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韓国の暮らし(09)【余暇・宗教・映画・ペット・鳥】

韓国の教会はどんなところ

目次

人口の3人に1人以上がクリスチャンと言われています。

韓国では、カトリックを天主教(천주교)、カトリックの教会を聖堂(성당)、

プロテスタントを基督教(기독교)、あるいは改新教(개신교)、プロテスタントの教会を教会(교회)

と言って区別しています。

神父(신부)がいるのはカトリック、牧師(목사)がいるのはプロテスタントです。

カトリックでは、信者や神父が勝手に新しい聖堂を建てることはできませんが、プロテスタントでは、自由にできます。韓国のあちこちにある教会は、ほとんどがプロテスタントの教会です。プロテスタントの中にもいろいろな派があるので、

すぐ隣にみっつもよっつも教会があることがあります。

人口比の教会の数は世界一だそうです。

夜、高いところから街を見ると、教会の十字架だらけです。

また、神様をハナニム(하나님)と言います。ハナ(하나)はひとつ、ニム(님)は様です。

教会へは、お祈りをしに行きます。

犯した罪を許してもらったり、天国に行くためです。ただ、プロテスタント教会の中には、

現実的なお願いをしに行く所も多いです。

「お金持ちになりたい」とか「いい大学に入りたい」とか「成功したい」とかです。何か困ったことがあったり望みがある時に、教会で神様にお願いします。静かに祈ってお願いしたり、大きい声を出してお願いしたりします。
「本気で大きい声で伝えないと神様に届きません」と言って、みんなで大声でお願いする教会もあります。

教会では、困っていたら、いろいろな面で助けてくれます。

お金でも仕事でも生活関係でも、いろいろ助けてくれます。それで、困って困ってどうしようもなくて、教会へ行って助けてもらって、そのあと教会の信者になることも多いです。

特に、海外の教会は、互助会のような面があるところも多く

移民などで見知らぬ土地へ行った時、まず教会に行くケースも多いです。本当には信じていないけど、信者になって教会の人間関係などで助けてもらって、現地の生活を順調にスタートさせたりします。

新大久保にも、韓国人の教会がたくさんあります。

日本に1人で勉強に来たら、はじめは友達もいなくて寂しいです。そんな人たちを勧誘するため、日本語学校の入学式や新大久保駅には、いろいろな教会の人が声をかけて誘っています。
新大久保駅で、なんか勧誘しているみたいだなあ、と思ったら、まず、教会と思って間違いないです。中には、怪しい教会もありますけど。

信者になると、日曜日に礼拝に行きます。

これは、行かなければなりません。仕事で行けない人は、平日の早朝礼拝に行きます。でも、遊びの用事でサボるのはだめです。

プロテスタント教会では、給料の10%くらいを教会に寄付します。

だから、信者が少なくても教会はお金がありますし、信者の多い教会には、すごいお金があります。

聖堂(カトリック)も寄付を求められますが、自由な意思で寄付をします。

教会(プロテスタント)のように、きつくありません。

お金が多い教会は、土地を買って立派な教会を建てます。

その時、銀行などから土地を担保にお金を借りることが多いです。そのため、景気が悪くなると大変です。

信者たちから予定通りの収入が教会に入らなくなると、簡単につぶれてしまいます。

新しくて大きくて立派に見える教会が、景気の悪化であっさりつぶれたりしています。
普通のオフィスビルなら、売ろうと思えば売れますが、教会の建物を買う一般人はいませんから、教会はすぐ不渡りになります。

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