韓国語の「する時/した時」を徹底解説!
「~する時」「~した時」で、動詞が現在形になるか過去形になるか、それは「時」のあとに来る「主動作」の動詞より前か後かという時間の問題です。韓国語も文法は同じですので、日本語をそのまま韓国語に置き換えればOKです。
目次 ▼
- ○ 1 時(とき)
- ・名詞+時
- ○ 2 する時/した時
- ・「ご飯を食べる時」と「ご飯を食べた時」
- ・主動作「言います」よりも『時間が先か後か』
- ・食べる時の「食べる」は『未来形』、食べた時の「食べた」は『過去形』
- ・文法は韓国語も同じ
- ・時に一定の期間があって、全体が過去の時は意味の差がなくなる
- ○ 3 行く時/行った時
- ・「アメリカへ行く時」と「アメリカへ行った時」
- ・韓国語でも同じ
- ・実際には文法通りでないことが多い
- ○ ※ 『発音』『文法』総整理
- ○ ☆ 韓国語を楽しく学んでみませんか?
1 時(とき)
「時(とき)」は名詞ですので、連体修飾の活用となります。
名詞+時
「名詞+時」が可能なものがあります。慣用表現です
例) 점심(昼、昼休み)、생일(誕生日)、휴가(休暇)、
학생(学生)、추석(秋夕、チュソク)、설날(正月)、
구정(旧正、旧正月)、크리스마스(クリスマス)等
例文
이번 휴가때 어디 가세요?
→ 今度の休暇時、どこ行かれますか?
학생때 공부를 많이 안 했어요.
→ 学生の時、勉強をたくさんしませんでした。
2 する時/した時
「ご飯を食べる時」と「ご飯を食べた時」
➀ ご飯を食べる時、いただきますと言います。
➁ ご飯を食べた時、ごちそうさまでしたと言います。
「ご飯を食べる時」の「食べる」や、「ご飯を食べた時」の「食べた」は、食べる動作が『現在』か『過去』かという意味ではなく『時間関係』の問題です。
主動作「言います」よりも『時間が先か後か』
時間の順序は
ご飯を食べる時、いただきますと言います。
あと ← 先
ご飯を食べた時、ごちそうさまでしたと言います。
先 → あと
という関係ですので、
➀「食べる時」は、ご飯を食べる前に、いただきますと言います。
➁「食べた時」は、ご飯を食べたあとで、ごちそうさまでしたと言います。
という意味になります。
食べる時の「食べる」は『未来形』、食べた時の「食べた」は『過去形』
文法は韓国語も同じ
ですので、日本語をそのまま韓国語に置き換えればOKです。
例文
책을 읽을 때 안경을 씁니다.
→ 本を読む時めがねをかけます。
밥을 먹을 때 잘 먹겠습니다라고 합니다.
→ ご飯を食べる時、いただきますと言います。
밥을 먹었을 때 잘 먹었습니다라고 합니다.
→ ご飯を食べた時、ごちそうさまでしたと言います。
헤어졌을때 울었어요.
→ 別れた時泣きました。
時に一定の期間があって、全体が過去の時は意味の差がなくなる
例文
어릴 때 선생님이 되고 싶었어요.
→ 子供の時、先生になりたかったです。
어렸을때 선생님이 되고 싶었어요.
→ 子供だった時、先生になりたかったです。
3 行く時/行った時
「アメリカへ行く時」と「アメリカへ行った時」
➂ アメリカへ行く時、偶然友達に会いました。
④ アメリカへ行った時、偶然友達に会いました。
〔する時/した時〕と文法は同じですので、
➂は「アメリカへ行く前に友達に会いました」
つまり「日本の空港」か「飛行機の中」で友達に会いました。
④は「アメリカへ行ったあと、友達に会いました」から
「アメリカに着いたあとで友達に会いました。」という意味になります。
韓国語でも同じ
➂ 미국에 갈때 공항에서 우연히 친구를 만났어요.
④ 미국에 갔을때 공항에서 우연히 친구를 만났어요.
移動の動詞、가다、오다や타다(乗る)が該当します。
実際には文法通りでないことが多い
➂ 미국에 갔을때 인천공항에서 우연히 친구를 만났어요.
→ アメリカへ行った時、インチョン空港で偶然友達に会いました。
という韓国人が多いです。全体が過去なので、갔을때 (行った時)と表現します。
「インチョン空港で」と具体的に場所を言うので意味はわかります。
文法的にはおかしいのですが、このように表現する人が若い人たちを中心にかなりいます。
しかし、意味はわかりますから、あまり気にしなくても大丈夫です。
※ 『発音』『文法』総整理
韓国語の『発音』『文法』を、わかりやすく解説しています。
今まで学習した中で、よくわからないところ、不安のあるところは、こちらの徹底解説と例文でしっかりと整理しておいてください。
関連記事:韓国語のまとめ「文字・発音」編
関連記事:韓国語のまとめ「文法」編
☆ 韓国語を楽しく学んでみませんか?
楽しく韓国語を学ぶなら新大久保の韓国語教室ハングルちゃんにお任せください。
ハングルちゃんは
① リーズナブルな料金システム
② 講師は全員韓国生まれ韓国育ちの優しい韓国人
③「話せるように」を目標とした会話中心のレッスン
④ 防音設備の整った清潔な教室
体験レッスンは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
監修者
<出身大学>
新丘大学家庭教育学部
<略歴>
ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。
内田 昌弘 (うちだ まさひろ)
韓国語教室ハングルちゃん代表
<資格>
通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)
<出身大学>
京都大学農学部卒業
<略歴>
東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。