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韓国の暮らし(04)【結婚・離婚・儒教・老人・自殺・墓】

韓国の結婚事情とは?結婚式、生活費など韓国人視点で公開!

目次

韓国では、結婚する時、男性側が家を準備し、女性側が家の中の家具や電気製品などを準備するのが一般的です。

以前は、本当に家(マンション)を買いましたが、このごろのソウル市内はとても高くて買えないので、最近は、家を借りる保証金だけでも大丈夫になりました。ソウル市内だと、狭いビラ(빌라・低層マンション)でも保証金に1億ウォンくらいは必要です。女性の場合は、家の中の物をそろえますが、5千万ウォンくらいはかかります。そして禮緞費(예단비)が必要です。

禮緞(예단)は、禮物のシルク(비단・緋緞)の意味です。昔、いい服はシルクで作りました。女性側が、男性側の両親や親戚に、シルクの服を作るお金として、禮緞費を渡しました。
実際は、必ずしもシルクの服を買うわけではありませんが、女性側は禮緞費を渡し、男性側では、このお金でふとんや服などを買うことが多いです。禮緞費は、だいたい1千万ウォンから2千万ウォンくらいです。

一般的には、男性側は、禮緞費を全部使わず、少なくとも30%、常識的には半分を女性側に返します。現金で返すこともありますが、普通は、幣物(폐물)とか禮物(예물)というダイヤモンドの指輪やネックレス、ピアス、金の指輪や真珠、サファイヤ、ルビーなどの指輪のセットを贈ります。韓国では、これはとても重要で、金額もとても重要です。

男性側が女性側に高額な禮緞費を要求したとか、禮緞費以外に物を要求したとか、たくさん禮緞費を渡したのに、少ししか幣物を返さないとか、そんなこんなで両家の仲が悪くなって、お互い陰口をたたくこともありますし、それが理由で結婚が破談になることもあります。

最終的には、男性側の負担が、女性側の2倍くらいになるのが平均的です。

最近は『半々結婚』が増えています。

結婚準備の禮物などは簡素化し、結婚生活に必要な家や家具などを男性と女性が半分ずつ負担する結婚を『半々結婚』と言います。10年くらい前にできた新造語です。

ソウルなどの大都市では、家(アパート・マンション)の値段がどんどん上がっています。それに比較して、家の中の家具などの値段は、それほど上がっていません。そのため、男性側の負担が増え続けていて、金銭的に、家を準備するのが難しくなっています。

また、以前は、結婚後は、長男の嫁が、長男の両親と一緒に住むのが当たり前でしたが、今では、男性の両親と一緒に住む嫁は少数派です。女性としては、男性の両親と住みたくもないし、あれこれ干渉されたくないのが本音です。しかし、一緒に住まなくても、男性側が家を準備すると、男性の両親から、今住んでいる家は誰が準備したと思っているんだと、いちいち言われるので、女性側としては、それを避けたいという理由もあります。

そして、韓国では、男性は軍隊に行くため、社会に出るのが遅く、先に社会に出た女性のほうが、貯金が多いことが多いです。女性が経済力をつけたことで、半々結婚も可能になった言えます。韓国の結婚文化は、今、急速に変化しています。

ある「結婚情報サービス会社」の調査では、半々結婚をするカップルが、20%から25%くらいいるそうです。

結婚式だけでなく、生活費も半々の夫婦が増えています。

韓国では、以前は、結婚したら、女性は家事を担当し、男性が外で働いて、お金を稼ぎました。
しかし、韓国は、景気の悪い状態が続き、最近は、ほとんどが共働き夫婦です。男性のほうも、女性が、結婚後、家で主婦をするより、できるだけ働いてお金を稼いでほしいと考えるようになりました。
以前は、妻の仕事であった財テクですが、これも、女性が外で働くようになると、家でのんびり財テクをしている余裕はありません。夫婦のどちらが家計を担当するかで、もめることが多くなりました。
家計は家庭の経済権だと考える人が韓国には多いです。特に、年代が上の人たちには多く、どちらが家計の主導権をとるのかという問題は、夫婦2人だけの問題では済まず、親や親戚たちも巻き込んだ、大きな問題になりがちです。
そのため、生活費は半々ずつ出し合い、あとは各自で管理する夫婦が多くなっています。寂しいですけど、けんかしないための妥協策のようなものです。
私の友達の中にも、結婚してからも共働きの人が何人かいますが、その中に、生活費だけを半々ずつ出し合い、あとはノータッチという人がいます。旦那が給料をいくらもらっているかも知らないそうです。また、財テクも、自分の管理するお金だけでしますから、お互い、相手の貯金額を知りません。夫婦の関係が変わってきています。
ただ、半々とは言っても、線引きが難しく、実際は、どこまで半々かで、けっこうもめたりしているようです。

半々結婚が共稼ぎ夫婦には もっと合理的かも。

結婚生活のすべてのことを半々に分けることはできない。

半々結婚には、いろいろな意見があります。

結婚が決まったあとに、派手なプロポーズをします。

韓国では、ドラマの影響もあって、派手なプロポーズが当たり前になりました。プロポーズを演出してくれるおしゃれなレストランやカフェもたくさんあります。
自分の部屋を飾ったり、レストランなどの個室を飾ったり、あるいは、映画館で映画が始まる前の広告にプロポーズを出したり、街中のオーロラビジョンにプロポーズを出したり、ウォータースクリーンに映し出したりと、年々派手になっているようです。
そのせいか、プロポーズ演出を手伝ってくれる会社もたくさんあって、プロポーズがひとつのマーケットに成長しています。
でも、多くの場合、韓国では、結婚も決まり、式の日程も決まった後で、派手なプロポーズを行います。ですから、本来のプロポーズの意味はなく、記念のサプライズ演出という感じです。でも、されたほうはうれしいですよね。
ですので、韓国人に「プロポーズの言葉は何でしたか?」と聞いたら、この「イベントのプロポーズの言葉」を答えるのが普通です。もし「仕事が忙しくてなかなか会えないし、結婚していっしょに住まない?」と言って結婚が決まったとしても、それは「プロポーズの言葉」とは言いません。あくまでも、結婚を決めた後の派手なイベントプロポーズで、例えば「僕と結婚してくれませんか? 一生君のことを幸せにします」と花を持って演出したときの言葉が「プロポーズの言葉」です。

招待客をたくさん呼ぶので、結婚式の収支はプラスになります。

韓国の結婚式ですが、まず、費用のお話をします。
為替レートは、平均すると、だいたい100円=1000ウォンです。

韓国では、費用は、新郎側、新婦側がそれぞれ別々に出します。式場自体は200万ウォンくらいで、これを半々で出します。結婚式は、だいたい結婚式場でしますが、お金持ちはホテルを借ります。ですので、ホテルで結婚式というと、お金あるんだなあ、と分かります。また、教会(プロテスタントやカトリック)に熱心に通っている人は教会でします。教会なら、式場代はかかりません。
式場代のほかに、ウェディングドレスを借りたり、当日のメイクアップや、また、カメラマンを雇ったりするのは別料金です。式場自体の金額より、こちらのほうがお金がかかります。

そして、結婚式のあとには、来てくれた人に食事を振舞います。結婚式場には、みんな「食堂」がついていて、だいたいカルビタンかバイキング(부페・ブペ)ですが、ホテルだと、高級韓定食もあります。この料理代が1人当たり3万~5万ウォンくらいで、料理代は食べた人数分をあとで払います。そのため、結婚式に行って祝儀を渡すと「食券」をくれます。この「食券」の枚数分を最後に清算するシステムです。

「食券」は、新郎側と新婦側で別々に出しますから、式がすべて終わってからの清算金額には差が出ます。例えば、新郎側(あるいは新婦側)に200人が来たとすると、式場代が200万ウォンの半分で100万ウォン、ここに200人×3万ウォンの食事代で600万ウォン、合計700万ウォンを最後に式場で清算します。でも、200人が来れば、祝儀が1700万ウォン以上は集まります。

祝儀の相場は、会社の同僚なら5万ウォンか7万ウォン、親しい間柄なら10万ウォンから15万ウォン、親戚とかなら20万ウォンとかもっと払います。ですので、最終的には1000万ウォン以上はプラスになります。結婚する主役の2人はお金のことはあまり気にしていませんが、両親はやっぱり気になるようです。また、新郎側と新婦側とどちらがたくさん来たかとかも、気にしていますね。

韓国では、結婚式をするのは当たり前です。もし「結婚式はしない」なんて言うと、両親は、「今まであちこちの結婚式に行って、たくさん払った祝儀が回収できないじゃない」と怒ります。

結婚式に行けない時は、祝儀を口座に送金します。

結婚式に招待されたけど、その日行けない時は、カカオトークなどで口座番号を送って、と連絡します。以前は「いいよ、いいよ、今度食事でもおごってよ」と言って済ませたのですが、最近の若い人は、きちんと口座番号を知らせないと、人間関係が逆に壊れるそうです。「いいよ、いいよ」というのは、遠回しに人間関係を拒絶していると判断するらしいです。私は若い世代ではないので、実は私も理解しがたいのですが、最近は、少しずつ、そうなっているそうです。

韓国の結婚式のスタイルはだいたい決まっています。

昔、パクチョンヒ(박정희・朴正熙)大統領の時に今の形になりました。式がはじまると、男性がまずバージンロードを通って入場します。そのあと、新婦が新婦のお父さんと腕を組んでバージンロードを入場し、新婦を新郎に渡す(?)のが一般的ですが、最近は、新郎と新婦がいっしょに入場することが多いそうです。

結婚式には司会と主禮がいます。

主禮(주례)は主禮辭(주례사)とも言います。司会は友人の中から上手な人に頼みます。主禮は新郎の大学の時の教授とか、教会に通う人は牧師や神父など社会的地位がある年長の男性に頼みます。適当な人がいないときには、専門の人を雇うこともあります。

新郎と新婦が入場すると、まず、主禮の話があります。主禮は正面にいるので、新郎新婦は正面を向いています。「結婚は2人の問題ではなく、家族と家族の出会いである」とか、だいたい主禮の話は決まっています。正直、退屈です。まじめに聞いたことはありません。長いです。20分くらい続きます。主禮の話の最後は「黒髪が白髪になるまで幸せに暮らすように(검은 머리가 팥뿌가 될 때 까찌 행복하게 살아라)」で終わります。忙しい人や、最後の写真撮影をしない人は、この時に出て行きます。

主禮の話が終わると、新郎新婦はお互い向き合ってお辞儀をしてそれから指輪の交換をします。

そして、ケーキカットをして、両家の両親にあいさつをします。男性は韓国式の「大きい挨拶(큰절)」をします。「大きい挨拶」は、地面に座ってするあいさつで、日本の土下座に似ています。そして、主禮の前あたりで、みんなのほうを向いて、結婚式に来てくれた人にお礼のあいさつをして、バージンロードを通って退場します。
退場したあと、すぐ正面に戻って、

みんなで写真撮影をします。

まず、家族だけで撮って、そのあと友人たちと撮ります。
そして、ブーケトスです。結婚式のウェディング・ブーケを後ろ向きで投げる「ブーケトス」。欧米では、このブーケを受け取った人が次に結婚できると言われていますよね。韓国では、友人たちとの撮影が終わった時か、披露宴で「ブーケトス」をします。韓国でも未婚の女性が受け取りますが、韓国では「ブーケを受け取って6か月以内に結婚できなかったら、3年結婚できない」と言われています。6か月以内に結婚というのは、その時、既に結婚の決まっている人ですから、そうでない人にとっては「3年結婚できない」という意味しかなく、あまりうれしいものではありません。韓国では、ブーケトスのブーケはあまり受け取りたいものではないんです。ですので、新婦の友人の中で、6か月以内に結婚の予定がある人がいれば、その人が受け取ります。そういう人がいないときは、だいたい1番年齢の若い人が、先輩たちの指示で受け取り役になります。
受け取り役になった人は、新婦の後ろに立ちます。新婦がうまく投げないと、受け取るほうもちゃんと受け取れないので、写真やビデオの撮影のために、何度も投げ直すことがあります。

そのあと、結婚式場内の食堂へ行って食事をします。

親戚や友人の結婚式なら一緒に写真を撮るまで式場にいますが、そうではなくて、知り合いの息子さんや娘さんの結婚式に呼ばれた人は、義理で行くだけですから、簡単に挨拶をして、結婚式はちょっと見るか、あるいはほとんど見ないで、食事だけして帰るのが普通です。そんな人のために、食堂に結婚式の様子を写すスクリーンがあって、結婚式を見ながら食事ができます。ビールや焼酎を飲みながら、おしゃべりしている人もいます。すべて終わって、新郎新婦が食事に来るときまで食堂に残っている人は少ないです。

結婚式のあと伝統服に着替えてペベクをします。

結婚式の写真撮影が終わると、ペベク(패백・幣帛)をします。結婚式場には必ずペベク室があります。新郎と新婦は、韓国伝統衣装の韓服に着替えます。

新郎の両親やおじさん、おばさんにあいさつをします。おじさん、おばさんたちは、ペベク費を封筒に入れて、新郎新婦に渡します。元々ペベクは、新郎側だけにあいさつしますが、最近は新郎側だけにするのはおかしいという人が増えて、新婦側の両親やおじさん、おばさんたちにもあいさつすることが多くなっています。
次に、新郎のお母さんがなつめや栗を新婦のスカートめがけて放ります。それを新婦がスカートで受けた数だけ、子供が生まれると言います。

そのあと、2人でお酒を少し飲みます。

最後に、新郎が新婦をおぶってペベク室を回ります。このとき、大きく丸を描くように回ると、広い家に住んで財産も大きくなると言います。とにかく写真をいっぱい撮って30分くらいで終わります。

全部終わってから、友人たちを集めて披露宴をします。

結婚式とペベクが終わった後、新郎の友達と新婦の友達を集めてパーティーをします。それが披露宴です。披露宴は、新郎新婦がレストランなどを借りて、新郎の友達と新婦の友達のために開きます。お互いの友達が知り合って、仲良くなれるためにやります。ですから、名前は『披露宴』ですが、ほとんど『合コン』です。ちなみに、合コンを韓国語ではミーティング(미팅)と言います。

韓国の披露宴は、日本の結婚パーティーに近い感じですが、披露宴のお金は新郎新婦の負担です。新郎新婦は、披露宴に最後までいることもありますし、途中で新婚旅行に出発することもあります。披露宴の目的は合コンなので、新郎新婦がいなくても問題ありません。

風船をつけた高級車で空港へ向かいます。

新郎の友人の運転で新婚旅行に出発です。披露宴は、新郎新婦の友達たちの出会いが目的ですから、既にみんな結婚しているとか、そんな時は披露宴はありません。

新婚旅行は、ピーチリゾートが人気です。

最近は、ハワイ、モルディブ、バリが、一番人気だそうです。ハワイに行くと、韓国人の新婚カップル、いっぱいいますよね。

結婚アルバムの写真はきれいに修整します。

韓国では、結婚が決まると、結婚式と同じくらいスタジオ撮影が重要です。衣装を借りて、スタジオで撮影して、アルバムを作ります。
値段はピンキリですが、100万ウォンくらいのものが一般的です。

スタジオごとに、背景やポーズはだいたい決まっています。

何度もジャンプして、やっとOKが出たそうです。
男性の持ってるカードには「Merry me?」女性の持ってるカードには「oiieh!!」

結婚アルバムは、新婦はきれいに修整します。

ちょっと太い人も細身になりますし、歯並びが悪い人もよくなっています。肌も白くなりますし、腕も細くなります。時には、目や鼻も少し変わります。みんな芸能人のようになります。将来、子供ができたときに、ママはこんなにきれいだったと自慢できるようにです。日本では、結婚式の写真を修整しませんね。韓国人の女性は、修整しないのでは高いお金を払う意味がないと考えます。

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