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韓国語講座

韓国語の勉強法

日本人にとって一番勉強しやすい外国語が韓国語です。
韓国語がどんな言葉なのか、まず、見ていきましょう。

目次

1 発音について

外国語なので、当然、日本語にない音があります。

声の出し方、発声のしかたが日本語と同じなので、日本語を話すように話せば韓国語になります。

例えば英語の発音は、どう舌の位置を変えても、どう口の形を変えても、あの、ネイティブの音になりません。それは、声の出し方、発声のしかたが違うからです。声の質が根本的に違うので、聞き取りにくいですし、どんなにまねても、ネイティブの発音になりませんよね。

子音だけの音が7つありますが、そのうちの6つは、実は日本語にある音です。

日本語に子音だけの音はないと言われていますが、ちゃんとあります。例えば「ん」です。普段日本人が意識しないで使っている音、例えば「しんばし」の「ん」の音、口をつぐんでいますよね。Mの音です。Nではありませんね。そのことを、しっかり意識して使えるようにすれば、韓国語の子音の音も発音できるようになります。日本語にない音、ひとつあって、Lの音ですが、これは、Nの応用でできます。
日本人にとって、韓国語の子音の音〔バッチムと言いますが〕は、日本人が思っている以上に、ずっと習得しやいです。

日本語にない、ふたつのタイプの音を習得すればOKです。

「激音」と「濃音」です。
日本語では「た」と「だ」のように、清音と濁音の区別をしますが、韓国語では清音と濁音の区別はなく、平音と激音と濃音という区別をします。発声する時の息の出し方で音を変えます。
コツがあるので、練習すればできるようになります。

2 文字について

韓国語の文字の名前が「ハングル」です。
日本は「ひらがな」「カタカナ」を使い、韓国は「ハングル」を使っています。

ハングルは発音記号の組み合わせです。

基本の文字は、母音(上の段)が10個、子音(左の縦)が14個です。これを組み合わせて文字にしています。
この表以外に、母音を2つ以上組み合わせた「合成母音」や、「た」と「だ」のように、少しだけ音が変わる「濃音」、また、子音だけの音「パッチム」があります。

はじめは文字に見えないかもしれませんが、慣れればちゃんと文字に見えます。

日本でも、若い女性が、ひらがなを丸っこく、かわいく書いたりしますが、韓国も同じです。
そんな、丸っこい文字も、ちゃんとかわいく見えるようになります。

3 文法について

語順は、日本語と同じSOVです。

英語のように、語順を入れ替える必要はありません。日本人が日本語を話す順番で、ひとつひとつ単語を置き換えれば、韓国語になります。
細かい違いはありますが、基本は同じです。

助詞の使い方なども基本は同じです。

例外はありますが、助詞の「は」「が」「を」なども、ひとつひとつ置き換えれば、韓国語になります。

4 言葉(単語)について

日本語は、言葉の70%が漢字語と言われていますが、韓国語も同じです。

ハングルで表記していますが、言葉の70%は漢字の言葉、漢字語です。

1990年代までは、新聞にも漢字がたくさん使われていましたが、今は全部ハングルで書くようになり、学校でも漢字はほとんど習わなくなりました。ですので、韓国には、漢字が読めない人、書けない人が多いですが、元々は漢字だった言葉が70%です。

ひとつの漢字に読み方はひとつです。

いくつか例外がありますが、基本はひとつの漢字に読み方はひとつしかありません。ですので、読み方を覚えれば、単語量が一気に増えます。発音も、日本語と似ている物が多いです。元々が同じ中国語ですから、似ているのはむしろ当然です。
例えば、「会」が「회(フェー)」、「社」が「사(サ)」です。ですので、会社は회사(フェーサ)、社会は사회(サフェー)、漢字を組み合わせて読み方を当てはめるだけです。
日本語と同じで、同じ音の漢字が多いです。同じ音の漢字をまとめてみると、覚えやすくなります。覚え方のコツです。

よく使う漢字語に、意味や使い方の違うものが多いですが、専門用語などは、意味も使い方も日本語とまったく同じです。

たいていの韓国の大学教授は、教養として漢字がわかります。ですので、日本語が少ししかできなくても、日本の専門書をそのまま読んで理解ができます。漢字は韓国語で読みます。日本語では読めません。でも、意味は同じなので、まったく問題ありません。また、専門書は、難しい表現を使ったり、まわりくどい言い方をしませんから、日本語は少し習った程度でも、ちゃんと読んで理解ができます。
漢字語は『日韓共通語』です。

5 勉強方法について

まず、日本語にない音を、しっかり習得しましょう。

日本人にとって困難な音はありません。コツさえつかめば簡単です。まずコツをつかみ、しっかり身に着くように繰り返し練習しましょう。
はじめに間違って覚えてしまうと、あとで直すのが大変です。はじめにきちんと正しく身に着けることが大切です。

単語は覚えるしかないですが、漢字語は、漢字と一緒に覚えましょう。

新しい単語が出てきた時、漢字語は漢字もいっしょに覚えましょう。漢字の読み方を、一度にまとめて覚えるのは大変です。
そして、漢字の読み方を覚えれば、韓国の単語の70%は覚えたと同じになります。

話す練習、聞く練習、会話の練習は、繰り返し繰り返しするしかありません。

フィットネスと同じです。フィットネスは、一度にまとめてやっても体が痛いだけですよね。筋肉つきません。毎日少しずつを繰り返して、1年経ち、2年経ち、そこでやっと「筋肉ついたな」「体変わったな」そんな感じですよね。
語学も同じです。

毎日少しずつを繰り返して、1年経ち、2年経ち、そうしてやっと身につくものです。

目安としては、教室に週に1回プライベートレッスンで通って、家でもちゃんと勉強すると、だいたい1年で初級レベルが終わります。

もちろん個人差があります。急ぐ必要はありません。

初級レベル終了のころになると、レッスンは、ほぼ100%韓国語です。先生も生徒さんも韓国語で話します。

まだまだ単語や表現は足りませんし、決して流暢とは言えませんが、言いたいことを言えて、コミュニケーションが取れるレベルになります。

一般的に日常会話レベルと言われるレベルかと思います。

そして、中級レベルに入って、更に繰り返し会話練習しながら、単語や表現を増やして、流暢に話せるようになったら上級レベルですね。

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