではダッチペイ(더치페이・Dutch Pay)と言います。「各自払い」が本来の意味ですが「割り勘」もダッチペイと言います。
「お酒は先輩のおごり」は過去の話になりつつある
大学生が先輩とお酒を飲んだ時の費用負担です。
1999年入学生は各自払いが16.7%、
2009年入学生は27.3%、
2019年入学生は77.3%
最近の学生は、先輩後輩間でも、4人に3人が各自払いです。
常識が変わってきています。
たいていの韓国人は日本語の「割り勘」という言葉を知っている
「割り勘=ダッチペイ」と理解しています。ですので「別々払い」も「各自払い」も韓国では「割り勘」となります。
3 日本と違う韓国のマナー、礼儀、考え方の違い、常識
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監修者
<出身大学>
新丘大学家庭教育学部
<略歴>
ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。
内田 昌弘 (うちだ まさひろ)
韓国語教室ハングルちゃん代表
<資格>
通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)
<出身大学>
京都大学農学部卒業
<略歴>
東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。