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韓国の暮らし(14)【教育・学校・受験】

【韓国文化を学びながら単語を覚えよう】奥さんと子供だけを英語圏に送ります。

韓国では、自分の子供が、他人より少しでも上に行けるように、少しでもいい生活ができるように、親が最大限のサポートをします。自分たちの生活の質を落としてでも借金をしてでも、できることは全部します。

韓国では、小学生も学院(학원)通いが当たり前なのですが、以前、韓国に一時帰国(일시귀국)した時に、昔の友人と話をしていたら、「小学校4年生の息子を塾に通わせていて、毎日、夜10時に家に帰ってくる」とか、「日曜日も塾に行っている」とか、そんな話が当たり前に出てきました。私がちょっとびっくりしたような表情をすると、逆に怪訝な顔をされました。韓国では、びっくりすることはありません。当たり前で普通のことです。それでも、友人は、自分はあまり塾に通わせていないほうだと言います。全然通わせないわけにはいかないから英語と数学だけ行かせている、それでも、月に80万ウォンかかっている、と言っていました。

塾や習い事はお金がかかります。しかし、塾に行かないと授業についていけません。法律で先行教育を禁止しても、誰も守りません。また、塾に全然行かないと、間違いなく仲間外れになります。子供たちも大変です。

韓国では、周りの目をとても気にします。自分は自分、他人は他人では生きていけません。子供がかわいそうなので、仕方なく塾に行かせている親も少なくありません。しかし、何より、韓国では、英語ができないと、いい会社に就職はできません。そのため、なんとか韓国を脱出(탈출)し、英語圏(영어권)で生活することを考える人も多いです。アメリカやカナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、移民した韓国人がたくさんいます。

でも、今、韓国で仕事をしていて十分な収入があるなら、その仕事をしながら子供と母親だけ英語圏に送ることもあります。お父さんだけ韓国に残って仕事をしながら毎月仕送りします。このようなお父さんを「キロギアッパ(기러기아빠)」と言います。「キロギ(기러기)」は雁という鳥、「アッパ(아빠)」はお父さん、パパです。

雁(기러기)です。

雁は元々韓国では夫婦の象徴なのですが、夫婦が別々に、遠いところまで子供のためにえさをとりに行くところから、子供と遠く離れて頑張ってお金を稼ぐお父さんをキロギアッパ(기러기아빠)というようになりました。

雁(기러기)は|円満夫婦の象徴です。

しかし、キロギアッパ(기러기아빠)は、必ず成功するわけではないようです。アメリカにいる子供に会うため、お父さんが、何年かぶりに休みをとってアメリカに会いに行っても、子供がお父さんに親しみを持たなくなっていたり、また、子供がアメリカ式の考え方になっていて、父と子の間に溝が生じ、お父さんは、何のために苦労して奥さんと子供をアメリカに送ったのかわからなくなったり、中には、お父さんの勤める会社が倒産したり、あるいはリストラされ収入が少なくなり、思うように仕送りができなくなることもあります。そんな時は、アメリカで一緒にいるお母さんがパートなどで働いて稼がなければならず、家族が壊れてしまうことも多いようです。

あるいは、父親が浮気したり(바람을 피우다)、母親が浮気したりして家族が壊れることも少なくなく、結局、悲観して自殺したお父さんのニュースも時々出ています。でも、それだけのリスクがあっても、それでも子供の将来を思って親は決断しています。

いったい、どのくらいのキロギアッパ(기러기아빠)がいるのか、正確な統計がありませんが、アッパ(아빠)というキーワードで検索すると、10番前後にキロギアッパ(기러기아빠)が入ります。そのくらい一般的な話です。

 

単語のおさらい


탈출〔脱出〕
영어권〔英語圏〕
기러기 雁
아빠 パパ
바람을 피우다 浮気をする

漢字語は〔 〕に漢字を示しています。

 

スタディールームで勉強させます。

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