Blog ブログ

Blog

HOME//ブログ//【韓国文化を学びながら単語を覚えよう】考試院をご存じですか?

韓国の暮らし(4)【マンション・家】

【韓国文化を学びながら単語を覚えよう】考試院をご存じですか?

韓国では、「司法試験」のことを「사볍고사(司法考試)」といいます。弁護士(변호사)になるには、司法試験に合格しなければなりませんでした。今は、システムが変わって、ロースクールを卒業すればよくなりましたが、以前は、日本と同じでした。そして、日本と同じで、この司法試験は合格するのがとても難しく、司法浪人生がいっぱいいました。司法浪人生は収入がありませんから、食費や家賃はできるだけ節約しようとします。住むところは、寝ることができれば問題ありません。寝る時間以外は、司法浪人生のための学校にいるか、自習室(読書室と言います)で勉強していますから。そんな司法浪人生のための「寝るだけの部屋」が「考試院(고시원)」です。最近は、ホテルのように高級な考試院(고시원)という意味で「考試テル(고시텔)」という名前の所も多いですが、ソウル市内なら、1か月、30万ウォンから50万ウォンくらいです。田舎へ行けば、もっと安くなります。契約は普通1か月単位ですが、日割りで計算してくれる所もあります。

建物丸ごと考試院(고시원)のところもありますし、
雑居ビルの一部を考試院(고시원)としている所もあります。

このビルは1階がマート(마트、スーパー)ですね。
中はこんな感じです。

狭い廊下(복도)の両側に部屋が並んでいます。壁は薄いので、隣の部屋の音は全部聞こえます。

部屋は本当に狭いです。1畳半くらいでしょうか。ベッドの手前がたんすになっていて、服を入れます。大きな荷物はベッドの下です。テレビや小さな冷蔵庫がある部屋もあります(普通別料金です)。インターネットは、Wi-Fiがあります。台所は共同です。

この台所は、きれいなほうです。冷蔵庫(냉장거)が写っていませんが、共同の大きなのがあります。台所には、塩や砂糖や食用油などは置いてあって、自由に使っていいところが多いですし、中には、炊飯器(밥통)にいつもご飯が炊いてあって、白いご飯は食べ放題のところもあります。
考試院(고시원)は、男性専用のところ、女性専用のところ、階によって男性と女性を分けている所、分けずにごちゃごちゃの所など、さまざまです。最近は、部屋が広い考試院(고시원)、部屋にシャワーがついている考試院(고시원)など、ワンランク上の考試院(고시원)も増えています。
考試院(고시원)ぱ、もともとは司法試験や、その他の試験浪人生のために生まれたものですが、別に試験の準備をしていなくても誰でも入れます。このごろは、ソウルの地価が上がり、ソウルに家が買えないからちょっと離れた郊外に家を買って、お父さんだけ平日(평일)は考試院(고시원)から会社に通い、週末(주말)だけ家に帰る、そんな人も増えているというニュースも見ました。
もちろん外国人でも入れます。外国人だとわかるとみんな親切にしてくれるかもしれませんが、廊下や台所とかで会っても、普通、あいさつはしません。これは、マンションでも同じで、知っている人以外いちいちあいさつしません。日本のマンションで、知らない人がみんなあいさつするので、はじめはびっくりしました。

韓国は、物価がどんどん上がっています。学生なら、大学の寮など、安いところを探すこともできますが、社会人は、安く住む場所を探すのが大変です。それで、お金のない社会人が考試院(고시원)に住み始めました。そして、そんな状況なので、商売上手な人たちが、社会人をねらって、どんどん考試院(고시원)を作りました。それで、ソウルを中心に、大きな都市には、今では、あちこちに考試院(고시원)があります。考試院(고시원)は、作るのが簡単で、それでいて、家賃収入が確実に取れるので、商売(장사)をする側にとっても、おいしい商売と言えます。ですので、考試院(고시원)と言うと、今では、30代から40代を中心に、収入の低い独身の人たち、特に男の人たちが住むところ、そんなイメージになっています。

 

単語のおさらい


고시원〔考試院〕寝るためだけの簡易宿泊所
변호사〔弁護士〕
복도〔複道〕廊下
냉장거〔冷蔵庫〕
밥통 炊飯器     밥がご飯、통が桶、樽
평일〔平日〕
주말〔週末〕
장사    商売

漢字語は〔 〕に漢字を示しています。

 

韓国では、家や部屋を借りる時、月々の家賃は要りません。

目次

【韓国文化を学びながら単語を覚えよう】考試院というのは、寝るためだけの簡易宿泊施設です。

韓国では、「司法試験」のことを「사볍고사(司法考試)」といいます。弁護士になるには、司法試験に合格しなければなりませんでした。今は、システムが変わって、ロースクールを卒業すればよくなりましたが、以前は、日本と同じでした。そして、日本と同じで、この司法試験は合格するのがとても難しく、司法浪人生がいっぱいいました。司法浪人生は収入がありませんから、食費や家賃はできるだけ節約しようとします。住むところは、寝ることができれば問題ありません。そんな司法浪人生のための「寝るだけの部屋」が「고시원(考試院)」のはじまりです。しかし、韓国は、物価がどんどん上がっています。学生なら、大学の寮など、安いところを探すこともできますが、社会人は、安く住む場所を探すのが大変です。それで、お金のない社会人が「고시원(考試院)」に住み始めました。それで、今では、ソウルを中心に、大きな都市には、あちこちに「고시원(考試院)」があります。

ブログ一覧