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韓国の暮らし【結婚・結婚式】

韓国では『夫婦は前世の仇同士』と言います

韓国では夫婦は「천생연분(天生縁分)」とか「천생인연(天生因縁)」と言います。인연(因縁)は、日本語の「縁」の意味で、연분(縁分)も同じ意味です。ですから、夫婦は「天が定めた縁だ」という意味になります。これらの表現は、お似合いの夫婦やカップルを、ほめる時に使います。

また『부부는 전생의 원수지간』『夫婦は前生(前世)のかたきの間(仲)』とも言います。

前世の仇がパパだって?

「원수(ウォンス)」は「敵討ち」の「かたき」です。会話では「웬수(ウェンス)」と発音することが多いです。夫婦としていっしょに暮らしていると、相手にいらいらしたり、嫌な気分になることがたくさんあります。「この人は私を困らせるために私と結婚したのか」と感じることも多いですが、この表現は、そんな時に使う表現です。夫婦は元々敵(かたき)同士だったのだから、相手が嫌がることをたくさんするのは当たり前ですよ。敵(かたき)だった前世の縁を解くために結婚したのですから。

この表現は、「しょうがないんだ」とあきらめたり、慰めたりするとき使います。あの有名な「ロミオとジュリエット」も、この表現に当てはまります。夫婦の間には、愛情もありますが、憎しみも生まれます。愛情と憎しみは裏表の関係ですよね。それは日本も韓国も同じみたいです。長くいっしょにいると、愛情はどんどんなくなります。でも離婚しないでいっしょにいるのは「情」があるからです。

たとえば、車を買い替えるとき、それまで乗っていた車を売ります。もっといい車になるから単純にうれしいはずなのに、なぜか寂しく感じたり不思議な気分になったりしませんか? 私はそうだったんですが、車に情が移っていたんですね。

韓国では、自分の妻や夫の文句ばかり言っている人に「そんなに嫌なことばかりなのに、どうして離婚しないの?」と聞くと、「정이 들어서요(情があるからね・情が移ってね)」と答える人が多いですね。

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