韓国語で「時」〔する時/した時〕を徹底解説!
目次
- ○ 1 時(とき)
- ・名詞+時
- ○ 2 する時/した時
- ・➀ ご飯を食べる時、いただきますと言います。 ➁ ご飯を食べた時、ごちそうさまでしたと言います。
- ・➀「食べる時」は「いただきますと言った」あとです。「いただきますと言う」が先です。 ➁「食べた時」は「ごちそうさまでしたと言う」の前です。「ご飯を食べた」が先です。
- ・食べる時の「食べる」は『未来形』、食べた時の「食べた」は『過去形』です。
- ・この文法は韓国語もまったく同じですので、日本語をそのまま韓国語に置き換えればOKです。
- ・時に一定の期間があって、全体が過去の時は、意味の差がなくなります。
- ○ 3 行く時/行った時
- ・➂ アメリカへ行く時、偶然友達に会いました。 ④ アメリカへ行った時、偶然友達に会いました。
- ・韓国語でも同じです。
- ・しかし、実際には
1 時(とき)
「時(とき)」は名詞ですので、連体修飾の活用となります。
名詞+時
慣用的に「名詞+時」が可能なものがあります。
例) 점심(昼、昼休み)、생일(生日、誕生日)、휴가(休暇)、학생(学生)、추석(秋夕、チュソク)、설날(正月)、구정(旧正、旧正月)、크리스마스(クリスマス)等
2 する時/した時
➀ ご飯を食べる時、いただきますと言います。 ➁ ご飯を食べた時、ごちそうさまでしたと言います。
ここで「ご飯を食べる時」の「食べる」や、「ご飯を食べた時」の「食べた」は、食べる動作が『現在』か『過去』かという意味ではなく、『時間関係』の問題です。
ここでの主動作「言います」よりも『時間が先か後か』です。
➀「食べる時」は「いただきますと言った」あとです。「いただきますと言う」が先です。 ➁「食べた時」は「ごちそうさまでしたと言う」の前です。「ご飯を食べた」が先です。
時間の順序は
ご飯を食べる時、いただきますと言います。
あと ← 先
ご飯を食べた時、ごちそうさまでしたと言います。
先 → あと
という関係です。
食べる時の「食べる」は『未来形』、食べた時の「食べた」は『過去形』です。
この文法は韓国語もまったく同じですので、日本語をそのまま韓国語に置き換えればOKです。
例) 책을 읽을 때 안경을 씁니다. 本を読む時めがねをかけます。
밥을 먹을 때 잘 먹겠습니다라고 합니다. ご飯を食べる時、いただきますと言います。
밥을 먹었을 때 잘 먹었습니다라고 합니다. ご飯を食べた時、ごちそうさまでしたと言います。
헤어졌을때 울었어요. 別れた時泣きました。
時に一定の期間があって、全体が過去の時は、意味の差がなくなります。
例) 어릴 때 선생님이 되고 싶었어요. 子供の時、先生になりたかったです。
어렸을때 선생님이 되고 싶었어요. 子供だった時、先生になりたかったです。
3 行く時/行った時
➂ アメリカへ行く時、偶然友達に会いました。 ④ アメリカへ行った時、偶然友達に会いました。
〔する時/した時〕と文法は同じですので、
➂は「日本の空港」、または「飛行機の中」で友達に会いました。
④は「アメリカに着いたあと」で友達に会いました。
という意味になります。
韓国語でも同じです。
➂ 미국에 갈때 공항에서 우연히 친구를 만났어요.
④ 미국에 갔을때 공항에서 우연히 친구를 만났어요.
移動の動詞、가다、오다や타다(乗る)が該当します。
しかし、実際には
➂' 미국에 갔을때 인천공항에서 우연히 친구를 만났어요. アメリカへ行った時、インチョン空港で偶然友達に会いました。
という韓国人が多いです。全体が過去なので、갔을때 (行った時)と表現します。
「インチョン空港で」と、具体的に場所を言うので、意味はわかります。
文法的にはおかしいのですが、このように表現する人が、若い人たちを中心にかなりいます。
しかし、意味がわかるので、あまり気にしなくても大丈夫です。