韓国のインスタントラーメン事情、人気ベスト5を、韓国人視点で紹介します。

目次
- ○ 1 今、世界中でインスタントラーメンの消費量が増えているそうです。
- ・1人当たりにすると、韓国が世界一になります。
- ・韓国では、特に若い人たちが、たくさんラーメンを食べます。
- ・国民の80%近くが、インスタントラーメンは、体に良くないということを知っています。
- ○ 2 人気のインスタントラーメン、ベスト5です。
- ・1位 辛ラーメン(신라면)
- ・2位 チャパゲッティ(짜파게티)
- ・3位 アンソンタンミョン(안성탕면)
- ・4位 ジンラーミョン(진라면)
- ・5位 バルトビビンミョン(팔도비빔면)
- ・ベスト5のラーメンは、全て、90年代には存在し、そのころから人気のあったものです。
1 今、世界中でインスタントラーメンの消費量が増えているそうです。
世界ラーメン協会の2020年の資料によると、販売総数は1165億袋で、前年比9.5%の増加だそうです。国別では、人口の多い中国(香港を含む)が断トツです。
2位インドネシア、3位ベトナム、4位インドで、5位が日本です。しかし、
1人当たりにすると、韓国が世界一になります。
1位が韓国、2位がベトナム、3位がネパールです。そして、このあと、4位にタイ、5位マレーシア、6位日本と、アジアの国が続きます。日本は、年間一人当たり47.7食です。1位の韓国が飛び抜けていて、2位以下は接近しています。
ベトナムでは、インスタントラーメンの消費量が急増しているそうです。ベトナムのインスタントラーメン、人気の会社の1位2位は、日本と韓国の会社です。日本はエースコックが頑張ってるそうです。
日本の一人当たりのインスタントラーメン消費量が韓国より少ないのは、日本の場合、本当にラーメンの好きな人は、街中の中華ラーメン屋さんで食べますし、インスタンではない中華麺もありますから、それをプラスすると、韓国と同じくらいになるようです。韓国では、ラーメンと言えば、インスタントラーメンで、日本のように、中華ラーメン屋さんは、ほとんどありません。
韓国では、特に若い人たちが、たくさんラーメンを食べます。
10代、20代では、1か月の間に、ラーメンを1度も食べていない人の割合は、10%以下になります。ほとんどの人が、少なくとも1度以上、食べています。赤ちゃんからお年寄りまでの平均が、2週間で3袋です。
国民の80%近くが、インスタントラーメンは、体に良くないということを知っています。
しかし、簡単に食べられるし、おいしいし、健康に良くないとは思いつつ、ついついラーメンを食べてしまいます。
2 人気のインスタントラーメン、ベスト5です。
毎年、たくさんの新製品が出ていますが、ここでは、人気のラーメンをご紹介します。
インスタントラーメンの売り上げベスト5です。
1位 辛ラーメン(신라면)
不動の1位を続けています。辛ラーメンは、世界のどこへ行っても売っているくらいの、韓国代表ラーメンです。
2位 チャパゲッティ(짜파게티)
チャパゲッティ(짜파게티)という名前は「 チャジャン麺(짜장면)」+「スパゲッティ( 스파게티)」です。まったく辛くないので、子供たちに人気があります。
3位 アンソンタンミョン(안성탕면)
これも昔からあります。昔は、辛ラーメンより値段が安かったので、節約派の大学生たちに人気がありました。随分前の話ですが。
今は辛ラーメンより高かったりもするので、値段の設定がよくわかりません。
4位 ジンラーミョン(진라면)
上位のみっつは、農心(농심)のラーメンですが、4位にオットゥギ(오뚜기)が入ります。辛い味(매운맛)と辛くないまろやか味(순한맛)があり、まろやか味は子供たちに人気があります。
5位 バルトビビンミョン(팔도비빔면)
パルト(팔도)は会社名です。今はパルトですが、元々は「韓国ヤクルト」から季節限定品として発売されました。その後、『国民ビビンミョン』 と言われるくらいの人気となり、今も、ビビンミョンと言えば、バルトビビンミョンです。
1位から5位を見ると、やはり、昔からある物が人気も根強いです。
ベスト5のラーメンは、全て、90年代には存在し、そのころから人気のあったものです。
袋のデザインも、ほとんど昔のままです。