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韓国語表現

日本語の「優しい」は韓国語で言うと。

目次

日本では、人を表す言葉に「優しい」がありますよね。

その人がどんな人か、他人に話す時に、よく使いますね。「優しい」を韓国語で何 と言うか、時々聞かれます。

人が「優しい」は 상냥하다(サンニャンハダ)ですが、あまり使いません。

それより잘 해주다(チャルヘジュダ)という表現をよく使います。

잘(チャル)が「よく」、해주다(ヘジュダ)が「してあげる、してくれる」なので、直訳すると「よくしてあげる、よくしてくれる」、自分のために、あれこれしてくれる、という意味です。プレゼントもそうですし、どこかに連れて行ってくれたり、ごちそうしてくれたり、それが 잘 해주다(チャルヘジュダ)です。

この表現が、一番よく使われる「ほめ言葉」です。

착하다(チャッカダ)という表現もあります。

착하다(チャッカダ)は、年上の人には使いにくいですが、

正直で嘘ついたりだましたりしない「人がいい」ことを表す言葉です。

日本語でひと言で表現しにくい言葉で、辞書には「善良」と出ていますが、「善良」も近いけど、なんかちょっと違うような、そんな意味です。
착하다(チャッカダ)は、本来、人に対して使いますが、

착한 가게(チャッカンカゲ) 「人のいい店」という使い方もあります。

착한 가게(チャッカンカゲ) は、店の経営者が人ですから、結局、人に対して使っていることになります。

착한 가게(チャッカンカゲ) というのは、たしか、あるテレビ番組で、スタッフが客のふりをして食事をするなどして、本当に正直できちんとした店を探して認定しようというものが、今も番組を離れて続いています。認定されると、公式認定を店に出すことができるため、この認定をひとつの判断にする人も少なくない、というものです。

また、最近の若者言葉には、착한 얼굴(チャッカンオルグル) という言い方もあります

「かっこいい顔」の意味ですが、これはただの流行語です。

잘 챙겨주다 (チャルチェンギョジュダ) という言葉もあります。

챙기다 (チェンギダ)は、辞書では「取りまとめる」とか「準備する」とか出ています。
出かける時に「全部持った?」と聞く時、韓国語では、다 챙겼어? (ターチェンギョッソ)と言います。
챙겨주다 (チェンギョジュダ)で、あれこれ身の回りのことをしてくれる、そこに、잘(チャル)「よく」をつけて、

よく、あれこれ身の回りのことをしてくれるのが、 잘 챙겨주다(チャルチェンギョジュダ)

そして、細かいことまで、よく잘 챙겨주는(チェンギョジュヌン) 人を、자상하다(チャサンハダ) と言います。

韓国では、どれだけ自分にあれこれ気を使ってしてくれるか、

それを基準にして話すのが一般的なので、日本人のように「優しい」という言葉は、あまり使いません。
これも、考え方の違い、文化の違いですよね。

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