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「韓国の歳」は、数え年です。

目次

韓国人に歳を聞くと「韓国の歳で〇歳です」と答える人が多いです。

韓国の歳というのは、数え年です。

生れたら1歳で、新年を迎えると1歳ずつ増えます。ですので、韓国では、お正月を迎えると、みんなで一緒に1歳、歳をとります。
日本でも、テレビを見ていると、「数えで95」のように答えるおじいさんやおばあさんを、時々見ます、日本も、昔は数え年だったんですよね。

数え年は、昔々は、中国だけでなく、アジアの広い範囲で使われていました。

しかし、今では、中国でも満年齢が基本で、数え年を使っている国は、世界で韓国だけになりました。北朝鮮でも使っていないそうです。
韓国でも、お役所などの公文書は全て満年齢です。民法上は満年齢を使うことになっています。

実際の生活で、満年齢も使い、数え年も使うので、かなり面倒です。

そのため、韓国も『満年齢に統一すべきだ』という声が、年々大きくなっています。

青が「韓国式の歳を維持派」、赤が「満年齢に統一派」、
だいたい、どの世論調査でも半々の結果です。

「満年齢統一派」は、国際的にも満年齢だし、ふたつの年齢を使うのは煩わしい。

数え年では、12月31日に生まれた赤ちゃんは、その日が1歳で、翌日1月1日に2歳になるため、生れて2日で2歳という不合理な点があると言います。

「韓国式の歳を維持派」は、韓国では伝統的に数え年を使ってきた

数え年は、赤ちゃんがおなかの中にいる時が0歳で生まれて1歳というのは「生命を大切に考える韓国の文化慣習だ」と言います。

しかし、0の概念は、5世紀から7世紀ころインドで発見されたらしいのですが、数え年は、それより古くから使われているため、お母さんのお腹の中にいる時から数えるという、韓国式年齢擁護論の言う理由は、こじつけです。

大昔は、とにかく1からスタートだった、ゼロ自体がなかった、

実際は、それだけのことです。

世論調査の結果は、半々ですが、

若い人たちを中心に「満年齢統一派」が多いので、いずれ満年齢に統一されるでしょう。

韓国の歳だと、満年齢より、だいたい1歳多いので、

多くの女性たちは、満年齢のほうが若く感じられてうれしいと言いますし。

そして、いよいよ2023年6月から、満年齢に統一することが決まりました。


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