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ヨジャドル(여자돌)とは?意味や使い方例文・韓国の人気グループ5選を徹底解説!

投稿日:2025年5月10日 | 最終更新日:2025年5月10日

韓国語や韓国の音楽文化に興味をお持ちの方なら、「ヨジャドル」という言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれません。韓国のアイドルカルチャーの中で頻繁に使われるこの言葉は、K-POPファンにとって馴染み深い表現です。

この記事では、ヨジャドルの意味から使い方、代表的なグループまで、韓国語を学ぶ方にも役立つ情報を詳しく解説していきます。

目次 ▼

1 ヨジャドル(여자돌)とは?意味や語源を解説

韓国のエンターテイメント業界には多くの専門用語がありますが、その中でも「ヨジャドル」は特によく使われる表現の一つです。実際にはどのような意味を持ち、どのように生まれた言葉なのでしょうか。

ヨジャドルの意味は「女性アイドル」

ヨジャドル(여자돌)とは、韓国語で「女性アイドル」を意味する言葉です。「ヨジャ(여자)」は「女性」、「ドル(돌)」は「アイドル(idol)」の略称であり、これらが組み合わさってできた複合語になります。韓国では、特に歌やダンスのパフォーマンスを行う女性アイドルグループやソロアーティストを指す言葉として広く使われています。

日本でいうところの「女性アイドル」とほぼ同じ意味を持ちますが、韓国のアイドル文化の文脈で使われることが多いため、K-POPアイドルを中心とした女性アーティストを指すことが一般的です。アイドルグループのメンバーだけでなく、元アイドルでソロ活動をしている女性アーティストもヨジャドルと呼ばれることがあります。

ヨジャドルの語源

ヨジャドルという言葉の語源は、韓国のアイドル文化が発展し、分類や表現の必要性が高まった2000年代後半から2010年代に広まったと言われています。「アイドル」という言葉が長いため、韓国語では略して「ドル(돌)」と呼ぶようになりました。さらに、男性アイドルと女性アイドルを区別する必要性から、「女性」を意味する「ヨジャ(여자)」を組み合わせ、「ヨジャドル」という表現が誕生しました。

この言葉は最初はファンやネットコミュニティ内の俗語として使われていましたが、K-POPの世界的な人気の高まりとともに、次第にメディアや一般の会話でも使われるようになっていきました。現在では韓国のエンターテイメントニュースや番組でも当たり前に使われる言葉となっています。

2 ヨジャドルの使い方と例文を解説!

ヨジャドルは韓国語の日常会話の中でどのように使われているのでしょうか。ここでは実際の使い方や例文を見ていきながら、正しい使用方法を学びましょう。

日常会話での使い方

韓国の日常会話では、ヨジャドルという言葉は主にK-POPファンや若い世代を中心に使われています。「好きなヨジャドルは誰?」といった質問や、「ヨジャドルのコンサートに行った」といった文脈で使用されることが多いです。また、特定のグループやメンバーについて話す時も、「あのヨジャドルのダンスがすごい」などと表現します。

韓国のバラエティ番組やニュース、インタビュー記事などでも頻繁に登場する言葉で、特に音楽やエンターテイメント関連の話題では欠かせない表現となっています。K-POPの影響力が強い韓国では、学生から大人まで幅広い年齢層がこの言葉を日常的に使っています。

韓国語と日本語で使う場合のニュアンスの違い

興味深いことに、「ヨジャドル」という言葉は韓国から日本に入ってきた言葉ですが、使われ方に若干のニュアンスの違いがあります。韓国語では単に「女性アイドル」という中立的な意味で使われることが多いのに対し、日本語では特に「K-POPの女性アイドル」を強調する意味合いで使われる傾向があります。

また、日本では「アイドル」という言葉そのものに独自の文化的背景があるため、日本のアイドルとK-POPのヨジャドルを区別するために意図的に「ヨジャドル」という韓国語をそのまま使うケースも多いです。日本のアイドル文化とK-POPのアイドル文化には共通点も多いですが、異なる部分もあるため、このような区別が生まれているのでしょう。

ヨジャドルを使った例文

実際にヨジャドルを使った韓国語の例文をいくつか紹介します。

1. 韓国語:「저는 여자돌 중에서 블랙핑크를 제일 좋아해요.」
  読み方:「チョヌン ヨジャドル チュンエソ ブレッピンクルル チェイル チョアヘヨ」
  日本語:「私はヨジャドルの中でBLACKPINKが一番好きです。」

2. 韓国語:「요즘 여자들의 안무가 점점 더 어려워지고 있어요.」
  読み方:「ヨジュム ヨジャドレ アンムガ チョムチョム ト オリョウォジゴ イッソヨ」
  日本語:「最近、ヨジャドルの振り付けがどんどん難しくなっています。」

3. 韓国語:「여자돌 콘서트 티켓을 구했어요!」
  読み方:「ヨジャドル コンソトゥ ティケスル クヘッソヨ!」
  日本語:「ヨジャドルのコンサートチケットを手に入れました!」

4. 韓国語:「어떤 여자돌의 노래를 자주 들으세요?」
  読み方:「オットン ヨジャドレ ノレルル チャジュ トゥルセヨ?」
  日本語:「どのヨジャドルの曲をよく聴きますか?」

5. 韓国語:「이 여자돌은 노래 실력이 정말 뛰어나요.」
  読み方:「イ ヨジャドルン ノレ シルリョギ チョンマル ットゥィオナヨ。」
  日本語:「このヨジャドルは歌唱力が本当に優れています。」

これらの例文を参考に、韓国語の会話の中でヨジャドルという言葉を適切に使ってみましょう。K-POPファンとの会話がより一層楽しくなるはずです。

3 ヨジャドルの人気グループ5選!

韓国には数多くのヨジャドルグループが存在しますが、ここでは特に人気の高い5つのグループを紹介します。それぞれのグループの特徴や魅力を知ることで、K-POPへの理解がさらに深まるでしょう。

① BLACKPINK

BLACKPINKは2016年にYGエンターテインメントからデビューした4人組ヨジャドルグループで、ジス、ジェニー、ロゼ、リサのメンバーで構成され、強烈なラップとダンスパフォーマンスが特徴です。「DDU-DU DDU-DU」や「How You Like That」など数々のヒット曲を生み出し、YouTube動画の再生回数では複数の記録を樹立しています。

世界的な人気を誇るBLACKPINKは、コーチェラなど有名な音楽フェスティバルにも出演し、グローバルブランドのアンバサダーとしても活躍するなど、K-POPグループの中でも特に国際的な影響力を持っています。彼女たちの個性的なスタイルと強いカリスマ性は、多くのファンを魅了し続けています。

② TWICE

TWICEは2015年にJYPエンターテインメントからデビューした9人組ヨジャドルグループです。ナヨン、ジョンヨン、モモ、サナ、ジヒョ、ミナ、ダヒョン、チェヨン、ツウィという多国籍メンバーで構成され、明るく元気なコンセプトで人気を集めています。「TT」や「What is Love?」などの曲はダンスチャレンジでも話題になりました。

特に「SIGNAL」や「Fancy」といった曲でも大きな成功を収め、「ネーション・ガールズグループ」と呼ばれるほど韓国内外で絶大な人気を誇っています。彼女たちの親しみやすい魅力と多様なメンバー構成は、幅広い層のファンから支持されている理由の一つです。

③ NJZ

NJZは2022年にHYBEのレーベルADORからデビューした5人組の新世代ヨジャドルグループです。ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘインのメンバーで構成され、90年代から2000年代初頭のR&Bやヒップホップに影響を受けたレトロなサウンドが特徴です。「Attention」や「Hype Boy」などのデビュー曲で瞬く間に人気を獲得しました。

デビュー前から「Attention」のミュージックビデオが公開され、独特のマーケティング戦略で注目を集めました。Y2Kファッションを取り入れた彼女たちのスタイルは、若い世代を中心に大きな影響を与えています。自然体でありながらも洗練されたパフォーマンスが魅力です。

④ aespa

aespaは2020年にSMエンターテインメントからデビューした4人組ヨジャドルグループです。カリナ、ジゼル、ウィンター、ニンニンで構成され、メタバースをコンセプトにした世界観とAIテクノロジーを融合させた独自のストーリーラインが特徴です。「Black Mamba」や「Next Level」などの曲で独自の音楽性を打ち出しています。

彼女たちの最大の特徴は、各メンバーにæ(エイ)という仮想アバターが存在するという設定で、現実と仮想を行き来する斬新なコンセプトを展開しています。未来的なビジュアルと強烈なパフォーマンスで、デビュー後すぐに大きな注目を集めたグループです。

⑤ LE SSERAFIM

LE SSERAFIMは2022年にHYBEのレーベルSOURCE MUSICからデビューした5人組ヨジャドルグループです。キム・チェウォン、サクラ、ホ・ユンジン、カズハ、ホン・ウンチェのメンバーで構成され、「FEARLESS」や「UNFORGIVEN」などの曲で知られています。グループ名は「I’M FEARLESS」のアナグラムからきており、恐れることなく前進するという意味が込められています。

彼女たちはデビュー前から「I’m Fearless」というスローガンを掲げ、自信に満ちた姿勢と力強いパフォーマンスで多くのファンを魅了しています。特に洗練されたダンスとファッションセンスは高く評価され、次世代を担うヨジャドルグループとして注目されています。

4 ヨジャドルをより楽しむ方法

ヨジャドルの魅力をより深く理解し、楽しむためのポイントをいくつか紹介します。ファン活動の幅を広げることで、K-POPの世界がさらに楽しくなるでしょう。

様々なコンテンツを活用する

ヨジャドルをより楽しむためには、音楽だけでなく様々なコンテンツを活用することがおすすめです。音楽番組やバラエティ番組への出演映像、リアリティ番組、インスタライブやYouTubeなどのSNSコンテンツを通じて、メンバーの個性や魅力をより深く知ることができます。

また、多くのグループはオフィシャルファンクラブを運営しており、会員限定のコンテンツも提供しています。ファンミーティングやオンラインイベントに参加することで、より身近に感じられるでしょう。最近ではWeverse、Bubble、Universe、Lysn+などのコミュニティアプリを通じて、アイドルとファンが直接交流する機会も増えています。

他のファンとの交流を深める

ヨジャドルを応援する楽しみの一つに、同じグループを応援する仲間との交流があります。SNSやファンコミュニティを通じて、情報交換や感想を共有することで、新しい発見や楽しみ方が広がります。同じ趣味を持つ仲間と出会うことは、ファン活動をより充実させる大きな要素です。

オフラインイベントやコンサートに参加する際も、他のファンとの交流は貴重な経験となります。ファン同士で協力してプロジェクトを企画したり、ファンアートを作成して共有したりすることも、ヨジャドルを応援する楽しみ方の一つです。言語や文化の壁を超えて、世界中のファンとつながることができるのもK-POPの魅力です。

ファンとしてのマナーを守る

ヨジャドルを応援する際に大切なのは、ファンとしてのマナーを守ることです。SNSでの過度な批判やプライバシーを侵害する行為は避け、アーティストを尊重する姿勢を持ちましょう。特に韓国では「サセンペン(サセンファン)」と呼ばれる過激なファン行為が問題となっていますが、このような行為はアーティスト本人にも迷惑をかけることになります。

また、異なるグループのファン同士での対立や批判も避けるべきです。それぞれのグループには独自の魅力があり、互いに尊重することが健全なファン文化につながります。楽しく応援することを忘れずに、ポジティブな姿勢でヨジャドルの活動を支えていきましょう。

5 ヨジャドルに関連する6つのK-POP用語

① ナムジャドル

ナムジャドル(남자돌)とは、ヨジャドルの対義語で「男性アイドル」を意味します。「ナムジャ(남자)」は「男性」、「ドル(돌)」は「アイドル」の略で、BTS、SEVENTEEN、EXO、STRAYKIDSなどが代表的なナムジャドルグループです。韓国では男性アイドルと女性アイドルを明確に区別して呼ぶことが一般的で、それぞれのファン層や活動スタイルにも違いがあります。

ナムジャドルはヨジャドルと比べて、より激しいダンスパフォーマンスや力強い曲調が特徴的なグループが多いですが、最近ではジャンルの境界を越えた多様な音楽性を持つグループも増えています。女性ファンが多い傾向がありますが、音楽性やパフォーマンス力で男性ファンも増加しています。

② ヨジャ絡み

「ヨジャ絡み」とは、主にナムジャドルが女性アイドルやタレントと交流する様子や、共演する場面を指す言葉です。K-POPの世界では、異性との交際に関して厳しい目が向けられることがあるため、こうした交流が話題になることがあります。音楽番組やバラエティ番組でのコラボレーションなどが典型的な例です。

韓国では「恋愛禁止」というイメージがあるアイドル業界ですが、実際にはそれぞれの事務所や契約内容によって対応は異なります。特に新人グループは恋愛よりも活動に集中するよう求められることが多く、「ヨジャ絡み」は時にファンの間で議論を呼ぶ話題となることがあります。

③ ナムジャグル・ヨジャグル

「ナムジャグル(남자그룹)」と「ヨジャグル(여자그룹)」は、それぞれ「男性グループ」「女性グループ」を意味する言葉です。「グル(그룹)」は英語の「group」から来ており、「ドル」よりもやや公式的な表現として使われることがあります。特にニュースやメディアでは「ヨジャグルの新曲発表」といった表現がよく使われます。

「ドル」が個人のアイドルにも使える表現であるのに対し、「グル」はあくまでグループとしての活動を指す言葉です。どちらも日常会話やファンの間でよく使われる表現で、文脈によって使い分けられています。

④ ペン

「ペン(팬)」とは、英語の「fan」を韓国語読みにした言葉で、アイドルやアーティストのファンを意味します。K-POPの世界では、各グループごとに公式のファンクラブ名があり、そのファンクラブに所属するファンを「〇〇のペン」と呼びます。例えば、BLACKPINKのファンは「BLINK」、TWICEのファンは「ONCE」と呼ばれます。

韓国のアイドル文化では、ファンクラブの存在が非常に重要で、音楽番組の投票やチャート順位にも大きな影響を与えます。公式ファンクラブに入会することで、コンサートチケットの先行予約やファンミーティングへの参加権、限定グッズの購入など様々な特典が得られます。

⑤ オールペン

「オールペン(올팬)」とは、グループの全メンバーを等しく愛し応援する「箱推し」ファンを意味します。特定のメンバーだけでなく、グループ全体の成功を願い、メンバー全員に公平に愛情を注ぐことが特徴です。

日本のアイドル文化での「箱推し」に近い概念で、K-POP業界ではグループの一体感と長期的な成功に貢献する重要な存在として認識されています。全メンバーの活躍を同じように喜び、バランスの取れたグループ活動を支える彼らの存在は不可欠です。

⑥ マスタニム

「マスタニム(마스터님)」とは、ファンコミュニティ内でリーダー的存在や写真・動画共有者として認識されている中心的なファンを指します。事務所側とも連携を取り、グループの活動情報をいち早く把握して他のファンに伝える重要な橋渡し役を担っています。

応援プロジェクトの企画など、積極的に活動をリードする彼らは一般ファンからも厚い信頼を集めています。英語でmastarを意味する「マスター(마스터)」と、その貢献に対する敬意と感謝の気持ちが込められており、韓国語の敬称「〜ニム(〜님)」が付いた呼び名になっています。

6 韓国語を学んでみませんか?

この記事では、韓国語の「ヨジャドル(여자돌)」について詳しく解説してきました。ヨジャドルとは韓国語で女性アイドルを意味する言葉で、K-POPの世界では欠かせない表現です。BLACKPINKやTWICE、NJZ、aespa、LE SSERAFIMなど、世界的に活躍する人気ヨジャドルグループも数多く存在します。

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監修者

監修者の写真

<出身大学>

新丘大学家庭教育学部

<略歴>

ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

監修者の写真

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)

韓国語教室ハングルちゃん代表

<資格>

通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)

<出身大学>

京都大学農学部卒業

<略歴>

東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。