韓国のコーヒー事情〔スタバ、コンビニ、豆〕
韓国のコーヒー事情をご紹介します。韓国人もコーヒーが大好きで、日本の状況とだいたい似ています。
目次 ▼
- ○ 1 韓国語で「コーヒー」は「コピ(커피)」です。
- ・発音の似ているものに「鼻血」「コピ(코피)」があります。
- ○ 2 年々、コーヒーの消費量が増えています。
- ・成人一人当たりでは、平均で1日1杯になります。
- ・今では、街中、コーヒーショップだらけです。
- ・そんな韓国を揶揄して『韓国コーヒー共和国』と言います。
- ○ 3 人気の1位はスターバックスです。
- ・2022年現在、全国の店舗数は、1700店ちょっとです。
- ・韓国は、元々コーヒーの値段が高かったです。
- ・スターバックスは、値段が高いですが
- ○ 4 コンビニコーヒーも人気です。
- ・基本的には、日本のコンビニと同じです。
- ○ 5 韓国のコーヒー消費量は、それでも日本より少ないです。
- ・1人当たりで、韓国は、日本の85%くらいです。
- ・コーヒーショップも、更に増え続けています。
- ○ 6 家で飲むコーヒーはコーヒーミックス(커피믹스)です。
- ・コーヒーミックスは、スティックタイプです。
- ・맥심(MAXIM)が圧倒的に人気です。
- ・コーヒーミックスの3分の1が砂糖です。
- ○ 7 最近は、家で豆を挽いたコーヒーを飲む人が増えています。
- ・最近は、豆を挽いたコーヒーが伸びています。
- ・カプセル型が人気です。
- ○ ※ 韓国語を楽しく学んでみませんか?
1 韓国語で「コーヒー」は「コピ(커피)」です。
「コ(커)」は、口を縦に開けて発音する「コ」です。「カ」と「コ」の中間くらいの音になります。
発音の似ているものに「鼻血」「コピ(코피)」があります。
カタカナで書くと同じになります。「鼻血」のほうは、口を丸めて発音する「コ(코)」です。
もし間違えて「鼻血ください」と言っても状況でわかってくれるはずですが、少し笑われるかもしれません。日本人には区別の難しいところなので、アメリカ英語式に「カーフィー」と言ったほうが無難かもしれません。いずれにしても「コーヒー」では通じません。
2 年々、コーヒーの消費量が増えています。
成人一人当たりでは、平均で1日1杯になります。
平均で、年間だいたい360杯飲んでいる計算になるそうです。
今では、街中、コーヒーショップだらけです。
全国に10万店舗以上あるそうです。この数は、全国のコンビニの店舗数とチキン屋の数を合わせた数よりも多いそうです。
そんな韓国を揶揄して『韓国コーヒー共和国』と言います。
街中に多い物の代表です。
3 人気の1位はスターバックスです。
2022年現在、全国の店舗数は、1700店ちょっとです。
日本も1700店ちょっとなので、店舗数としては同じです。
しかし、韓国の人口は、日本の40%ほどです。いかに、韓国にスターバックスが多いかわかると思います。ちなみに、韓国のスターバックスは、サムソン系の新世界グループの経営です。
韓国は、元々コーヒーの値段が高かったです。
韓国は、簡単な食事と、コーヒーショップのコーヒーと、値段はほとんど同じです。カフェのようなおしゃれなところだと、食事より高いくらいです。これは、韓国人でも、不思議に思ったり、おかしいと思っている人がいて、以前、テレビの番組で、この「なぜ」を追究したのを見たことがあります。
お店の経営者の話では、「食事は食べたらさっさと店を出て行くけど、コーヒーは一杯注文しただけで、いつまでも店でおしゃべりをしている」「だからそうなる」ということでした。
食堂とコーヒーショップでは、「客の回転率が違うからしょうがない」ということらしく、そう言われればそうだなと思いました。
日本も、牛丼屋のように回転率の高いところは値段が安くないですか? 牛丼屋の牛丼より、スターバックスのコーヒーのほうが、ずっと高いですよね。
韓国では、ずっと以前から、簡単な食事よりコーヒーのほうが高い、というのが常識でした。
スターバックスは、値段が高いですが
韓国人は、コーヒーの値段が高いことに慣れていたため、スターバックスは値段が高くても、一気に普及したように思います。
4 コンビニコーヒーも人気です。
テイクアウトのコーヒーも人気ですが、中でもコンビニコーヒーハ安くて手軽なため、日本同様、人気があります。
⇒韓国のコンビニ事情
基本的には、日本のコンビニと同じです。
日本で流行って、韓国にも入りました。
5 韓国のコーヒー消費量は、それでも日本より少ないです。
1990年代以降、急速に増え続けていますが、まだ日本に追いつきません。
1人当たりで、韓国は、日本の85%くらいです。
日本の年間のコーヒー消費量が48万トンで、韓国は15万トンだそうです。
ですので、まだまだ伸びる余地があると判断されているようです。
コーヒーショップも、更に増え続けています。
既に飽和状態に見えるのですが、まだ増える余地があるようです。
6 家で飲むコーヒーはコーヒーミックス(커피믹스)です。
韓国では、90年代のはじめくらいまで、コーヒーと言えば、家でも店でもインスタントコーヒーでした。当時は、豆のコーヒーを飲みたくても、探すのが難しかったのですが、この20年で、大きく変わりました。
最近は、外で、豆を直接挽いた、おいしいコーヒーを飲んでいるせいか、家でも、豆を挽いたコーヒーを飲む人が増えています。コーヒーミックスから乗り換える人が増えているようですが、韓国では、インスタントコーヒーと言えば、イコール、커피믹스(コーヒーミックス)です。
コーヒーミックスは、スティックタイプです。
スティックにコーヒーとクリームと砂糖が、最高のおいしさになる黄金比率で入っている物です。スティックの一番下が砂糖なので、甘さを控えたい人は、下の部分を抑えて、砂糖の量を調節できます。
맥심(MAXIM)が圧倒的に人気です。
커피믹스(コーヒーミックス)の中でも、맥심(MAXIM)の市場占有率は80%を超えます。
コーヒーミックスの3分の1が砂糖です。
左から「コーヒー」「プリム(クリープ)」「砂糖」が3分の1ずつです。
マスコミで、一時『コーヒーミックスの半分は砂糖だ』という悪宣伝(?)があって、売り上げは落ちています。
それでも、ソウルの実家の両親は、맥심(MAXIM)です。甘すぎるので、1日1杯にしています。
7 最近は、家で豆を挽いたコーヒーを飲む人が増えています。
左が커피믹스(コーヒーミックス)市場で1兆ウォン規模、右がインスタン豆コーヒー市場で約2千億ウォン規模です。
最近は、豆を挽いたコーヒーが伸びています。
豆を挽いたコーヒーと言っても、飲み方は、普通のインスタントコーヒーと同じなので、特別な手間はありません。それもポイントです。
カプセル型が人気です。
ネスプレッソとか、実演販売やってます。日本と同じです。
お金がないから、大きなぜいたくはできないけど、でも、その代わりに、コーヒーくらいは、良質の豆を挽いたコーヒーでと、ちょっとした、小さなぜいたくを楽しんでいるのかもしれません。
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