韓国語で「涼しい/すずしい」は「시원하다(シウォナダ)」「선선하다(ソンソナダ)」「서늘하다(ソヌラダ)」
韓国語で「涼しい」は「시원하다(シウォナダ)」「선선하다(ソンソナダ)」「서늘하다(ソヌラダ)」そして肌寒い感じの「쌀쌀하다(サルサラダ)」があります。
ここではこの4つの使い分けと、「시원하다(シウォナダ)」の様々な使い方。そして、韓国語の「에어컨(エアコン)」の意味について解説します。
目次 ▼
- ○ 1「涼しい」を韓国語で
- ・시원하다(シウォナダ)
- ・선선하다(ソンソナダ)
- ・서늘하다(ソヌラダ)
- ・쌀쌀하다(サルサラダ)
- ○ 2 韓国語の「에어컨(エアコン)」は日本語のクーラー
- ・韓国のエアコンは스텐드형(スタンド型・縦置き型)が多い
- ○ 3 まとめ
- ○ 4 意味を間違いやすい韓国語をわかりやすく解説!
- ○ ※ 韓国語を楽しく学んでみませんか?
1「涼しい」を韓国語で
ハウゼンエアコン あんた本当にすずしく爽快
시원하다(シウォナダ)
一般的な「すずしい」、爽やかなすずしさ
夏にエアコンの利いた室内に入って涼しいとき
아 시원해(あーシウォネ)
と言葉が出ます。そんなすずしさです。
風などがすずしいだけでなく、冷たい飲み物を飲んでも、夏にプールに入っても、韓国人は
아 시원해(あーシウォネ)
と言います。
それは体感の冷たさではなく、感じる爽やかさ、爽快な気分に対して使っています。
辛い食べ物を食べても시원하다(シウォナダ)と言う
시원하다(シウォナダ)は、もやもやしたものがなくなってすっきり爽快な感じです。
辛い物を食べて、つまりやもやもやがなくなって爽快、です。
体で感じる「爽快」だけでなく、気分が爽快な時にも使う
気分のもやもやが吹っ切れて爽快な感じです。例えば、会社で自分につらく当たる嫌な上司が左遷されて地方に飛ばされた、というような時「속 시원하다(ソク シウォナダ)」です。
ここでの「속」は日本語だと「胸がすく」の「胸」ですね。
体の中のもやもややつまりがなくなってすっきり爽快が「시원하다(シウォナダ)」「속 시원하다(ソク シウォナダ)」です。
「体の中が爽快になる」という意味で「속 시원하다(ソク シウォナダ)」と言う
「속」 は「物の中」とか「人のお腹」の意味です。
속 시원한 내과 의원(ソクシウォナンネックァウイウォン)
⇒体の中(お腹)爽快な内科医院/気分爽快な内科医院
2つの意味をかけています。こんな名前の医院(病院)が韓国中のあちこちあります。
さっぱりした性格にも使う
시원한 사람(シウォナンサラム)
⇒さっぱりした性格
とてもいい意味です。
強調した形で
시원시원한 성격(シウォンシウォナンソンキョク)
⇒とてもさっぱりした性格
ということも多いです。
선선하다(ソンソナダ)
ほどよく涼しい感じで산산하다(サンサナダ)とも言う
主に、暑さが和らいだときのすずしさに使います。
아침 저녁으로는 선선하다(アチムチョニョグロヌンソンソナダ)
⇒朝晩には涼しい
바람이 선선하다(パラミソンソナダ)
⇒風が涼しい
さわやかな性格に対して使うこともあります。
선선하게 대답하다(ソンソナゲテダブハダ)
⇒さわやかに答える
서늘하다(ソヌラダ)
선선하다(ソンソナダ)よりも冷やりとした感じ
温度や気温がやや低いときに使います。
바람이 서늘하다(パラミソヌラダ)
⇒風が冷やりとすずしい
서늘한 날씨(ソヌランナルシ)
⇒すずしい天気
また、食べ物の保管場所に対してよく使います。
서늘한 곳에 보관해 주세요(ソヌランゴセポグァネジュセヨ)
⇒すずしい場所に保管してください
一般的には、直射日光を避けた15度~25度くらいの場所です。
びっくりしたり怖くて寒さを感じるときにも使う
간담이 서늘하다(カンダミソヌラダ)
⇒肝が寒い
등 뒤가 서늘하다(ドゥントゥイガソヌラダ)
⇒背筋が寒い
人の印象が冷たく見えるときにも使う
서늘한 사람(ソヌランサラム)
⇒冷たく見える人
쌀쌀하다(サルサラダ)
すずしいより「肌寒い」感じ
秋から冬にかけての肌寒さです。
날씨가 쌀쌀하다(ナルシガサルサラダ)
⇒天気が肌寒い
生格や態度が冷たいときにも使う
태도가 쌀쌀하다(テドガサルサラダ)
⇒態度が冷たい
2 韓国語の「에어컨(エアコン)」は日本語のクーラー
韓国の「エアコン」からは冷たい風しか出ません。日本で「エアコン」から温風が出るのを見ると、ちょっとびっくりします。韓国でも、店や事務所には温風も冷風も出るエアコンがありますが、暖房は히터(ヒーター)を使うのが一般的です。
家庭の暖房は온돌(オンドル)という床暖房を使います。
韓国のエアコンは스텐드형(スタンド型・縦置き型)が多い
店では特にスタンド型が多いですが、一般家庭でもけっこう使っています。
3 まとめ
「涼しい」を意味する言葉が3つ、そして肌寒いまで入れて4つありますが、4つを上手に使い分けられるようにしましょう。
「涼しい」の一番標準的な言葉は「시원하다(シウォナダ)」ですが、「시원하다(シウォナダ)」は、つまりなもやもやがなくなって「爽快」というニュアンスで、「涼しい」以外にも使われる言葉です。
「선선하다(ソンソナダ)」「서늘하다(ソヌラダ)」「쌀쌀하다(サルサラダ)」は、それぞれ、秋のはじめ、秋、秋の終わりころの涼しい感じです。「선선하다(ソンソナダ)」は暑さが和らいだ初秋に使う言葉です。
4 意味を間違いやすい韓国語をわかりやすく解説!
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監修者

<出身大学>
新丘大学家庭教育学部
<略歴>
ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)
韓国語教室ハングルちゃん代表
<資格>
通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)
<出身大学>
京都大学農学部卒業
<略歴>
東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。