Blog ブログ

Blog

HOME//ブログ//国民みんながパパラッチです

韓国の暮らし【車・乗り物】

国民みんながパパラッチです

韓国では、交通違反をした車を、携帯の動画や블랙박스(ブラックボックス・ドライブレコーダー)で撮影して、それを警察に提出しすることで交通違反が認められると、交通違反をした車の運転手は、違反点数が課され罰金を払わされます。

例えば、あおり運転をされた時も、ドライブレコーダーで撮影した映像を提出することで、ほぼ間違いなく、違反した運転手は罰せられます。

この制度を공익신고(公益申告)と言います。2018年にスタートし、昨年、2021年には、年間300万件の申告があり、そのうちの52%が違反と認められ、罰金が命じられました。

違反の認定率が低いのは、運転中の携帯電話操作などが、公益申告の対象に入っていなかったからです。対象外の違反を撮影した動画が多かったのですが、しかし、2022年より、今まで入っていなかった違反が更に追加されたことで、今後は、申告されれば98%程度、罰金を命じることが可能になったそうです。

この公益申告の効果は大きいです。この夏、韓国で、3年ぶりに車を運転して実感しました。以前はよく見た、めちゃくちゃな運転をする人が、ほとんどいなくなっていました。ウインカーを出さない車もあることはありますが、ほとんどの車がちゃんと出しますし、無理な車線変更もほとんどありませんでした。スピード違反も少ないと感じました。また、今までは、後ろから救急車や消防車が来ても、道を譲ることがほとんどなかったのですが、救急車にクラクションを鳴らされながらも、皆、道を譲っていました。道を譲らないで走っている様子を救急車のドライブレコーダーで撮影されて、それを警察に提出されたら大変ですから。

これまでテレビで「救急車を先に通すのが先進国だ」ということは何度も放送していましたが、国民の意識は、なかなか変わりませんでした。


韓国では、救急車(구굽차)と言わず、一般的に、Ambulance(앰블런스)と言います。

子どものおもちゃとしては、それなりに人気があります。

緑の앰블런스(Ambulance)は、民間앰블런스(Ambulance)と言って、病院などが所有しているものです。しかし、韓国の民間앰블런스(Ambulance)は、救急ではないのにサイレンをならして走り、信号無視をしたり、Uターン禁止場所でのUターンなども多く、時々、警察が取締りを行っています。

そんな不法運転の民間救急車が多いことも、韓国人が救急車に道を譲らない理由のひとつかもしれません。それが、公益申告の制度ができたことで、皆、救急車や消防車に道を譲るようになりました。効果は絶大です。

ちなみに、韓国では、ほぼ100%の車に、블랙박스(ブラックボックス・ドライブレコーダー)がついています。国民すべてをパパラッチにすることで、やっと交通マナーを確立させました。

ブログ一覧