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韓国の暮らし(06)【教育・学校・受験】

韓国のサイバー大学事情について、韓国人の視点でご紹介します。


目次

韓国は学歴が重要です。

大学を出ていないと就職もできないですし、結婚も難しくなります。

そのため、事情があって大学に行けなかった人も、社会に出て余裕ができると大学に行きたいと思うようになります。

また、大学は出ていても、専門大学(短大)出身の人は、やっぱり4大を卒業をしたいと考えるようになります。

しかし、一度社会に出ると、仕事をやめない限り、なかなか大学に通うことはできません。

最近、増えているのがサイバー大学です。

インターネットで講義を受け、試験もインターネットで受けて単位を取ることができます。

日本でも、ソフトバンクが運営しているみたいですね。

韓国では、サイバー大学が現在21あります。

サイバー大学を運営しているのは、皆、名前のある大学です。

例えば、高麗サイバー大学(고려사이버대학교)は、高麗大学(고려대학교)が運営するサイバー大学です。

サイバー大学に入学する時には、どうしてその勉強がしたいのか等を書いた論文を提出し、簡単な試験を受けます。

以前は、入学試験はなかったので、事実上、誰でも入れましたが、サイバー大学が一般的になり、入学希望者が増えたため、入学したくても試験で落ちる人がいます。

サイバー大学は、インターネットの講義ですから、自分の時間ができた時に授業を受けられます。

もちろん場所も選びません。海外に住んでいても受けられます。また、オフラインのセミナーもありますし、教授と会って直接話すこともできます。オフラインの集まりなどもあり、MTもありますから、それなりに学生生活気分を楽しめます。
基本の講義はすべてインターネットですが、学科によっては実習があったり、また、大学によっては「試験はオフライン」というところもあります。

最近は、学力の問題、あるいは、お金がなくてオフラインの大学に行けない人が、たくさんサイバー大学に通うようになっています。

高麗サイバー大学の資料によると、在校生の年代は、

年20代と30代で約7割となります。

在校生の最終学歴は、

高卒と専門大学卒で9割以上になります。やはり「更なる専門知識を求めて」通う人より「大卒の資格」を求めて通う人が圧倒的です。

サイバー大学の1年間の授業料は平均300万ウォンくらいです。

為替レートは、平均すると、だいたい100円=1000ウォンです。

オフラインの大学の4分の1くらいですが、インターネットの講義だけですから、それを考えると、それなりの値段です。ですので、

サイバー大学にも奨学金が用意されています。

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