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韓国の暮らし(08)【行事・イベント】

韓国のクリスマス事情を韓国人視点で紹介します。



目次

韓国でも、12月24日はクリスマスイブ、そして25日はクリスマスです。

韓国では、ホワイトクリスマスになるとSNSが急増します。

ホワイトクリスマスになると、あちこちの店やショッピングセンター、あるいは映画館などがイベントを行います。それは、雪が積もって外に出かけるのがおっくうな人を、なんとか外に出させる店側の戦略なのですが、そんなこともあって、「ホワイトクリスマスだといいことがある」みたいな意識がみんなにあります。

韓国のクリスマスも、基本的には日本と似ています。

クリスチャンでないのに、クリスマスを祝ったり、クリスマスにケーキを食べたりします。日本ほどは食べませんが

「クリスマスケーキ」という日本の習慣が韓国にも入っています。

でも、チキンを食べる習慣は入っていません。

本当はチキンじゃなくて七面鳥ですよね。

韓国は日本よりもっとみんなでクリスマスを祝う感じです。

以前は、11月の終わりごろから、あちこちで「ジングルベル」などのクリスマスソングが流れました。
韓国では、クリスマスソングをクリスマスキャロルと言います。しかし、2015年以降は、静かなクリスマスになっています。理由は著作権です。デパートやショッピングセンターなど公共の場で流すなら、著作権料を支払わなくてはならないという判決が出たため、クリスマスキャロルを流さなくなったからです。なんか寂しい気がします。

どこの店にもクリスマスツリーが飾られ、街のあちこちがイルミネーションでいっぱいになります。

韓国では、年内くらいは、クリスマスツリーを、そのまま置いてあるところが多いです。日本のように、クリスマス過ぎたら一斉撤去、ということはありません。

韓国人は3人に1人がクリスチャンです。

そんなこともあってか、「クリスマスを祝おう」という気持ちが強いのかもしれません。

教会に通う人たちは、12月になると街のあちこちで募金活動を行います。

救世軍の募金活動は、地方自治体からも出るのですが、

地方自治体の募金活動は、ボランティアとして参加が可能です。

「赤い服を着て鐘を鳴らしてみたい」という人がたくさんいて、抽選になっているそうです。

教会に通っている人たちは25日には教会に行きます。

24日から徹夜の礼拝もあります。

でも、そうでない人にとっては、クリスマスはただの「イベント」です

家族と過ごしたり、友人同士で過ごしたりします。

恋人のいる人は、家族より恋人と過ごす人が多いです。

恋人と過ごすのは恋人がいる人ですが。その割合は、社会人で18.2%、就職準備生で21.6%です。ですので、恋人と過ごす独身の人は、5人に1人くらいですね。
恋人がいる人は、恋人同士でプレゼント交換をしたりして過ごし、恋人がいない人は友達同士で集まって、来年こそは恋人と過ごそうと誓ったりします。

韓国では12月25日は祝日です。

1949年に祝日になりましたが、これはその時の初代大統領李承晩(이승만)がクリスチャンだったからだ、とも言われています。そんな韓国人は、日本ではクリスマスが祝日でないと知ると

「どうして日本はクリスマスという世界的な記念日に休まないのか」不思議に考えます。

世界的と言ってもクリスマスは欧米の習慣で、イスラム教にとってもヒンズー教にとっても仏教にとっても関係ないので、本当の意味では世界的ではないのですが、それが一般的な韓国人の反応です。

子供たちには、もちろん、クリスマスにサンタクロースが来ます。

日本と同じです。

昨年、2022年のクリスマスは、家で、ホームパーティーで過ごすのが主流のようでした。

景気も悪いし、コロナもまだ収まっていないし。

ホームパーティー用品の売り上げが、大きく伸びたそうです。

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