釜山の広安里海水浴場と観光開発
釜山の観光地のひとつに、
広安里(クァンアンリ)海水浴場(광안리해수역장)と
その沖合いを通る広安里(クァンアンリ)大橋(광안리대교)があります。
ここは、昔も今も、夏には多くの海水浴客で賑わうところです。

Dが広安里(クァンアンリ)海水浴場(광안리해수역장)
Eが広安里(クァンアンリ)大橋(광안리대교)です。
Aが釜山駅、Bが海雲台(ヘウンデ)(해운대)ですから、
釜山の中心部と海雲台(ヘウンデ)の間になります。
以前は、海岸の砂浜のすぐそばに狭い道があって、
その道沿いにカフェの入ったビルが立ち並んでいました。
ビルは、3階建てとか4階建てとかだったと思います。
道路が狭いので、車はのろのろ走るしかありませんでした。
そもそも、走りにくいので、車は、あんまり入ってきませんでしたけど。
カフェの窓側に座れば、視界を遮るものは何もなく、
きれいな砂浜と海が見えました。
そんなカフェに女性だけのグループが座っていれば、
必ず(?)男性グループから声がかかるような、素朴な(?)ところでした。
1990年代のことですから、今の若い人たちは、知らない話です。
でも、観光開発に力を入れる釜山市は、それらのカフェを立ち退かせ、
広い道路を作りました。

きれいだし、歩きやすいんですけど・・
黄色いシャツを着ている人が歩いているあたりに、
「カフェビル」がず~と並んでいました。
そして、海岸の沖のほうに、立派な橋を作りました。
ここは島ではないんだから、
こんなところにわざわざ道路を作らなくてもいいと思うのですが、
付近の渋滞解消と、観光目的も兼ねて、海を渡る橋を作りました。

今は名所になっています。

夜はライトアップします。
広安里(クァンアンリ)大橋は、海の上の道路なので、景色がいいらしく、
「釜山シティーツアー」のバスもここを通ります。
日本のガイドブックにも載っていますよね。
そして「ソウルには、こんな、海を渡る橋はないだろう」と、
釜山の人たちの自慢の種になっています。
渋滞解消目的を達成し、また、観光開発としても大成功です。
でも、韓国の国内的にはいいとしても、
これで、海外の観光客は本当に喜ぶのかなと疑問です。
日本の人にとって、わざわざ訪れる価値のあるものなのでしょうか?
このくらいは、韓国以外でも、お金をかければ、どこでもできます。
今、世界はどんどんお金持ちになっています。
これから本当に価値があるのは、
お金では買えないものではないでしょうか。
例えば、
スイスのような自然、
イタリアのような文化遺産、
ハワイのような気候や文化、
そういうものを「持っているかどうか」だと思うんです。
そういう意味では、韓国は「持っていない」から、
とにかくお金をかけて、観光資源を作り出すしかないのかもしれません。
でも、日本は「持っている」国ですよね。
文化遺産も自然遺産もたくさんあります。
うらやましいです。
でも、東京にいると、「これ」という象徴的なものがありません。
京都や大阪と比べて、歴史が短いからだと思います。
スカイツリーがありますが、
スカイサリーは、外国人がわざわざ見に行くものではありません。
観光目的で作ったわけではないですけど…
今は、中国とか、他の国が、どんどん高いものを作ります。
お金さえあれば、いくらでも作れますから。
それより、時々話が出る「江戸城」再建のほうが意味があると私は思います。
日本発のニュースが江戸城を背景に世界に流れたら、
これはすごい宣伝効果があります。
「東京に行ってみたい」「日本に行ってみたい」と思う人が増えるはずです。
日本が本当に「観光立国」を目指すなら、
江戸城再建からだと、外国人の目には映るのですが、
日本人は、日本が「持っている」ものに気がついていないみたいですね。
京都の金閣寺だって、一度火災で消失したものを再建しています。
江戸城が、コンクリートでの再建では、ちょっと寂しいですが、
昔と同じように、木造で再建すれば、素晴らしいのではと思いますが。
広安里(クァンアンリ)海水浴場(광안리해수역장)と
その沖合いを通る広安里(クァンアンリ)大橋(광안리대교)があります。
ここは、昔も今も、夏には多くの海水浴客で賑わうところです。

Dが広安里(クァンアンリ)海水浴場(광안리해수역장)
Eが広安里(クァンアンリ)大橋(광안리대교)です。
Aが釜山駅、Bが海雲台(ヘウンデ)(해운대)ですから、
釜山の中心部と海雲台(ヘウンデ)の間になります。
以前は、海岸の砂浜のすぐそばに狭い道があって、
その道沿いにカフェの入ったビルが立ち並んでいました。
ビルは、3階建てとか4階建てとかだったと思います。
道路が狭いので、車はのろのろ走るしかありませんでした。
そもそも、走りにくいので、車は、あんまり入ってきませんでしたけど。
カフェの窓側に座れば、視界を遮るものは何もなく、
きれいな砂浜と海が見えました。
そんなカフェに女性だけのグループが座っていれば、
必ず(?)男性グループから声がかかるような、素朴な(?)ところでした。
1990年代のことですから、今の若い人たちは、知らない話です。
でも、観光開発に力を入れる釜山市は、それらのカフェを立ち退かせ、
広い道路を作りました。

きれいだし、歩きやすいんですけど・・
黄色いシャツを着ている人が歩いているあたりに、
「カフェビル」がず~と並んでいました。
そして、海岸の沖のほうに、立派な橋を作りました。
ここは島ではないんだから、
こんなところにわざわざ道路を作らなくてもいいと思うのですが、
付近の渋滞解消と、観光目的も兼ねて、海を渡る橋を作りました。

今は名所になっています。

夜はライトアップします。
広安里(クァンアンリ)大橋は、海の上の道路なので、景色がいいらしく、
「釜山シティーツアー」のバスもここを通ります。
日本のガイドブックにも載っていますよね。
そして「ソウルには、こんな、海を渡る橋はないだろう」と、
釜山の人たちの自慢の種になっています。
渋滞解消目的を達成し、また、観光開発としても大成功です。
でも、韓国の国内的にはいいとしても、
これで、海外の観光客は本当に喜ぶのかなと疑問です。
日本の人にとって、わざわざ訪れる価値のあるものなのでしょうか?
このくらいは、韓国以外でも、お金をかければ、どこでもできます。
今、世界はどんどんお金持ちになっています。
これから本当に価値があるのは、
お金では買えないものではないでしょうか。
例えば、
スイスのような自然、
イタリアのような文化遺産、
ハワイのような気候や文化、
そういうものを「持っているかどうか」だと思うんです。
そういう意味では、韓国は「持っていない」から、
とにかくお金をかけて、観光資源を作り出すしかないのかもしれません。
でも、日本は「持っている」国ですよね。
文化遺産も自然遺産もたくさんあります。
うらやましいです。
でも、東京にいると、「これ」という象徴的なものがありません。
京都や大阪と比べて、歴史が短いからだと思います。
スカイツリーがありますが、
スカイサリーは、外国人がわざわざ見に行くものではありません。
観光目的で作ったわけではないですけど…
今は、中国とか、他の国が、どんどん高いものを作ります。
お金さえあれば、いくらでも作れますから。
それより、時々話が出る「江戸城」再建のほうが意味があると私は思います。
日本発のニュースが江戸城を背景に世界に流れたら、
これはすごい宣伝効果があります。
「東京に行ってみたい」「日本に行ってみたい」と思う人が増えるはずです。
日本が本当に「観光立国」を目指すなら、
江戸城再建からだと、外国人の目には映るのですが、
日本人は、日本が「持っている」ものに気がついていないみたいですね。
京都の金閣寺だって、一度火災で消失したものを再建しています。
江戸城が、コンクリートでの再建では、ちょっと寂しいですが、
昔と同じように、木造で再建すれば、素晴らしいのではと思いますが。