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韓国の暮らし 5【行事・イベント】

韓国の名節「正月大満月」の風習について

投稿日:2023年2月5日 | 最終更新日:2024年2月11日

旧暦の1月15日は『正月大満月』と言って、満月の中でも一番きれいに見える満月なので、韓国では昔からこの日を大切な日と考え、様々な行事が行われてきました。
2023年は2月5日が陰暦(旧暦)の1月15日『正月大満月』でした。
ここでは韓国の『正月大満月』の風習をご紹介します。

目次 ▼

1 旧暦15日は十五夜の満月

満月は28日に1回ありますが、韓国では、正月の満月が一年のうちで一番輝いて見えます。冬だと空気が澄んでいるから星もきれいに見えますよね。そのためこの日を特別な日と考えました。
日本では、陰暦(旧暦)8月15日の中秋の名月が、一年のうち一番きれいな満月で特別な日ですよね。

韓国では正月の満月のため『正月大ポルム(정월대보름)』と言う

ポルム(보름)は満月の意味です。正月大ポルムも「名節」です。

2 『正月大満月』はとても大事な日で昔からさまざまなことが行われて来た

この日はまず『五穀飯食べ(오곡밥먹기)』

そして『硬い物嚙み(부럼깨기)』

クルミなどの固いものを噛むとその年はおできができないと言います。

『ねずみの火遊び(쥐불놀이)』

子供たちが畑に火をつけて遊びます。こうすることで、収穫後に栄養分が少なくなった畑がまた野菜がよく育つようになります。焼畑です。

子供たちは『賣暑(매서)』をする

朝早く起きて近所に住む友達のところへ行き友達の名前を呼びます。友達が返事をしたら「俺の夏ばて買ってけ(내 더위 사가라)」と叫びます。そうするとその友達が「夏ばて」を買うことになり、その夏は2倍ばてます。しかし名前を呼ばれたときに先に「俺の夏ばて買ってけ(내 더위 사가라)」と叫べば、名前を呼んだほうが「夏ばて」を買うことになり、その夏2倍ばてます。

『月家燃やし(달집태우기)』

稲わらで月の家を作り、月の出とともに燃やし、豊年を祈ります。

今の全羅道では『地神踏み(지신밟기)』をする

農民が列を作って各家を回り、地の神(鬼神・厄)を踏み潰し、平穏を祈ります。

「正月大満月」の14日後に『厄除けの凧(액막이 연)』をする

厄運を遠くに吹き飛ばすために凧をあげます。凧には、名前や生年月日、そして「送厄迎福(송액영복)」と書きます。

『人間橋踏み(놋다리밟기)』

高麗時代(10世紀~14世紀)に、ソウルから避難してきた王子様とお姫様が川を渡らなければならなくなった時、冷たい川に入れず困っていたお姫様のために、村の人々が川に入り、並んで橋となり、お姫様を川岸に渡したことに由来するものです。

今では「正月大満月」の遊びとなっている

3 正月大満月は、とてもとても大切な名節だった

国民の休日ではありません。

一年の豊作を祈るとともに厄をはらい福を呼ぶ

この役割は日本の節分に近いかもしれません。日本には正月大満月がありませんから、代わりに節分があるのかもしれませんね。

韓国のあちこちで様々な行事が行われる

「正月大満月」の大切さを忘れないようにしましょうということです。

この日は月に願いを祈る

皆さんもぜひ「満月」に願いを叶えてもらってください。

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監修者

監修者の写真

<出身大学>

新丘大学家庭教育学部

<略歴>

ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

監修者の写真

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)

韓国語教室ハングルちゃん代表

<資格>

通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)

<出身大学>

京都大学農学部卒業

<略歴>

東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。