韓国語の「今度」「次」日本語との違いをわかりやすく解説
韓国語の「今度」と「次」、基本の使い方は日本語と同じです。しかし微妙に違うところがあります。日本で、駅で電車を待っている時、「今度の電車」とか「次の電車」と言いますが、「今度の電車」と「次の電車」は同じでしょうか? この部分を韓国語では、はっきりわかりやすくしたため、日本語とずれが生じました。
ここでは韓国語の「今度」と「次」について、わかりやすく解説します。
目次 ▼
- ○ 1 基本は「今度」が「이번(イボン)」、「次」が「다음(タウム)」
- ・基本の使い方は日本語とだいたい同じ
- ○ 2 順序を言う時は、「次」が「이번(イボン)」、「次の次」が「다음(タウム)」
- ・日本の駅の案内表示の「こんど」と「つぎ」
- ・「次」が「이번(イボン)」、「次の次」が「다음(タウム)」
- ・タクシーで降りる場所を伝える時も同じ
- ○ 3 まとめ
- ○ 4 意味を間違いやすい韓国語をわかりやすく解説!
- ○ ※ 韓国語を楽しく学んでみませんか?
1 基本は「今度」が「이번(イボン)」、「次」が「다음(タウム)」
基本の使い方は日本語とだいたい同じ
日本語の「今度」は、「今回」の意味で、過去にも未来にも使えます。
韓国語の「이번(イボン)」も同じです。例えば
이번 여행 진짜 재미있었다.
→今度の旅行本当に楽しかった。
이번 여행 어디갈까?
→今度の旅行、どこ行く?
「次」と「다음(タウム)」も基本は同じです。
다음에 하자.
→(今回は難しいから)次にしよう。次にやろう。
다음 기회에.
→次の機会に。〔抽選で「はずれ」の意味〕
다 섞은 다음에 볶으세요.
→全部混ぜた次に(全部混ぜてから)炒めてください。
※ 違うところもあります。
「今度また会おう」と言う時
다음에 또 보자.
→次にまた会おう。
と言います。
韓国語では「今回」が「이번(イボン)」なので、次は「다음(タウム)」です。
2 順序を言う時は、「次」が「이번(イボン)」、「次の次」が「다음(タウム)」
日本の駅の案内表示の「こんど」と「つぎ」
関東圏では電車の出発案内表示が「こんど」「つぎ」となっています。
駅員さんに「次の電車は何番線ですか」と聞いたら、駅員さんはどう答えるのでしょう。
「こんどの電車は~」と答えると思いますが、「こんど」と「つぎ」、曖昧でわかりにくいところがあります。
「이번(イボン)」と「다음(タウム)」も元々は曖昧な部分があったのですが、それでは社会生活上困ることがあるため、韓国では言葉の意味を統一しました。
ちょうど電車の案内表示の形式にしました。
「次」が「이번(イボン)」、「次の次」が「다음(タウム)」
次の電車は「이번 열차(今度の列車)」
その次の電車は「다음 열차(次の電車)」
次の駅は「이번 역(今度の駅)」
その次の駅は「다음 역(次の駅)」
次の停留所は「이번 정류장(今度の停留所)」
その次の停留所は「다음 정류장(次の停留所)」
「다음 정류장(次の停留所)」は、日本語で言うと「次の次」、ふたつ先の停留所です。
韓国のバスの案内放送は「이번 정류장(今度の停留所)」と「다음 정류장(次の停留所)」、「次と次の次」必ず2つの停留所を言います。間違って降りないようにしましょう。
タクシーで降りる場所を伝える時も同じ
いくつか信号が見えていて、「次の信号」で降りたい時には「이번 신호등(今度の信号灯)」と言わなければなりません。「다음 신호등(次の信号灯)」というと、2つ先、次の次まで行ってしまいます。
3 まとめ
韓国語の「이번(イボン)」と「다음(タウム)」は日本語と1対1で対応しない部分があります。しかし、基本の使い方は同じですから、順序を言う時に違うということを押さえておきましょう。
そして、順序を言う時に、どうして日本語と違っているのか、その理由を知ると、韓国のほうが合理的でわかりやすいと感じるのではないでしょうか。
何度も使って慣れていってください。
4 意味を間違いやすい韓国語をわかりやすく解説!
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監修者
<出身大学>
新丘大学家庭教育学部
<略歴>
ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。
内田 昌弘 (うちだ まさひろ)
韓国語教室ハングルちゃん代表
<資格>
通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)
<出身大学>
京都大学農学部卒業
<略歴>
東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。