韓国の免税店ではドル建てでの支払いを選びましょう。円建ては損します!
韓国の免税店でショッピングをすると、支払いの時に「ドルでの支払いか、円での支払いか」聞かれますが、どちらがいいのでしょうか?
目次
- ○ 1 韓国の免税店は、韓国製品を除き、基本はドル建てです。
- ・支払いにドルを選ぶと、カード会社が円やウォンに換算した料金を請求します。
- ・韓国人は、その日のレートで換算した韓国ウォンで支払う人が大部分です。
- ○ 2 支払いに円を選ぶと、円換算での金額のほかに3%の手数料がかかります。
- ・3%の手数料を払うシステムは、どこの免税店でもだいたい同じだそうです。
- ・免税店の円換算レートも、1%程度の手数料が既に入っています。
- ・韓国の免税店では、ドルで払いましょう。
- ○ 3 中国人はほとんどがドル建てのQRコード決済です。
- ・ですので、3%の『特別手数料』を払っているのは日本人だけです。
- ○ 4 1990年ころには、免税店の売り上げの90%以上が日本人でした。
1 韓国の免税店は、韓国製品を除き、基本はドル建てです。
輸入ブランド品は、ドル建ての料金になっています。
最近は中国人が圧倒的に多いので、全て中国語表記が入ります。韓国語表記がほとんど見られません。
支払いにドルを選ぶと、カード会社が円やウォンに換算した料金を請求します。
カード会社ごとに差がありますが、韓国のカード会社では、基準レートの1%前後がカード会社手数料となっています。日本のカード会社では1%から2%くらいの手数料がかかるようです。
韓国人は、その日のレートで換算した韓国ウォンで支払う人が大部分です。
免税店のレートがいいからですが、実際には、どちらでもあまり差はありません。
2 支払いに円を選ぶと、円換算での金額のほかに3%の手数料がかかります。
領収書にも、基本のレートに「プラス国際換算マージンが3%」と書いてあります。
このレシートでは、ウォンでの金額から円換算しています。ウォンに換算する時に1%程度の手数料が既に入っていますから、合わせて4%の手数料になります。
3%の手数料を払うシステムは、どこの免税店でもだいたい同じだそうです。
免税店に長く勤める店員さんの話です。
免税店の円換算レートも、1%程度の手数料が既に入っています。
免税店内に表示されているレートだけを見ると、一見、優遇レートに見えますが、そこに3%の手数料が加わるので、円を選択すると都合4%くらいの手数料がかかる計算です。それなら、ドルで払って、カード会社に1%から2%の手数料を払うほうが総支払金額は安くなります。
韓国の免税店では、ドルで払いましょう。
免税店の店員さんの中には、円での支払いには3%の手数料がかかることを知らない人がいて、本当に親切心で、円での支払いを勧める店員さんもいますが、断固ドルで払いましょう。
金額が大きいと3%の差は大きいです。10万円で3千円、100万円なら3万円の差です。
3 中国人はほとんどがドル建てのQRコード決済です。
アリペイとかウィーチャットペイで払います。
ですので、3%の『特別手数料』を払っているのは日本人だけです。
1988年ころからの慣習が今も続いているようです。
4 1990年ころには、免税店の売り上げの90%以上が日本人でした。
明洞(ミョンドン)のロッテデパートでも、蚕室(チャムシル)のロッテデパートでも、ワンフロア―がすべて免税店で、そのフロア―が、デパートのどのフロアーよりも売り上げが多かったです。
日本人はたくさん買ってくれて、たくさんお金を払ってくれる、大切なお客さんでした。その時のシステムが、そのまま続いています。特にやめる理由もないからだと思います。