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韓国の暮らし

奥さんと子供だけを英語圏に送るキロギアッパがたくさんいます

韓国では、自分の子供が、他人より、少しでも上に行けるように、

少しでも、いい生活ができるように、親が最大限のサポートをします。

自分たちの生活の質を落としてでも、借金をしてでも、できることは全部します。

 

韓国では、小学生も학원(学院・塾)通いが当たり前なのですが、

以前、韓国に一時帰国した時に、昔の友人と話をしていたら、

「小学校4年生の息子を塾に通わせていて、毎日、夜10時に家に帰ってくる」とか、

「日曜日も塾に行っている」とか、そんな話が当たり前に出てきました。

 

私がちょっとびっくりしたような表情をすると、逆に怪訝な顔をされました。

 

韓国では、びっくりすることはありません。

当たり前で普通のことです。

それでも、友人は、あまり塾に通わせていないほうだと言います。

 

全然通わせないわけにはいかないから、英語と数学だけしか行かせていない、

それでも、月に60万ウォンかかっている、と言っていました。

 

塾や習い事はお金がかかります。

しかし、塾に行かないと、授業についていけません。

法律で先行教育を禁止しても、誰も守りません。

 

また、塾に全然行かないと、間違いなく、仲間外れになります。

子供たちも大変です。

韓国では、周りの目をとても気にします。

自分は自分、他人は他人、では生きていけません。

 

子供がかわいそうなので、

仕方なく、塾に行かせている親も少なくありません。

 

しかし、何より、韓国では、英語ができないと、いい会社に就職はできません。

そのため、なんとか韓国を脱出し、英語圏で生活することを考える人も多いです。

アメリカやカナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、

移民した韓国人がたくさんいます。

 

でも、今、韓国で仕事があるなら、その仕事をしながら、

子供と母親だけ、英語圏に送ることもあります。

お父さんだけ韓国に残って仕事をしながら毎月仕送りします。

 

このようなお父さんを、「기러기아빠(キロギアッパ)」と言います。

「기러기」は雁という鳥、「아빠」はお父さん、パパです。



「기러기(雁)」です。




雁は元々韓国では夫婦の象徴なのですが、

夫婦が別々に、遠いところまで、子供のためにえさをとりに行くところから

子供と遠く離れて頑張ってお金を稼ぐお父さんを

「기러기아빠(キロギアッパ)」というようになりました。




「기러기(雁)」は|円満夫婦の象徴です。

 

しかし、「기러기아빠(キロギアッパ)」は、必ず成功するわけではないようです。

アメリカにいる子供に会うため、

何年かぶりに、お父さんが休みをとってアメリカに会いに行っても、

子供は、お父さんに親しみを持たなくなっていたり、

また、子供がアメリカ式の考え方になっていて、父と子の間に溝が生じ、

お父さんは、何のために苦労して、奥さんと子供をアメリカに送ったのかわからなくなったり、

中には、お父さんの勤める会社が倒産したり、あるいは、リストラされ、収入が少なくなり、

思うように仕送りができなくなることもあります。

 

そんな時は、アメリカで一緒にいるお母さんが、パートなどで働いて稼がなければならず、

家族が壊れてしまうことも多いようです。

 

あるいは、父親が浮気したり、母親が浮気したりして、家族が壊れることも少なくなく、

結局、悲観して自殺したお父さんのニュースも、時々出ています。

でも、それだけのリスクがあっても、それでも、子供の将来を思って、親は決断しています。

 

いったい、どのくらいの「기러기아빠(キロギアッパ)」がいるのか、

正確な統計がありませんが、

「아빠(アッパ・父親)」というキーワードで検索すると、

10番前後に「기러기아빠(キロギアッパ)」が入ります。

そのくらい、一般的な話です。

目次

子供に英語を身につけさせるため、母親と子供だけ、英語圏に行かせます。

子供に英語を身につけさせる、一番の近道は、アメリカなどの英語圏に住むことです。しかし、家族一緒に英語圏に行くのは、父親の仕事のため、一般的には難しいです。そのため、父親だけが韓国に残り、母親を子供だけを英語圏に行かせる、そんなケースが、韓国では、少なくありません。

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