韓国語講座 7つの変則活用(不規則)総整理
目次
- ○ 1 ㅂ変則
- ・① Ⅱ型[パッチムがある時으が入る語幹接続]の時
- ・② Ⅲ型[아/어]の時
- ・※ ㅂ変則の例外①
- ・※ ㅂ変則の例外②
- ○ 2 ㄷ変則
- ・① Ⅱ型[パッチムがある時으が入る普通形語幹接続]の時
- ・② Ⅲ型[아/어]の時
- ・※ ㄷ変則の例外
- ○ 3 ㅅ変則
- ・① Ⅱ型[パッチムがある時으が入る普通形語幹接続]の時
- ・② Ⅲ型[아/어]の時
- ・※ ㅅ変則の例外
- ・※ ㅅ変則の動詞・形容詞は数が少ないので、そのまま丸ごと覚えてしまいましょう。
- ○ 4 ㅎ変則
- ・➀ Ⅱ型[パッチムがある時으が入る普通形語幹接続]の時
- ・➁ Ⅲ型[아/어]の時
- ・※ ㅎ変則の例外
- ○ 5 으変則
- ・Ⅲ型[아/어]の接続の時
- ○ 6 르変則
- ・Ⅲ型[아/어]の接続の時
- ・※ 르変則の例外
- ○ 7 ㄹ脱落〔ㄹ不規則活用〕
1 ㅂ変則
語幹の最後が、ㅂパッチムの動詞・形容詞が、
Ⅱ型[パッチムがある時으が入る語幹接続]
Ⅲ型[아/어]
の接続で ㅂが우に変わる。
① Ⅱ型[パッチムがある時으が入る語幹接続]の時
例) 춥다 + (으)면 ⇒ 춥 + (으)면 ⇒ 추 + ㅂ + (으)면 ⇒ 추+ 우 +면 ⇒ 추우면
춥다 + (으)니까 ⇒ 추우니따
② Ⅲ型[아/어]の時
例) 춥+어 ⇒ 추 + ㅂ + 어 ⇒ 추 + 우 + 어 ⇒ 추워
추워요(寒いです)、 추워서(寒くて)
※ ㅂ変則の例外①
돕다(助ける)
곱다(さわやかな明るさ持つきれい)
돕다と곱다は、Ⅲ型接続の時、ㅂ が우ではなく 오になる。
例) 돕+아⇒ 도 +ㅂ +아 ⇒ 도+오+아⇒ 도와
돕다 は、도와요(助けます)
곱다 は、고와요(きれいです)
しかし、どちらも言い切りの形で使うことはあまり多くありません。돕다 は、도와주세요(助けてください)の形で使うことが一番多いです。
돕다+ 주세요 ⇒ 도와 주세요
例外はⅢ型の時のみ。Ⅱ型の時は、他のㅂ変則同様、パッチムㅂが우に変わる。
※ ㅂ変則の例外②
語幹の最後のパッチムがㅂでも、変則にならず、規則活用のものもあります。
좁다(狭い)
입다(着る)
잡다(つかむ)等
2 ㄷ変則
語幹の最後が、ㄷパッチムの動詞・形容詞が、
Ⅱ型[パッチムがある時으が入る普通形語幹接続]
Ⅲ型[아/어]
の接続で ㄷがㄹに変わる。
① Ⅱ型[パッチムがある時으が入る普通形語幹接続]の時
例) 듣다 + (으)면 ⇒ 들 + (으)면 ⇒ 들으면
듣다 + (으)니까 ⇒ 들으니따
② Ⅲ型[아/어]の時
例) 듣다+아/어 ⇒ 들 + 어 ⇒ 들어
들어요(聞きます)、 들어서(聞いて)
※ ㄷ変則の例外
語幹の最後のパッチムがㄷでも、変則にならず、規則活用のものもあります。
받다(受け取る、もらう)
닫다(閉める)
믿다(信じる)等
3 ㅅ変則
語幹の最後が、ㅅパッチムの動詞・形容詞が、
Ⅱ型[パッチムがある時으が入る普通形語幹接続]
Ⅲ型[아/어]
の接続で ㅅが脱落する。
① Ⅱ型[パッチムがある時으が入る普通形語幹接続]の時
例) 낫다 + (으)면 ⇒ 나 + 으면 ⇒ 나으면
語幹のㅅが脱落した나 は、パッチムはありませんが、 (으)면の 으は残って、나으면となります。
※ 낫다 (治る、まだいい、ましだ)
② Ⅲ型[아/어]の時
例) 낫다+아/어 ⇒ 나 + 아 ⇒ 나아
나아요(治ります)
※ ㅅ変則の例外
語幹の最後のパッチムがㅅでも、変則にならず、規則活用のものもあります。
웃다(笑う)
벗다(脱ぐ)
씻다(洗う)等
※ ㅅ変則の動詞・形容詞は数が少ないので、そのまま丸ごと覚えてしまいましょう。
낫다 (病気が)治る、ましだ
짓다 (家を)建てる
젓다 かき混ぜる
붓다 腫れる、注ぐ
긋다 (線を)引く
中級レベルまでは、このいつつを覚えておけば大丈夫です。
4 ㅎ変則
語幹の最後が、ㅎパッチムの形容詞が、
Ⅱ型[パッチムがある時으が入る普通形語幹接続]
Ⅲ型[아/어]
の接続で ㅎが脱落する。
➀ Ⅱ型[パッチムがある時으が入る普通形語幹接続]の時
例) 그렇다 + (으)면 ⇒ 그러 + 으면 ⇒ 그러면
※ 그렇다(そうだ)
➁ Ⅲ型[아/어]の時
ㅎが脱落し、更に 아/어 は 애 に、야/여 は 얘 に変わる。
例) 그렇다+아/어 ⇒ 그러 + 아/어 ⇒ 그러 ⇒ 그래
그래요(そうです)
하얗다+아/어 ⇒ 하야 + 아/어 ⇒ 하야 ⇒ 하얘
하얘요(白いです)
※ 하얗다(白い)
※ ㅎ変則の例外
좋다(いい)
は規則活用です。また、
놓다(置く)
넣다(入れる)
닿다(触れる、届く)等、動詞は全て規則活用です。
5 으変則
語幹が으で終わる動詞や形容詞が、
Ⅲ型[아/어]の接続の時、
으 の母音 ㅡ が脱落し、その前の文字の母音によって아/어を接続する。
Ⅲ型[아/어]の接続の時
例) 바쁘다+아/어 ⇒ 바ㅃ + 아/어 ⇒ 바빠
바빠요(忙しいです)
쓰다 +아/어 ⇒ ㅆ + 아/어 ⇒ 써〔母音으が語頭にある場合は어をつける〕
써요(使います、書きます)
※ 바쁘다(忙しい)、쓰다(使う、書く)
6 르変則
語幹が르で終わる動詞や形容詞が、
Ⅲ型[아/어]の接続の時、
르 の母音 ㅡ が脱落し、その前の文字に パッチム ㄹ が入る。
Ⅲ型[아/어]の接続の時
例) 모르다+아/어 ⇒ 몰ㄹ + 아/어 ⇒ 몰라
몰라요(わかりません)
부르다+아/어 ⇒ 불ㄹ + 아/어 ⇒ 불러
불러요(呼びます、歌います)
※ 모르다(わからない)、부르다(呼ぶ、歌う)
※ 르変則の例外
따르다(注ぐ)
들르다(立ち寄る)
は、으変則です。
例) 따라요(注ぎます)、들러요(立ち寄ります)
7 ㄹ脱落〔ㄹ不規則活用〕
ㄹ脱落〔ㄹ不規則活用〕は、6つの不規則活用とは、ちょっと違うので、別にまとめました。