韓国では、1人用アカスリ店が人気です。
韓国ではコロナ予防のための規制がほとんどなくなり、飲食店などはお客さんが戻りはじめていますが、『大衆浴場(대중목욕탕)』は、いまだに、まったく戻らないそうです。そのため、次々と廃業しています。
チムジルバン(찜질방)も経営が苦しいのは同じで、大量の廃業、休業が出ています。代わりに人気となっているのが『1人アカスリショップ(1 인세신샵・1人洗身shop)』です。文字通り、1人で行ってアカスリしてもらって帰ります。アカスリをしてくれる人以外とは誰とも接することはありません。
ひとり用の浴槽に10分くらいつかって体を温めてからアカスリをしてもらいます。
韓国人は、時々アカスリをしてもらわないと体がかゆくなります。『大衆浴場(대중목욕탕)』には行きたくないけどアカスリはしてほしい、という人、特に女性がたくさんいます。そんな女性たちに、とても人気となっています。
お値段ですが、例えば、最近あちこちにできてる『1人アカスリショップ ギョル(1인 세신샵 결)』だと、基本のアカスリコースが50分で42000ウォン、そこに、スチームと全身オイルがついた100分コースが88000ウォンです。
今度の韓国旅行に、いかがでしょうか?
アカスリしてもらうところは、ひとつの店舗に何か所かあるので、友人同士で行って、同じ時間に隣の部屋で一緒にやってもらうこともできます。ただし、行く時は予約をしてから行くことをお勧めします。
アカスリがメインの人には、『1人アカスリショップ(1 인세신샵)』が人気ですが、子連れの家族には温泉施設のあるホテルが人気です。日帰りでも宿泊でも可能です。家族風呂があるので、そこで、家族一緒にのんびりします。
例えば、京畿道(경기도)の ウォルムン温泉(월문온천)にあるホテル、普通のホテルです。
部屋のお風呂が温泉です。
家族風呂と言っても、浴槽は普通の浴槽です。でもお湯は温泉です。ここも、今、週末は予約が入らないほどだ人気だそうです。新型コロナウィルスの影響で、韓国の沐浴文化(목욕문화)が、今、大きく変わりつつあります。
アカスリのことを、10年くらい前から洗身(세신)と言うようになりました。若い人たちには、この名前、定着しているようです。でも、私には、まだ違和感あるんですよね。歳を取ったからなのかもしれません。
アカスリのことを「洗身」と言うことになりました。