第1課 アンニョンハセヨ 【あいさつ言葉】
あいさつ言葉
1 おはようございます、こんにちは、こんばんは
人に会った時のあいさつは、朝でも昼でも夜でも、안녕하세요
안녕は、「安寧」という漢字の言葉です。
※ 発音の規則
ㅎ(h)は、語のはじめに来た時は、hの発音ですが、
語の中間に来た時は、hの音が、ほとんど消えます。
ですので、안녕하세요 の発音は、 안녕아세요
のようになります。
2 さようなら
そこから去る人に 안녕히 가세요
その場に留まる人に 안녕히 계세요
※ 発音の規則
ㅎ(h)は、語のはじめに来た時は、hの発音ですが、
語の中間に来た時は、hの音が、ほとんど消えます
안녕히 가세요 ⇒ [안녕이 가세요]
안녕히 계세요 ⇒ [안녕이 계세요]
日本語では、「そこから去る人に対して」と
「その場に留まる人に対して」を区別をしませんが、
韓国語では区別をしますので、何度も練習して、慣れてください。
가세요 と 계세요、よく似ていますが、
가 は、「行く」 (가다)の語幹、 세요が「~てください」で、
가세요は、「行ってください」「お行きください」
계시다 が、「(その場に)いらっしゃる」 、세요が「~ください」で、
계세요は、「(その場に) いらっしゃってください」という意味です。
3 ありがとうございます
감사합니다
감사 の発音が、カムサとならないように、気をつけてください。
감사は「感謝」という漢字の言葉です。
※ 発音の注意
합 と、パッチム ㅂ(p) の発音のあとに、 니다 を発音する
합 니다 は、発音しにくいので、 ㅂ(p) を口をつぐむだけにして、
함니다 と発音します。
※ 発音の規則
ㅂ(p)に続く子音が、ㄴ(n)、ㄹ(L)、ㅁ(m)の時、
ㅂ(p)は、ㅁ(m)の音で発音する。
例) 합니다 ⇒[함니다]
この発音の規則を丸覚えする必要はありません。
単語が出て来た時に、発音もいっしょに覚えてください。
発音が変化するのは、発音しやすくするためです。
発音が、しやすく変わっていることを、確認してください。
4 どういたしまして
천만에요
천만は「千万」という漢字の言葉です。
※ 発音の規則
パッチムに続く子音が、無音の子音の時、
無音の子音のすぐ前のパッチムが、無音の子音の位置に入り込む。
例) 천만에요 ⇒[천마네요]
日本語では、「ありがとう」に対しては、
本来、「どういたしまして」ですが、
実際には、「どういたしまして」と言わず、
簡単に「いいえ、いいえ」「大丈夫です」等と、
言うことが多いです。
これは、韓国語でも同じで、천만에요 と言わずに、
簡単に 아니에요(いいえ、いいえ)等ということが、
実際には多いです。
5 すみません(すいません)
죄송합니다
죄 の 외 の音、 송 の ㅇ(ng) の音、
しっかり発音できるように練習してください。
※ 日本語の「すみません(すいません)」には、
大きく、みっつの意味があります。
1 謝罪、謝る時
2 人に呼びかける時
3 簡単にお礼を言う時
しかし、韓国語の 죄송합니다 は、1の「謝罪、謝る」意味だけです。
6 かまいません、大丈夫です
괜찮아요
괜は ㅙ です。発音、スペル、どちらも正確に覚えてください。
※ 二重パッチム
ひとつの文字にパッチムがふたつある時「二重パッチム」と言います。
パッチムは、ふたつのうち、ひとつだけ読みます。
どちらを読むかは、パッチムの組み合わせで決まっています。
ㄴ(n) と ㅎ(h) の組み合わせでは、ㄴ(n) を読みます。
※ 発音の規則
パッチムに続く子音が無音の時、パッチムは子音の位置に入り込む。
괜찮아요 ⇒ [괜차나요]
7 お疲れ様でした
수고하셨습니다
셨 のパッチム ㅆ は、 ㄷ(t)型のパッチムで、
また、続く子音が ㅅ(s) です。
※ 発音の規則
パッチムと、パッチムに続く子音、
どちらも濃音のある音[ㄱ(k) ㄷ(t) ㅂ(p) ㅅ(s) ㅈ(j)]
の時、子音の音は、濃音に変わる。
例) 하셨습니다 ⇒[하셛씀니다]
8 おめでとうございます
축하합니다 [추카함니다]
축하 は、「祝賀」という漢字の言葉です。
※ 発音の規則
パッチムに激音のある子音[ㄱ(k) ㄷ(t) ㅂ(p) ㅈ(j)]
続く子音がㅎ(h) の時、パッチムと子音が合わさって激音になる。
例) 축하합니다 ⇒[추카함니다]
激音のところで学習した規則です。
ㄱ + ㅎ⇒ ㅋ
ㄷ + ㅎ⇒ ㅌ
ㅂ + ㅎ⇒ ㅍ
ㅈ + ㅎ⇒ ㅊ
発音の規則は、たくさんあります。
「発音変化の規則のまとめ」がありますので、
ある程度、学習が進んだところで、見てください。
はじめのうちは、単語を覚える時に、発音も丸覚えで、
そのまま覚えながら、感覚を身につけて行ってください。