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【音声付き】韓国語の「オットッケ」は「どうしよう/どうするの」、2つの「オットッケ」徹底解説!

投稿日:2024年11月13日 | 最終更新日:2024年11月19日

「オットッケ」というフレーズは、韓国ドラマなどで耳にしたことのある方も多いと思います。ドラマによく出てくる「オットッケ」は、困った時やうれしすぎて言葉が出ない時の「どうしよう/どうするの」という「オットッケ」ですが、「オットッケ」には大きくふたつの意味があります。前後関係や話し方で意味がかわります。それは実は日本語と同じなのですが、ここでは「オットッケ」の意味と使い方を徹底解説いたします。

目次 ▼

1 オットッケ/オットケ(어떻게)


「ケ」が強い発音の「ケ」なので、日本語では「ッケ」と表記しますが、実際の発音は「オットケ」に近いので、ここでは併記します。

オットッケ/オットケ(어떻게)の意味

「どう/どのように」と手段や方法を尋ねる疑問詞です。
「どうやって?」と尋ねるときには語尾が上がります。

オットッケへ/オットケへ(어떻게 해)


オットッケだけでも使いますが、
「する」の意味のヘ(해)をつけて
オットッケへ?/オットケへ?(어떻게 해?)とすると
どうやってやるの?
となります。

丁寧な表現は
「します」の意味のヘヨ(해요)をつけて
オットッケへヨ?/オットケへヨ?(어떻게 해요?)
となります。

オットッケセンガッケ/オットケセンガッケ(어떻게 생각해)


「思う/考える」が、センガッケ(생각해)ですので、
オットッケセンガッケ/オットケセンガッケ(어떻게 생각해)は
「どう思う?/どのように考える?」という意味になります。

丁寧な表現は
「です/ます」の意味の「ヨ(요)」をつけて
オットッケセンガッケヨ?/オットケセンガッケヨ?(어떻게 생각해요)
です。

オットッケトゥェンゴヤ?/オットケテンゴヤ?(어떻게 된거야?)


トゥェダ(되다)が「なる」の意味なので、
オットッケトゥェンゴヤ?/オットケテンゴヤ?(어떻게 된거야?)で
「どうなっているんだ?」という意味になります。
되다の発音は、正確には「トゥェダ」ですが、「テダ」に近い感じで聞こえると思います。
ここでは、トゥェンゴヤ/テンゴヤ、どちらも併記しました。

丁寧な表現は
ぞんざいな語尾「ヤ(야)」の代わりに、「です」の意味の「エヨ(예요)」をつけて
オットッケトゥェンゴエヨ?/オットケテンゴエヨ?(어떻게 된거예요?)
となります。

2 オットッケ(어떡해)

オットッケへ(어떻게 해)を縮約して
オットッケ(어떡해)です。

オットッケ(어떡해)


「オットケへ?」は「どうやってするの?/どうするの?」という意味ですが、使い方が2つあります。
日本語でも「どうするの」と言ったら、「どうするのか」手段や方法を聞くときと、困惑して「どうしよう」「どうにもできないじゃない」と感嘆詞のように使うときと、前後関係や話し方によってふたつの意味になります。
韓国語の「オットケへ」も同じで、困ったときや、うれしすぎて言葉がでないときの「どうするの」「どうにもならない」という意味を表すことができます。
疑問文なのか反語表現なのかは、前後関係や抑揚で区別します。日本語と同じです。

① 手段や方法を尋ねるとき
オットッケ(어떻게)

② 「どうしよう/どうにもできない」反語表現として
オットッケ(어떡해)

強調して「オットッケー」のように語尾を伸ばすことも多いです。
また、韓国語では、
① 手段や方法を尋ねるときは
어떻게
② 「どうするの」「どうにもならないじゃない」反語表現のときは
어떡해
発音は同じですが表記で区別します。

ドラマでも「オットッケ(어떡해)」は、困惑した場面でたくさん使われていますよね。

オットッカジ(어떡하지)


失敗したりして、どうすることもできなくて困ったときの「どうしよう」です。
オットッケハジ/オットケハジ(어떻게 하지)が縮約されて
オットッカジ(어떡하지)です。
オットッカジも、「どうするか」手段や方法を悩んでいる時と、「どうしよう/どうにもできない」と反語の意味で使うときと、ふたつの意味、使い方があります。
前後関係や抑揚で区別します。

オットッケヤドゥェ/オットッケヤデ(어떡해야 돼)


「どうしなければならない/どうすべき」という意味の疑問表現ですが、抑揚によっては反語表現で「どうにもならない」を意味します。
オットッケヘヤドゥェ/オットケヘヤデ(어떻게 해야 돼)が縮約されて
オットッケヤドゥェ/オットッケヤデ(어떡해야 돼)になっています。

3 まとめ

「オットッケ」は、ドラマでも日常でも、とてもよく使われるフレーズです。ひとつの感嘆詞として、抑揚もいっしょにフレーズで覚えてしまいましょう。
そして、類似の表現も、覚えておくと、ドラマでも出てきた時に聞き取れて、ドラマが更に楽しくなるはずです。

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監修者

監修者の写真

<出身大学>

新丘大学家庭教育学部

<略歴>

ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

監修者の写真

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)

韓国語教室ハングルちゃん代表

<資格>

通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)

<出身大学>

京都大学農学部卒業

<略歴>

東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。