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韓国の暮らし 2【家・お金・ショッピング・車・自転車】

韓国の免税店での支払いは、ドル建て、円建て、どっちが得か?

投稿日:2023年9月6日 | 最終更新日:2024年3月4日

韓国の免税店でショッピングをすると、支払いの時に「ドルでの支払いか円での支払いか」聞かれますが、どちらがいいのでしょうか? 答えは「ドル」です。
ここでは、免税店の支払いシステムとその背景をご紹介します。

目次 ▼

1 韓国の免税店は、韓国製品を除き基本はドル表示

輸入ブランド品はドル建ての料金になっています。
最近は中国人が圧倒的に多いので全て中国語表記が入ります。韓国語表記がほとんど見られません。

支払いにドルを選ぶと、カード会社が円に換算した料金を請求する

韓国人の場合はウォンですが、基準レートの1%前後がカード会社手数料となっています。カード会社ごとに差があります。
日本のカード会社では1%から2%くらいの手数料がかかるようです。

韓国人はその日のレートで換算した韓国ウォンで支払う人が大部分

免税店のレートがいいからですが、実際にはどちらでもあまり差はありません。

2 支払いに円を選ぶと円換算での金額のほかに3%の手数料がかかる

領収書にも、基本のレートに「プラス国際換算マージンが3%」と書いてあります。
このレシートではウォンでの金額から円換算しています。ウォンに換算する時に1%程度の手数料が既に入っていますから、合わせて4%の手数料になります。

3%の手数料を払うシステムはどこの免税店でもだいたい同じ

免税店に長く勤める店員さんの話です。

免税店の円換算レートも1%程度の手数料が既に入っている

免税店内に表示されているレートだけを見ると、一見優遇レートに見えますが、そこに3%の手数料が加わるので、円を選択すると都合4%くらいの手数料がかかる計算です。それなら、ドルで払って、カード会社に1%から2%の手数料を払うほうが総支払金額は安くなります。

韓国の免税店ではドル建てで払いましょう

免税店の店員さんの中には、円建てでの支払いに3%の手数料がかかることを知らない人がいて、本当に親切心で円での支払いを勧める店員さんもいますが、断固ドルで払いましょう。
金額が大きいと3%の差は大きいです。10万円で3千円、100万円なら3万円の差です。

3 ドル建て、ウォン建て、円建て以外の選択肢はない

韓国人はウォンで払う人が多いですが、ドルで払ってもあまり差はありません。

中国人はドル建てのQRコード決済

アリペイとかウィーチャットペイで払います。

他の外国人もドル建て払い

3%の『特別手数料』を払っているのは円建て払いの日本人だけ

1988年ころからの慣習が今も続いているようです。

4 1990年ころは免税店の売り上げの90%以上が日本人だった

明洞(ミョンドン)のロッテデパートでも、蚕室(チャムシル)のロッテデパートでも、ワンフロアがすべて免税店で、そのフロアがデパートのどのフロアよりも売り上げが多かったです。
日本人はたくさん買ってくれてたくさんお金を払ってくれる大切なお客さんでした。その時のシステムがそのまま続いています。特にやめる理由もないからだと思います。

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監修者

監修者の写真

<出身大学>

新丘大学家庭教育学部

<略歴>

ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

監修者の写真

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)

韓国語教室ハングルちゃん代表

<資格>

通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)

<出身大学>

京都大学農学部卒業

<略歴>

東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。