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韓国語表現

参鶏湯の「参」は「人参」のことですが。

目次

日本人にも参鶏湯は人気がありますね。

高麗人参などが入っていて体にいいことで知られていますよね。参鶏湯は、参が入った鶏の湯(スープ)です。

「高麗」人参というのは、中国産とかと区別するためのブランド名です。

韓国人は、普通、人参(인삼・インサム)とか、ただ、参(삼・サム)と言います。

本来は参(サム)の中で、特に古くていいものを人参(インサム)と言いましたが、今は同じように使っています。

参(サム)は、長く育てたものほど、たくさん枝分かれして太くなり、漢方薬としての効能は高くなります。そして、長く育てると、枝分かれして、人の形みたいになるから人参(インサム)と言います。

この人参(インサム)を、蒸して乾燥させたものを紅参(홍삼・ホンサム)と言います。

紅参(ホンサム)は、完全に漢方薬です。

また、土から抜いたばかりの何も加工していないものは、水参(수삼・スサム)と言います。

「人参(インサム)」は、日本では、野菜のにんじんと同じ発音になりますが、韓国語では別です。

にんじんはタングン(당근)、人参はインサム(인삼)です。

参鶏湯には、人参が入っていますが、「人参鶏湯(インサムゲタン)」とは言わないで「参鶏湯(サムゲタン)」と言います。

それは、韓国人は「人参(インサム)」を普通「参(サム)」と言うからです。

それから、半鶏湯(반계탕・パンゲタン)というのがあります

半鶏湯(パンゲタン)は、鶏肉を一匹ではなく、半分だけ入れたもので、味などは同じです。

ランチの時間などに、鶏一匹では多すぎるので、手軽に食べられるようにしたメニューです。

日本式に言うとハーフ参鶏湯です。でも、なぜか「半参鶏湯(パンサムゲタン)」とは言いません。半鶏湯(パンゲタン)のほうが、なんか言いやすいからでしょうね。

また、漢方参鶏湯(한방삼계탕・ハンバンサムゲタン)というのがあります。

参鶏湯(サムゲタン)だけでも、十分、体にいいのですが、ここに漢方薬をたっぷり入れたものです。韓国では、普通にあちこちあります。

漢方と言っても、漢方薬がそのまま入っているわけではないので、食べにくいことはありません。

普通の参鶏湯と違うのは、スープの味がちょっと漢方の味になるだけです。でも、これが体に本当にいいんです。値段は、普通の参鶏湯より、少し高いだけです。とってもおすすめです。

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