韓国のコンビニ事情「狭いし店員不愛想だけどやっぱり便利」
韓国のコンビニは、もともと日本から入りましたから、基本のシステムなどは日本と同じです。
しかし、お国柄があります。韓国独自の進化や独自の変化をしています。
ここでは韓国のコンビニ事情をご紹介します。
目次 ▼
- ○ 1 コンビニは韓国語でピョニジョム(편의점)
- ○ 2 韓国のコンビニは日本から入った
- ・コンビニコーヒーも2015年に始まった
- ・コンビニ弁当も会社員のお昼ご飯として定着
- ・おにぎりもありますが中の具材が違う
- ・ATMもあり宅配も送れる
- ・「おでん」や「揚げ物」はない
- ○ 3 現在全国に約4 万5千店舗
- ・2010年には全国に1万店舗だった
- ・一番多いのは「GS25」
- ・2番は「CU」
- ・「CU」は2012年7月まで「ファミリーマート」だった
- ・3位がセブンイレブン
- ○ 4 韓国のコンビニの特徴
- ・店舗面積が狭い店が多いです。
- ・店内でラーメンや弁当を食べるのは当たり前
- ・店内で立って食べる
- ・店の外で飲んだり食べたりできる店が多い
- ・アルバイトの店員はぶっきらぼうで不親切
- ・薬はない、トイレもない
- ○ 5 コンビニ利用法
- ・バナナ牛乳がたくさん置いてある
- ・お菓子もカップラーメンも売れてる商品ばかり
- ・空港のコンビニではSIMカードも売っている
- ○ ※ 韓国語を楽しく学んでみませんか?
1 コンビニは韓国語でピョニジョム(편의점)
「便宜店」という漢字を韓国語読みして「ピョニジョム(편의점)」です。
2 韓国のコンビニは日本から入った
そのため基本は同じです。
コンビニコーヒーも2015年に始まった
セブンイレブンがまず始めました。日本と同じです。
コンビニ弁当も会社員のお昼ご飯として定着
コンビニ弁当は2016年にイメージチェンジをしました。CUでは、韓国ナンバーワンの料理家であるペクジョンウォン(백종원)も参戦しました。
韓国のコンビニ弁当もかなりおいしくなりましたが、食べ比べると日本のほうがおいしいです。大学生くらいの若い韓国人は、日本へ行って一度は食べてみるのが日本のコンビニ弁当です。
おにぎりもありますが中の具材が違う
「매콤」とあったら辛いので、辛いのが苦手な人は注意してください。直訳すると「ピリ辛」という感じです。
以前は、韓国におにぎりはありませんでした。韓国は「キムパブ(김밥)」です。コンビニのおかげで、日本式おにぎりが定着しました。日本のおにぎりは「三角キムパブ(삼각김밥)」と言います。
ATMもあり宅配も送れる
日本のコンビニのサービスは、だいたい韓国でもある思って間違いありません。日本で成功したら、韓国にも入りますから。
「おでん」や「揚げ物」はない
「あんまん」「肉まん」は店舗によってですがあります。
3 現在全国に約4 万5千店舗
日本は5万6千店舗ですが、韓国の人口は日本の約40%ですから、人口比では日本より2倍多い計算になります。
2010年には全国に1万店舗だった
1990年代後半に日本から入り、その後急速に増えました。
増えすぎてほとんど飽和状態です。
一番多いのは「GS25」
1万4千店弱でトップです。
はじめはLG25という名前でした。25は24時間より長いという意味です。
2番は「CU」
店舗数は1位のGS25とほとんど変わりません。CUが店舗数伸び率一番です。
「CU」は2012年7月まで「ファミリーマート」だった
フランチャイズの会社は同じです。独立しました。
3位がセブンイレブン
1万店弱です。2位から転落しています。
4 韓国のコンビニの特徴
だいたい同じなのですが、違うところもあります。
店舗面積が狭い店が多いです。
日本に比べると狭い店が多いです。細かい数字はありませんが、韓国はだいたい70㎡から80㎡、日本は150㎡くらいが標準と言われていますから、平均すると日本の半分くらいの面積です。
印象としもそのくらいですし、日本だとあり得ないくらい狭い店もあります。
店内でラーメンや弁当を食べるのは当たり前
日本も最近イートインのできる店舗が増えていますが、韓国では店内で食べるのは以前から普通です。
塾に通う小学生、中学生、高校生は、休み時間や塾が終わってから、コンビニでカップラーメンや弁当などを食べます。
店内で立って食べる
店が狭いのでイスはありません。あっても店の外です。
店の外で飲んだり食べたりできる店が多い
どの店舗にもあるわけではありませんが、店の外で飲食ができるようにするのが韓国流です。
アルバイトの店員はぶっきらぼうで不親切
アルバイトは若い男性が多いです。若い男性は、日本のように「いらっしゃいませ」とか言いません。レジで座ったままスマホ見てます。レジに商品を持って行くと、面倒くさそうにバーコードを読み取って、スマホ決済かカード決済をします。
カード決済をすると、上の画面のように「サインをしてください(서면을 해주십시오)」と画面に出て音声も流れますが、店員がさっと横棒を引いて終わらせます。そして面倒なのでレシートは渡しません。ほしかったら言わないとダメですが、そうすると、面倒くさい事させるなよ、という感じで渡します。
薬はない、トイレもない
狭いですから売れ筋の物しか置いていません。
5 コンビニ利用法
韓国のコンビニは狭くて売れ筋の物しか置いていないので、逆に言うと、コンビニにあるものはどれでも人気商品と思って間違いないです。
バナナ牛乳がたくさん置いてある
日本人がたくさん買うので、日本人の利用の多いコンビニはバナナ牛乳がたくさんおいてあります。空港のコンビニはバナナ牛乳だらけです。
お菓子もカップラーメンも売れてる商品ばかり
日本と同じで、上の棚のほうがより売れ筋商品です。
空港のコンビニではSIMカードも売っている
専門の店舗と値段は同じですから、わざわざ専門の店で並ばずにさっさとコンビニで買っちゃいましょう。
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監修者
<出身大学>
新丘大学家庭教育学部
<略歴>
ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。
内田 昌弘 (うちだ まさひろ)
韓国語教室ハングルちゃん代表
<資格>
通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)
<出身大学>
京都大学農学部卒業
<略歴>
東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。